「 2015年08月 」一覧

いつまで「自分をもつ」なんて無理なことを目指しますか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人の意見に左右されず自分を持つ。
自信がないって人にとっては、飛びつきたくなる言葉です。

しかしですね。
人の意見に左右されないなんて無理な話なんですよ。

自信をもってそうに見える人が、人の意見に左右されないわけではありません。
思いっきり影響を受けています。

「これは自分の考えだ」って思っていることだって、オリジナルなものではないことがほとんどです。
ニュース、好きな人、嫌いな人、環境、体調。
いろんなものに影響を受けます。

「もっと自分をもった方が良いよ」と言われて「どうしたら自分を持てるのか」って考えている時点ですでに影響を受けてますよね。

「自分を持つ方法」をネットで調べたり、本を買ったりしているのも同じ。
人の意見が満載です。

「自分を持てないのは親の目を気にして育ったからだ。自信がないのはそのせいだ」って理論が好きな人が多いのですが、ネットや本で仕入れた他人の意見から影響うけましたよね。

情報が入ってくれば、無意識に影響を受けるんです。
人の意見に左右されないって無理な話。
それに「自分をもてない」の良いところもあるんです。「人の意見をきける」ってことになりますし。
別に左右されるのが悪いわけじゃないです。
人の影響されて、良い方向に行けばそれでよいので。

でもなんか「自分をもてない」ことで困っているわけですよね。
こういう時は「自分をもっていない」ことでどんなことが困っているか?を具体的に考えていくと良いです。
具体的に考える手段はこちらの記事を参考にしてください。

解決の糸口のつかみ方 問題が起こったら最初にやるべきこととは

自信がもてないで困っていることってなんだろう?って考えてみましょう。
そうすると糸口が見えてきます。

「友人から嫌われるのでは?と思って、自分の意見が言えない」ってことが具体的な問題ならば、どうすれば自分の意見が言えるか?ってことになりますよね。
こうなると解決のゴールが見えてきます。
簡単かどうかはともかく。

「自分をもつ」「自信をもつ」が人生の目的みたいになっている人は気をつけましょうね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


赤面で困っている人がやってしまうクセ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人前で話す時に赤面するのが怖い。
そんな人は、考え方や行動の仕方にクセがあるんですよね。
どんなクセかってわかります?
わからないって人は、以下の3つの質問を自分に問いかけてください。

①本当に赤面しているのか?

「なぜ赤面していると思う?」と聞くとよくある答えはこちら。
・以前赤面を指摘されたことがあった
・顔が熱いから赤面しているハズ

以前指摘されたからといって、いつも赤面しているとは限りませんよね。
あと顔が熱いことが赤面の証拠にしている人がいますが、そうとは限りません。
自分の経験や感覚に頼りすぎてしまっているクセがあるんですよ。
客観的に自分をみると良いですね。
赤面しているなぁって場面をスマホで撮影しちゃうとわかりやすいかも。

②本当に他人は気づいているのか?

赤面はしていることは本当だった。
ではそれに他人が気づいているって証拠はあります?
赤面している人って、あまり他人を見ていません。
自分の赤面を隠すのに必死になっているので、見られないんです。
だから本当に他人は赤面に注目しているか、周りを見てみましょう。
自分を見ている人がどれくらいいるでしょうか?
見ていたとして赤面に気づいている証拠はなんでしょうか?
自分を見ている=赤面を見ている、とは限りません。
意外に証拠は少ないものです。

③本当に他人は赤面をバカにしているのか?

赤面は本当。しかも確認したら他人も自分の赤面に気づいていることがわかった。
しかし、他人が赤面をバカにしているのは本当でしょうか?
他人の心の中を自分で勝手に予測していませんか?
よくあるのは「自分が赤面を気にしているのだから、他人も気にしているだろう」ってクセ。
自分が興味があることが他人は興味がないこともあるってことありますよね。
本当は赤面していること自体が他人にとって関心のないことである可能性ってたくさんあります。

基本的に赤面で困っている人は自分の作った恐怖の世界で苦しんでいます。
その恐怖はほとんどが事実ではなく、ある意味妄想の世界なんです。
自分の考え方と行動のクセに気づいて不安を克服する練習をすることで、妄想の世界から抜け出しやすくなりますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


解決の糸口のつかみ方 問題が起こったら最初にやるべきこととは?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

悩んだ時は問題を具体的に考える。
これ、とっても大事なことです。
悩んだ時に「何から手をつけていいかわらかない!」ってパニックになりがちな人は具体的に考えていくことで解決への糸口がみつかります。

