「 2009年04月 」一覧

休職中の過ごし方と職場復帰の方法

臨床心理士の鈴木です。

不況、不況と言われる中、うつやパニック、社会不安障害、強迫性障害などにより、休職されている方は、今後のことを考えると不安になっていると思います。

何度もこのブログで書いていますが、薬を飲んで家で休んでいてはうまくいかない印象です。
どうやって職場復帰に向けていけば良いかという「休職中の過ごし方」を何も指導されずに、休職して再発を繰り返している方がたくさんいらっしゃいます。

どうやっていけば良いかわからいのは、本人だけでなくご家族、企業の方も同様のようです。
心の病気に対する知識はインターネットなどの情報だけでは、マニュアル的すぎて不十分だと私は思います。

ところで、私のカウンセリングはこじんまりと個人の方を対象にやっていますが、時々直接企業の方が社員の相談にこられたり、社員のカウンセリング料金を払うという依頼があります。
大手企業や公務員、医療関係者を中心にカウンセリングを受けに来ています。
私がうつ病や不安障害の認知行動療法を専門としていることもあり、わざわざ県外の企業の方が西浦和まで足を運んで下さっているようです。
少し恐縮してしまいます・・・。
うつ病やパニック障害などには認知行動療法が有効であると認識されてきているのも一つの要因かもしれません。
それとカウンセリング会社を使うとかなりのコストがかかるため、必要な分だけ料金を払う方が企業側としてはメリットが多いようです。

私のカウンセリングでは「短期間で病気への対応と休職と職場復帰のための知識と技術を知りたい」という方には復職に向けた必要な技術と情報を個別プログラム化して、短期間で終えるようにしています。
個人的にカウンセリングを受けたいけれど、費用面が不安という方にも良いかもしれません。

休職されている方は、治療、再発予防という観点からも認知行動療法のよるカウンセリングを早めに受けることをお勧めします。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


うつ病と不快な思考への対処

臨床心理士の鈴木です。

うつ病になったとき、繰り返しよぎる不快な考えに対してどのように対処してますか?

「今後どうなるんだろう」
「治らないのかな」
「昔からマイナス思考だったしなぁ」
「再度うつ状態になるのが怖い」

など。

対処として
「そんなことは考えないようにしよう」
「気分転換でもして忘れよう」
「プラスに考えてみよう」
「うつにならないように休んでいよう」

こんな対処の仕方をしてませんか?

考えないようにして、考えないでいられますか?
気分転換して一時的に楽になっても、考える時間ができると、また思い出して悩んでいませんか?
プラスに考えれば良いことは分かっていても、そのように心から思えない、と考えていませんんか?
うつに気をつけるあまり、生活が楽しめていないのではありませんか?

必死で嫌な考え、感情、記憶を振り払おうとすると、一時的には有効であることはありますが、時間が経てばまた戻ってきます。
そして色んな対処方法を調べて、実戦し、うまくいかない、という結論に達するうちに、「やっぱり思い出してしまう」ということになり、疲れ果てていくものです。

そんな悪循環から抜け出し方を私のカウンセリングでは教えています。
何か月休んでも、薬を飲んでも、うつが治らない、うつの再発が怖い、という方は、考えることに疲れ果てる前に来てください。
不快な考えに対しては意外な抜け道があるものです。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


西浦和と俳優とカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

先日の仕事帰り、夜9時すぎでした。
うちのクリニックの近くにある、暗い脇道に怪しげな何台かの車が。

私服を着た若い方が交通誘導をしている。
何かの撮影をしているらしい。

テレビか何かだとおもっていましたが・・・。
なんと!某有名俳優「T」がいるではありませんか!

