「 2016年01月 」一覧

「旦那が変わるべきなのに、どうして私ばっかり努力しなきゃいけないの?」って思ったら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

夫婦関係で悩みはたくさんありますが、だいたいはコミュニケーション不足だったり、伝え方の問題だったりします。
だから相談しにいらした方とどうすればうまくいくのか話し合いをしながらコミュニケーションの改善努力をしていきます。
女性の相談者が多いですね。

そこでよくある質問。
「どうして私ばかり、努力しなきゃいけないのですか?」というもの。
自分はこれまで努力をしてきた。
なぜさらに自分が努力しなきゃいけいのか?
相手がもっと努力するべきなのだ!

まぁ、気持ちもわからなくはありません。
自分が改善努力をしているのに、相手はなーんも努力もしていないような気がすると釈然としませんよね。

そんな人はこんな風に考えてみてはいかがでしょうか。

少なくとも、このままだと自分が苦しい。
旦那に変わってほしいのはやまやまだが、いつになるのかわからない。
旦那のためではなく、自分がよりよい生活を送るために、コミュニケーション技術を身につけて改善努力するんだ、と。

要するに、夫婦のためではなく自分のために改善努力をする。
自分の人生の主導権は他人ではなく、自分なんだと意識する。

そうすると多少は改善努力をしてみよかなーって思えてきませんか?
もうちょっと楽に生きるために動きだしましょう。お手伝いしますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


失敗しない対策を考えるから、対人恐怖症が治らない

浦和すずきのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

近々、人前で話さなきゃいけない。
こんな時、話すのが苦手だと、本番までずっと悩み続ける人が多いのです。
どんどん不安は大きくなっていきませんか?

理由の一つは、考えてもどうしようもないことへの対策を考え続けているため。
「ふるえたらどうしよう」「うまく話せなかったらどうしよう」「変に思われたらどうしよう」とか。

「だって準備しなかったら大変じゃない!」と思ってさらにやるから、どんどんダメになるんです。

もちろん、何を話すか、どのような順番で話すか、現実的な問題の対策をしていくのは問題ありません。
しかし、解決しない問題の対策を考えても不安が強くなるだけなんですよ。

話すのが苦手なタイプは「どう伝わりやすく話そうか?」と考えず、「どうやったら失敗したり、恥ずかしい思いをしないですむか?」を考えています。
そりゃ、いつまでたっても話すのは上達しません。
そもそも「失敗しないようにしよう」って対策が、いつまでたっても人前で話すのが苦手な原因になっていますし。
例をこちらの記事に書きました。
・何度も人前で話しても慣れないと思ったら
・スピーチをするときに緊張してしまう人の悪いクセ

だから「うまく話せなかったら・・・」って考えてメリットはほとんどありません。

話す前の準備は「何を、どう話すか」など現実的なことだけにし、失敗した時の対策について考え込むようなことはしない。
そうすることで本番までの苦痛が減っていきますよ。

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過去を変えるには今を変える行動をしよう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過去の起こったことをクヨクヨ考える。
これはメンタルヘルス上、良い方向にいきません。
でも、ついつい考えちゃいますよね。

過去に起こったことは変えられません。
記憶も消すこともできません。
ホントに無理なんですよ。
ネットでそんな方法がある、みたいなこと書いてあったら、詐欺だと思っていいです。

だからといって悲観することはありません。
過去に対するとらえ方は変えることはできます。
とらえ方が変われば、つらい過去はそのままでも楽しく過ごすことはできます。

過去がつらいから「今」がつらいのでなく、「今」がつらいから過去がつらく感じる、と考えて見ましょう。

過去を変えるには現在を変えていく

よく「自分は過去にあんなつらい経験をしたから、今が幸せに感じる」という人がいますよね。
今つらくて悩んでいる人は「そんな風に思えるか!」とツッコミをいれたくなるでしょうが、ここではなぜそうなるかを考えてみましょう。