うつで何が困っているのか?と問いかける

例えば「孤独」って悩みを抱えている人。
孤独をなんとかしよう、って思ってもこのままでうまくいきません。
何から手をつけていってよいかわからない。

こういう時は「孤独ってどういう問題?」って具体的に考えていきます。
孤独っていっても人それぞれ問題になっていることが違います。

・引っ越して知人がいなくて孤独
・知人はたくさんいるけれど、人と接するのが苦手で孤独
・友人はいるけれど、自分の悩みを話せる人がいなくて孤独
・寝る前ボーっとしている時に孤独感が出てきて困っている

問題が違えば対処方法も違ってくるのはわかりますよね。

「うつで困ってるんです」って人もそう。
「うつ」ってのは症状の集まりなので、具体的に考えないと対処法なんて見えてきません。
「うつ」で日常生活がどのように困っているか?を考えると良いです。

・やる気が出ず、自宅にこもり、さらに嫌なことばかり考える
・寝つきが悪く、寝ても途中で目覚める
・ゴロゴロしていると家族に怒られてさらに落ち込む
・休みの日でも仕事のことが頭から離れない

具体的に考えていかないと、何をすればよいかなんてわかりません。
なんとな~く「プラス思考に考えなきゃ」とか、「うつに良い食べ物たべなきゃ」とか、的外れな対策になります。

問題を具体的にするための4つの質問

具体的に考えるヒントは問題に対して「日常生活でどう困るか」「いつ困るか」「どこで困るか」「困りごとは誰と関係しているか」を問いかけてみることです。

・生活の中でどんな風に困ってます?

例 うつ→やる気が出ず、家事がすすまない

・いつ困りやすいですか?
例 寝る前になると嫌なことを考える

・どこで困りやすいですか?
例 休みの日に自宅にいると、嫌なことばかり考える

・困りごとは誰かと関係していますか?
例 自宅でゴロゴロしていると、夫から文句をいわれる

こんな風に考えると、単に「うつだ」ってより、「寝る前に嫌なこと考えがちだから、こういうことしてみよう」とか、どのあたりに取り組んでいけばよいか糸口が見えてきますよね。

悩んだら困りごとを具体的に考える。
まずはそこから手をつけましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


ついにできた!西浦和に貴重なお店

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ついにできました。
西浦和にインドカレー屋さん。

先月できたばかり。
わかる人にはわかると思いますが・・・貴重です。

西浦和にお店ができると、と~ってもうれしい。

「ニムタ 西浦和駅前店」
埼玉県さいたま市桜区田島5-10-20
IMG_0905.jpg

インドカレー屋さんです。
駅の改札を出てすぐのガード下にあります。

続いてほしいですねー。
今のところいつのぞいてもお客さんが入っていますね。

いわゆるインドカレーのお店。
インド人?っぽい人が店員でたくさん。

先日食べたのですが、フツウにおいしいですよ。

IMG_0903.jpg

クーポンもっていかなかったのですが、ドリンクサービスしてもらいました。
こういうサービスって、印象をよくする心理的効果があるんですよ。
カレー食べたくなったらまた行こう。

うちのクリニックの最寄は西浦和です。
小さな駅なので「この辺、何か食べるとこありますか?」って聞かれることも。
確かに、小さな駅なのでクリニックの帰りにどっかで食事しようと思っても、探せない人もいるでしょう。

西浦和駅を利用される方は一度行ってみては?

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


一人でできる加害強迫を治す方法 3つのステップ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

道を歩いて「今誰か転ばせたのでは?」と不安で振り返り確認。
強迫性障害でよくある加害・確認強迫です。

対処法は確認せずに、怖いところを歩くこと。
頭の中で「大丈夫。何も音がしていない」と安心させるのは逆効果。
「誰かを転ばせてケガをさせた」「不安なことは起こってから考える」と不安を強くさせて慣れていくと良いです。。

では具体的にはどんな風にやっていけばよいのか?
「確認しなきゃいい」ってわけじゃないです。
どんどん不安なことを自らやっていくのがコツ。

簡単に自分で組み立てられる3つの手順をご紹介。

加害強迫が良くなる3つのステップ

①自分がどんな場所、人、状況が怖いかをリストアップしてみましょう。

・高齢者や子どもがいるショッピングセンター
・駅のホーム
・階段
・混んでいる場所

②今までどんな対処をしていたか振り返ってみましょう

・避ける
・ぶつからないように大きなバッグを持ち歩かない
・端を歩く

③ ①の状況で②と逆のことをやってみましょう
・子どもがいそうなショッピングセンターに行き、大きなバッグをもって歩く
・狭くて混んでいる道真ん中を大きく腕をふって歩く
・駅のホームで人がいる後ろを歩く