この土地でカウンセリングをしている私が言うのもなんですが、なぜ西浦和なのでしょう。
そこは桜並木がキレイなのですが、桜は散っているので何の特徴があるのか私にはよくわかりません。
なかなかマニアックな選択ですよね。

西浦和を選択するなら、きっと良い映画かドラマに違いない・・・と思い込んでます。

そんな西浦和で、うつと不安のカウンセリングを初めて受ける方へ。
西浦和駅からうちのクリニックまでは単純な道のりなのですが、改札を出た後にとりあえずどっちの方にいくか迷う方が多数います。
県外からカウンセリングを受けに来る方が多くなったこともあるようです。

そこで道のりについて。

改札を出ると目の前に17号線バイバスが見えますので、左に曲がってください。
そうすると道路を隔てて右側に「山田うどん」があります。
バイバスを渡り、「山田うどん」の脇道を右に曲がるとクリニックが見えます。

早く来すぎた時は「山田うどん」のとなりに「デニーズ」がありますので、そこで時間をつぶしてもいいかもしれません。
またお腹がすいている方は西浦和の商店街もあります。

車でいらっしゃる方はクリニックに隣に無料駐車場がありますのでご利用ください。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


埼玉県外からカウンセリングを受けに来る方へ

臨床心理士の鈴木です。

非常に埼玉ローカルな話になりますが、今年買った「埼玉スーパーカタログ」。
埼玉出身ではない私にとっては、埼玉ウォーカーとともに、埼玉にはどんなお店やスポットがあるか参考になる本ではあります。
しかし、どうも若い人向けのお店が多い印象です。

だから「大人の埼玉ウォーカー」なんてだしてもらえないかな、と密かに思っています。
県外出身者にとっては、そんなのがあると便利だなと感じます。

県外と言えば、最近は埼玉県外からカウンセリングを受けに来る方がさらに増えました。
東京、栃木、千葉、神奈川、茨城など関東全域からいらっしゃいます。
遠くから来ている患者さんのためにもがんばっていきたいと思っています。

それと県外から来ている方には、是非埼玉を楽しんでいってもらいたいのです。
悩んでいる時は、問題解決することに目がいきがちです。
埼玉めぐりなんていう選択肢はないのかもしれません。

ところが「問題に目をむける」ことと「解決する」ことは必ずしも一致するとは限らないのです。
これがピンとこない方は、悩んでいることについて色々考えたり、対策をうっても堂堂めぐりになっている人でありませんか?
「うつ」や「不安」について、インターネットの情報や本に書いてあることを参考にしても、なかなか解決していない人ではありませんか?

こんな時は問題について考えるよりも、埼玉観光に解決の糸口がある・・・かもしれませんよ。
その辺の「考え方」を柔軟にしていくのもカウンセリングの役割です。
どこにも出かけたくない、何もする気が起きない、と考えて、カウンセリングにきた方が、カウンセリングが終わった後、自然に「どっかいってみようかな」と思えるようにしていけるように心がけています。

ただ、どこへ行けば良いのだろう、ということになります。
インターネットだと情報がありすぎて、困るような気がしますし。

こんな時に埼玉を紹介する本などが豊富ならなぁ、と思うことがあります。
何なら私がうちのクリニックの最寄りである西浦和を徹底的に紹介する「西浦和ウォーカー」みたいなことでもこのブログでやったら面白いかもしれませんね。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


私のカウンセリングスタイル

臨床心理士の鈴木です。

「鈴木さんは認知行動療法以外は認めないのですか?」
と聞かれることがあります。

当然「いいえ」と答えてます。
私に対してどういうイメージなんだ・・・と感じることもしばしば。

どうも、このブログでも認知行動療法を勧めていると、
「認知行動療法はすばらしい。それ以外はダメ」と言っていると誤解を受けることがあります。
私の表現力の問題でしょう・・・。

今のところ認知行動療法が様々な科学的根拠があるので、私もそれに従っているまでです。
別に良い方法がでてくれば、すぐにそっちに移るでしょう。
そういう意味では浮気ものです。
心理学の理屈って、あとから勝手に作り上げているだけだといつも考えてます。
ですから患者さんの役に立たなければ単なる妄想にすぎません。
それであれば、一番役に立つ理屈を使うのが患者さんのためだと思っています。