「今」が良くなると、過去のつらいことは変わらなくても、薄れてきます。
「あんなこともあったねー」「つらかったよねー」ってやつです。
つらいことがあってもよくなっている人は「今」を変えようと動き続けている人なんです。

過去にこだわっている人がやりがちな悪循環があります。
・いつも「前にこういうことがあったから」と考え込む
→だから今がうまくいかない、何をやってもムダと考え行動をやめる
→行動をやめるので、何も現実が変わらずそのまま
→動かないので考える時間が多くなり、さらに絶望する

こうなると「今」を変えられず過去にとらわれた生活になります。

ここから抜け出すためには、「今」を充実したものに変えていけるように一歩ずつ進んでいくことです。
「今」が変わることによって、つらい過去が、プロセスに変わっていきます。

本当にそんなことできるの?
まずやってみましょうよ。

これは数年かけてコツコツやっていくことです。
すぐに結果がでるものではありませんが、きっと変わっていけます。

この辺りの考え方はこちらの記事に書いていますので参考にしてください。
・何もかもうまくいかないと思った時
・本当にやってもムダか?

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金か愛か?これであなたの就職も恋愛もうまくいく

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

就職先を考える時、きちんと分析しましょう、っていわれます。
メリット、デメリットとか、就職先の分析とか。
実は、就職先についてはたくさん分析したり情報収集したりする人って、就職した後の満足度が低いんです。

調査では、たくさん分析していった人の方が内定率も高いし、年収も高いそうです。
これは予想できますよね。
しかし、満足度は低い結果となっています。

むしろ直感で選んだ人の方が満足度は高いとのこと。

内定しても年収が高くても精神的には貧しい。
年収が高くて、モテモテの人が必ずしも、心が満たされているとは限らないのと同じですね。

理由としては、情報をたくさん集め、内定をたくさんもらい、選択肢の多い人は「この選択で本当に良かったのだろうか」と、考えるからではないか、と考えられています。
情報がなければ比較対象がないので「あっちの方がよかったかも」と後悔することは少ないのかもしれません。

また、いくら分析するといっても、入社してみなければわからないことが多いのもの。
わかるのは書いてあることや、数値のみ。
企業規模、給料とか。
実際に満足度が高くなるのは、人間関係の良さだったり、居心地の良さだったり、数字に出ないところなんですよね。

結婚もそうです。
自由に相手を選べる恋愛結婚がお見合い結婚より、恋愛感情が冷めやすい結果となっています。
以前ブログで書きました。
恋愛感情は微妙だけど結婚していいの?
年収のみで相手を決めると、痛い目に合うものです。

仕事も恋愛も、見た目だけで決めるとうまくいきません。
かといって感情に流されるだけでもうまくいかないでしょう。

心理学的にはソコソコ調べて、「こりゃマズイでしょー!」ってのは外し、あとは直感で勝負するのが良いって結果みたいです。

結論:
理性も感情もソコソコでうまくいく

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運転中誰かひいたか不安 車が怖い加害強迫を悪化させる5つのこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

車の運転中に「誰かひいてしまったのでは」と考え怖くて不安になった場所まで戻ってしまう。
強迫性障害の加害強迫の人に多い症状の一つ。

ひどくなると、何時間も同じ場所を見に行ったり、警察に問い合わせをしたり、事故がなかったかたニュースをチェックしたりします。
こんなこと何度やってもダメなんです。

安心させる行為は症状をどんどんひどくさせます。
だからそのような行為をやってはいけないのです。

車の運転が怖い強迫性障害の人がついついやってしまう、症状を悪化させる行為、5つを書いてみました。
ここに書いてあることをやめて、強迫を改善していきましょう。

①頭の中で確認
不安になったとき「何もひいてないよなぁ」と、頭の中で記憶をたどる。
または理屈で誰もひいていない理屈を考える。
よくある悪化させる行為です。
頭の中での確認することはやめていきましょう。
どうすればよいかについてはこちらの記事で説明しています。
強迫観念を消そうとしてもムダ