③は②をやらなければ、逆じゃなくても怖いことであればなんでもOKです。

「そんなの怖くてできない」って人は、まず出来るところからやっていきましょう。
混んでいるショッピングセンターで子どもがいるところが怖くてハードルが高いならば、
・子どもが少ないところを歩く
・大人ばかりだけで混んでいる道を歩く
・すいている道の真ん中を歩く
と、条件をゆるくしてハードルを下げるとやりやすいです。

これを頻繁にやることで怖さが薄らいできて、強迫性障害良くなっていきます。
一ヶ月に1~2回練習しただけでは良くなるスピードはかなり遅くなります。
何度でもやりましょう。
やればやるほど良くなってきます。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


不安が強い人に共通する行動パターン ネットを見ると不安になる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

不安が強い人がよくやっていること。
それはネットで症状や対処法を調べる時間がやたらと長いこと。

だいたい調べれば調べるほど不安は強くなります。
ネットにはりついている時間って結局自分が不安に思っていることばかり考えてしまうので。

不安を軽くしようと調べているハズなのに、一日中不安にさせる要因になっているのです。

確かに治療法とか病気の知識を得ることは大事です。
しかし、それに長時間費やすのは問題。
ある程度ネットで調べたら、見ない方が良いものです。
特にネットをみたあと「自分はあの病気なのではないか?」とか「こんな怖いことが起こるんだ」とか、考えて不安になっている人は。

同じようなことが本にも言えます。
自己啓発本や心理学の本ばかり見ている人って、「気づきはあった!」って思っても、本の内容を「継続」して「実行」することが少ないので、さらにいろんな本を読みます。
結局本を見ている時間が増えて、楽しい時間が減ってきます。

ネットで不安になる人がやると良いこと

不安にとらわれたくなかったら、不安を抱えつつ日常生活を送っていくことが大事です。
対処法を調べていた時間でフツーの生活をしましょう。
買い物、家事、おしゃべり、「不安でそんなことをする気になれなかった」ってものとか。
ネットをみるにしても、買い物、旅行、趣味、とか楽しいことを中心にしていきましょう。
そういうのを中心に生活していくと、不安について考える割合が減ってきます。

・・・ってことは、私のブログを見ているより、他に楽しいことした方がよっぽど良い対処法なっちゃいますね・・・。
まぁ、程度の問題です。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


会議室が不安でたまらない人がやってはいけない対処法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。


先日、研修会がありました。

早く着きすぎたのでガラガラですが、この後満席です。
さて、この会場はビルの30階で行われています。
パニック障害で悩んでいる人。
行けます?

会議室が苦手な人はこういう会場が苦手です。
さらに30階となると、パニック発作があってもすぐには出られません。
一階に降りようとしても、エレベーターを乗らなきゃいけない。
エレベーターが苦手な人も多いですしね。
閉じ込められるのが不安って人は特にダメな場面でしょう。

会議室が苦手な人がよくやる間違った対処法

働いている人なんかは会議室が苦手だと死活問題となります。
それがダメで仕事辞める人がいるくらいです。

こういう場面がずっと苦手な人はマズイは対処法をしています。
代表例はこちら。

・出入口から近い端の席に座る
・水やフリスク、ガムを常備
・頓服使用しないと行けない

どれも安心を求めてやっていることばかりですよね。
「これをやっているから、我慢してでもいけてるんだ!何が悪い!」って思うかもしれません。

でもダメなんです。
不安から逃げているだけで、いつまでも克服できないから。
多少マシになっても、何かの拍子で不安が強くなれば、また元に戻ります。

一時しのぎで良いって人は別に逃げていても問題ないです。
しかし、それでは対処しきれなくなったり、薬をやめたい人にとっては問題です。
いつまで会議室を恐れる生活します?
不安に慣れていく練習をしていきましょう。

会議室が苦手だから仕事をやめるってもったいないですよー。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


子どもの成績が上がるほめ方・下がるほめ方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ほめて育てるのが良い。
育児の本で良くみますよね。