実は認知行動療法を使うにしても、いろんなところの理屈は借りてきています。
さらにいえば、心理学だけでなく、知人のうまいなって思うコミュニケーション方法なども、自分の中に取り入れたりします。

例えば、パニック障害で電車に乗れない人がいたとします。
認知行動療法の色んな理屈にしたがってやろうとしたって、ちょっと難しい感じになると当然うまくいくわけがありません。
患者さんも「認知行動療法の理屈は頭でわかっているけれど。怖くて電車にのれない」となってしまいます。
頭では「怖くてできない」と思っていることを、患者さんが自ら「やってみようかな」って決断させるのかが、カウンセラーの腕のみせどころなのでしょう。

誰かは忘れましたが「行動療法は、アセスメント(査定)と仕掛けがきちんとしていれば、なんでもありだ」と、言っていた臨床心理士の方がいました。
私は勝手に「なるほど。どんな人かを見極めて、どのように演出するかが大事なのだな」と思い込みました。
認知行動療法という理屈を「どのように演出するか」がカウンセラーの個性になっているのかなぁ、腕の見せ所なんだろうなぁ、って考えています。
理屈をわかるのと実践するのが違うのは、患者さんもカウンセラーも同じかもしれませんね。
心理学の理屈や、日常生活での他人とのコミュニケーションには「巧みな演出」をするものが豊富です。
私はいつも患者さんの役に立つ「演出」を探しています。

ですから、認知行動療法云々いってますが「役にたつものは何でも使う」っていうのが私のカウンセリングスタイルです。
将来新しいカウンセリング方法が出てきても、「演出の仕方」の大切さは変わらないかもしれません。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
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または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


カウンセリングの対象者?

臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングはどういう人が受けるべきなのだろう?と思ったことはありませんか?

「うつだから」
「こころの病気だから」
「薬で良くならないから」
「薬以外の方法を知りたいから」

こんな風に思っている方が多数ではありませんか?

これはカウンセリングが
「病気を治すためのもの」
「悩んでいる人が話をきいてもらう場所」
という、偏ったイメージがあるからでしょう。

実際のところはそうではありません。

「ダイエットが続かない」
「食べ過ぎてしまう」
「夫婦関係について悩んでいる」
「糖尿病で悩んでいるが、生活改善できない」
「禁煙をしたい」
「失恋で落ちこんだ」
「受験で失敗して悩んでいる」
「人の行動を変える方法を知りたい」
「部下のマネジメント方法を知りたい」
「悩んだときに、どうやったら早く立ち直れるか知りたい」
「人間関係で困っている」
「病気まではいっていないけれど、人前であがってしまい、うまく話せない」
など。

つまり病的なことで困っているわけではないけれど、日常生活にちょっと困っていたり、もっと自分の人生を良くしていきたい、ということがカウンセリングの目的で良いのです。
QOL(生活の質)を高めるためというのでしょうか。
そもそも、カウンセリング(行動療法)ってそういうものであると私は思っています。

しかし、カウンセラーも色んな考えの人がいるので、
「あなたはカウンセリングの適用ではない」
「あなたに(認知)行動療法は向いてない」
とカウンセラーや医師から言われた、というのを良く患者さんから聞きます。
そのように言われたけれど、やっぱりカウンセリングを受けたくて私のところへ来た患者さんのほとんどが、十分にカウンセリングの対象であり、何らかしらの提案ができる方ばかりでした。

もちろんカウンセリングが万能であるということではありません。
しかし、いわゆる「病気」とされていない方でも、お役に立てると思います。

精神科、心療内科のクリニックのカウンセリングだから「病気」の人でなければいけないということではありません。
特別な病気ではなくても、生活の質を高めたい、と思っている方は、カウンセリングを受けてみてください。
浦和すずのきクリニックでは、心療内科、精神科の受診はしなくても、カウンセリングは受けられますよ。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。