②常に音をチェックしている
誰かをひいていないか確認するために、音がわかるような状態じゃないと不安になるんです。
音楽を聞かないようにする、窓を開けておくなどしていることがあります。
音楽を聴いたり、窓をしめたり、逆のことをしていきましょう。

こちらの記事も読んでみてください。
音楽を聴きながら運転できます?強迫性障害は中途半端が治すカギ

③頻繁にルームミラーを見る
誰かをひいたのではと不安になり、ルームミラー、サイドミラーを頻繁に見て確認します。
前を見ないので逆に危ないです。

④同乗者に「誰もひいてないよね」と確認
何度も同乗者に確認します。同乗者がそれに対して「誰もひいていないよ」「大丈夫だよ」と答えると、症状は悪化します。
確認はやめて、同乗者も確認に応じないようにしましょう。

⑤子どもや高齢者のいる場所を避ける
不安場所を避ける人多いんですよね。特に子どもやお年寄りがよく通る道なんかは代表例。
避ければ避けるほど不安は強くなる性質があります。
避けずに練習していきましょう。

万が一の不安をを耐えきることが必要
上記のことをやらないと不安ですよね。
万が一のことがあったらどうするの?って思いまたやってしまいます。
そこをグッと我慢して不安になれると強迫は良くなるんですよ。

万が一が不安な人はこちらの記事も読んでください。
強迫性障害をよくするための注意点

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心の病気で休職中の人は遊べるようになろう 

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職中の人は「遊ぶ」って大事です。
遊ぶことに躊躇している人いません?

気分が落ち込むと、楽しいと思えなくなり遊ぶことをやめてしまいます。
遊ぶことをやめてしまうと楽しいことがなくなり、もっと精神的に追い込まれてしまうのです。
フツウに考えて、遊べない状態って不健康ですよね。

もちろん、最初は遊ぶ気になれないかもしれません。
回復してきたら、ちょっとずつ遊べるようになれるといいんです。
遊んで楽しくなることが精神的な回復につながります。

「こうなった原因はなんだろう」「将来どうなるんだろう」ってゴロゴロしながら考えているより、まず遊びましょう。

ただ遊ぶことに罪悪感をもつ人いるんですよね。
特に休職中の人。
「休職中なのに遊んでいたら、仮病だって思われるのでは?」
「仕事できなくても、遊びはできるって・・・自分は性格悪いのでは?」
って。

よ~く、考えてください。
遊べない状態の人が、復職なんかできるワケないですよ。
よっぽど仕事が遊びの人ならありかもしれませんが、ほとんどの人はそうじゃないんですよね。

遊べて楽しめるって、病気がよくなってきている証拠なんですから。
周りの人も「仕事もしないで遊ぶなんて!」って考えはやめて「遊べるくらい回復してきたんだ」って見守ってください。
遊んで気分転換もできるかどうかわからないのに、復職します!なんてやめましょう。

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電車に乗れるようになっても、パニックが良くなっていないワケ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の改善のコツはパニックが起こる時の感覚に慣れていくこと。
電車や美容室など怖いと思ったとき体の変化が起きますよね。

ドキドキしたり、息苦しくなったり。
それが起こっても大丈夫と思えるようになることが大事。

いくら電車や美容室など「場所」に慣れても、パニックは良くなっていないことが多いのです。
だいたいそういう人は「電車にのっても何も起こらなかったから大丈夫」と思っているだけ。
別の状況でドキドキや息苦しさが起こったら、やっぱり怖いってなります。

