治りにくいパニック障害への対処特徴

臨床心理士の鈴木です。

パニック障害でなかなか治りにくい方がやっている対処特徴についてのお話です。
私の主観がかなりはいってはいますが・・・。

・気をそらそうと必死になっている人
・ガムやフリスク、アメを口に入れて不安場面に行っている人
・不安を振り払うのことばかり考えている人
・電車に乗るのが怖い人が「怖くなったら途中の駅で電車を降りればよい」と考えて、乗る人
・安定剤がお守り代わりになってる人

特に上記の例では自分で不安を克服しようとして、失敗している方によくあります。
不安への対処ばかり考えているため、逆に不安にとらわれているのです。
また中途半端な認知行動療法を受けている人にもよく見られます。

こんな例も長引くパターンです
・歪んだ親子関係が原因だと考えている人
・ストレスが原因と考えて、ストレスがかからないように様々な場面を回避している人
・歪んだ考え(マイナス思考)が治らないうちは、不安場面にいけないと思っている人

「本当の原因」探しをすると、誰かを悪者にすることにしかならないので、うまくいきません。
まして親子関係がパニック障害の原因という根拠はありません。
「本当の原因」探しをしなくても、治療はできます。
また「歪んだ考え」ばかりに焦点をあてるような「認知行動療法」を受けている人にもよくあります。

パニック障害でお悩みの方、治療中の方、当てはまっていませんか?

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