食欲のコントロール

臨床心理士の鈴木です。

わかりにくいと思いますが、先日行った焼肉屋さんの画像です。

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さいたま市内にあるこの焼肉屋さん。
非常においしい。
高級焼肉屋さんでおいしいのは当たり前ですが、手ごろな値段でこれくらいの味のお肉をだすところはそれほど多くはありません。

ついつい食べすぎてしまいました。
これは4月の健康診断気をつけなければ・・・。

ところで過食症もダイエットも食生活全般にそうですが、食べ物をコントロールしようとしてもほとんどうまくいきません。

「過食をしないようにする」
「バランスの良い食事をする」

こんなことは、頭ではわかっているものです。
知識だけあっても、ほとんどの人は継続が難しいでしょう。
継続しないと専門家から「やる気がない」「心が弱い」とレッテルを貼られることもあります。
そのような相談機関には行かないほうが良いでしょう。
実際のところは、食事以外のところからコントロールして行くことが重要だったりするのです。

厚生労働省からはメタボ対策などで「特定保健指導」なんてものも出されています。

これまでの健康指導は「教えること」が中心でした。
しかし、それが知識としてあったとしても、実施され継続されなければ意味がありません。
ここのところが、これまでの健康教育で不備のあるところでした。
つまり「教えっぱなし」。

こんなことから「どうしたら継続できるか」「意欲がでるか」ということが重要視されてきました。
そこで役に立つのが実は行動療法です。

実際に厚生労働省が出しているプログラムにも行動療法を取り入れることが提示されています。
しかし、このブログでも以前書いたように、日本ではカウンセラーでさえ行動療法を学ぶ機会は少ないのが現状です。
ましてや主に健康指導をしている保健師、栄養士の方なんかは、行動療法を学ぶ機会は皆無に近いのでは。
ということは、国をあげてなんとかしようとしている標準的なプログラムが提供できていないはずです。
知り合いの保健師何人かにきいても「行動療法?知らない。効くの?」と懐疑的なことを言われることも多いです。

それでも行動療法の勉強会に行くと、行動療法技術を学ぼうとする、看護師さんや保健師、栄養士さんも見受けられるようになってきました。
これからは健康指導する専門家の腕の差が広がっていくんじゃないかと思います。

ちなみに私のカウンセリングでも過食嘔吐など、食事コントロールについての治療もしております。

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