子どもに限らず、夫婦関係や職場関係でもそう。
ほめることが大事って言われています。

しかし、マズイほめ方もあるんです。
やると将来的にマイナスになるかもしれないんです。

想像してみてください。

子どもが勉強で良い成績をとった。どうほめますか?
想像つかない人は、職場の誰か、夫や妻が何かで良い成績とったからをほめる、って想像してみてください。

「頭いいね~」
「能力があるよ」

こんなほめ方をする人は注意ですよ~。
能力をほめるとその後失敗を恐れるようになるって心理学の実験で出ているんです。

能力をほめられるとうれしいんですが、「次失敗したらどうしよう」って考えるようになります。
出来る問題はやるけれど、出来そうにない問題はやならなくなるんです。
そればかりか、後々成績が下がり、実際に悪い成績をとるとどーんと沈みやすくなるようです。

この実験ではやられていないようですが
「100点すごいね」ってのも微妙です。
「100点じゃなきゃダメ」ってなるかもしれないから。
そうすると失敗をおそれますよね。

こういう場合、どうほめるのがベターか。
努力をほめましょう。

「努力したおかげだね」
「とっても勉強してたもんね」
とか。

努力をほめると努力しようと思いますよね。
難しい問題でもチャレンジする気になります。
結果として成績が良くなるんです。

良い成績をとったとしても、そうでなかったとしても、そこまでの努力をほめる。
これが結果につながります。
他人にも自分自身にも言えることですよね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


摂食障害の原因は母親のせいではありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

摂食障害は母親との関係が原因である・・・って、そんな科学的根拠はありません。
どうもそんな理論が日本では人気らしいので、それが本当だと思い込んでいる人も多いかと。
そういう本がいっぱい出てるし、「専門家」って人がいっていたりします。
しかし、全く根拠もないし、良くなるって根拠もないんです。
結構これ知らないのでは?
これいうと、いろんなところからクレームがくるんですよね。
まぁ、ホントのことだし。いいか。

摂食障害に限らず親の育て方が原因って理屈は受け入れやすいんですよね。
それっぽくて。
「愛情が足りなかった」とか「あんときこんなことされた」とか、探せばいくらでもマイナスポイントは出てきます。
「今の自分に自信がないのはそれが原因だ」って思いたくなります。
そうなるともう悪循環です。
怒りばかりが芽生えます。

何より問題なのはそのような理屈をベースににした治療法って効果は証明されていないこと。

過去に何があろうと、過食で困っているのは「今」の自分であって。
変えていくのも「今」の自分。
だから治療は「過去がどうったたか」ではなく「今何をするか?」が大事。
過去は変えられないんですよ。
今これからは変えられるけれど。

実際に過食症に効果が出てる治療法って、「今」に焦点をあてた治療法ばかりです。
それでも「親子関係が原因理論」を信じるのであればそれでよいかと。

しかし「そういうのって違うんじゃないかなぁ」「過去の話ばかりで、どうすれば良いか聞きたいんだけど」って思っている人もいると思うんですよ。
その考え、合ってます。
自信をもって、違うって思って治療していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


不安が改善された患者さんに何でカウンセリングを受けようと思ったか聞いてみました

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日、カウンセリングで改善していった患者さんにインタビューしました。
吐くことが怖くて、食事に行くのに苦労されていた方です。
病院で薬をもらって、多少楽になっていましたが、治りきらず。
薬以外の方法を希望してカウンセリングをうけ、がんばって不安に挑戦し克服されました。

私:どうしてカウンセリングを受けようと思ったのですか?

患者さん:薬をのんでいたこともあって生命保険に入るに苦労したことが大きかったですね。

これって知らない人多いのでは?
精神科系のお薬を飲んでいると生命保険に入れない、入れても料金が高くなることがあるんですよ。
フツーにはいるためには薬を飲まず、良くなって5年以上経ちましたよって証明が必要となることが多いようです。
だから薬に頼らず、なんとかしたいって考える人もいますよね。

私:よく他の患者さんから「なかなか勇気がでなくて挑戦できないんです」っていわれるんですよ。どうして不安なことに挑戦できたんですか?

患者さん:もうやるしかないって感じでしたね(笑)

認知行動療法って、不安なことをやってもらうことが多いんです。
よく「どうやったら勇気でますか?」って聞かれるんですけど、最後は勢い。
それこそ「もうやるしかない」って感じで。
途中でモチベーションについて考えてもらったり整理したりはできますけど、やっぱり決断するのは自分なんですよね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。