ですから場所ではなくパニックそのものの感覚に慣れていくとよいのです。
そうすればどこでパニックが起きても怖くなくなりますので楽です。

ではどのようにすれば体の感覚に慣れていくか?ですが、簡単なものをご紹介。
できるだけ専門家のもとでやることをおすすめですが、例を挙げてみます。

息苦しさやドキドキが不安な人はこんなことしてみるとか。
・マスクをつける
・早い呼吸を60秒間続ける
・ダッシュしてみる

息苦しさやドキドキが出てきますよね。
これが怖いなぁって思った人はどんどん自分で症状を起こしていくと、だんだん慣れてきます。

症状が起こったとしても、いつかは100%発作は収まります。
それを繰り返していくと発作が起こっても怖さがなくなり、結果的に発作が少なくなってくることが多いです。

このやり方は認知行動療法のやり方の一つです。
あんまり一般向けのパニックの本にはついていないので、知らない人も多いかと。
一人でやるにはやや難易度が高めの方法ですが、効果は高いと思います。
「電車は乗れるようになったけれど、パニックは怖いまま」
「良くなったり、悪くなったりを繰り返している」
って人は、ぜひ挑戦してみてください。

一人ではやっぱりできない!って人は相談に来てくださいね。

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赤面症を克服する3つのステップ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

赤面症で悩んでいる人の考え方の特徴の一つは、必要以上に自分の顔が赤いと思っていること。
考え方のクセについてはこちらの書きました。
赤面で困っている人がやってしまうクセ

「そんなに赤くないって」と思い込もうとしたり、周りが説得したところでうまくいきません。
「でもなんか熱い感じがするし」「昔いわれたことがあったし」って考えます。

そんな人におすすめなのが、自分で自分の顔を見てみる実験をしてみると良いです。
進め方は3つのステップ。

①自分は赤面はどんな赤なのかを予想する
まず、赤面の赤の色の濃さを予想します。
赤くなった時に自分はどんな赤い顔をしていると思いますか?

赤といっても・・・
こんな赤から
こんな赤まで
あります。

あなたの顔はどんな赤だと思いますか?
実際に予想して書き出してみましょう。
ココがポイントです。
スマホや色鉛筆を使ってもいいので自分の顔色を予想してみましょう。

②実際に赤面してみる
それで実際に顔を赤くしてみましょう。
意図的になかなかできないなら、赤面してしまお店などにいってみて、鏡やスマホなんかで自分の顔の赤さを確かめてみると良いです。

③予想と実際の色と比較する
多くの場合、自分が予想していた赤とは違っている結果となります。
思ったほど赤くはないと。
そうすると少しずつ「気にするほどでもないんだ」と自信がついてきます。

そんなことない!って思う人はやってみましょう。
論より証拠。
赤面症の思い込みを変えるには、頭で考えるより実験してみるのが一番ですよー。

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受験生必見!成績を下げてしまう色があった!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

受験シーズンです。
もうここまでくると、あとはこれまでの積み重ねがものを言います。
最後は神頼み、ゲン担ぎって人も多いでしょう。

心理学的にも一つアドバイス。

試験前は赤以外のモノを見るようにしよう。

頭を使う作業の前は赤は成績を下げる

いろんな実験で赤い色はパフォーマンスを下げる色と出ているのです。
なぜそうなるか理由ははっきりしていません。

試験前に赤をじっとみていた場合にとにかく成績が下がるのです。
いろんな状況で実験はされているようですが、どうやら同じ結果となっている様子。

以前のブログでスポーツで勝つときは赤が良いと書きました。
スポーツで勝ちたければ赤を着よう!日本ラグビー代表はなぜ勝てたのか?

これと矛盾するのでは?となります。
今のところ、これに対しての答えはこちら。

・頭を使うこと中心の作業は赤は悪影響
・体を使うこと中心の作業は赤は良い影響

このため、試験勉強や試験前はできるだけ赤以外のものを持ち歩くことがおすすめ。
ただ、「赤がラッキーカラー」って思っている人は、そのままやったほうが良い気もします。
特にそういうのがなければ、持ち物や服は赤以外にして試験にのぞんでみては?

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心の病気でゆっくり休むってどういうこと?って思ったら読む話

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく心の病気になると「ゆっくり休んでください」といわれませんか?

ゆっくり休むって・・・どうするの?

この疑問を抱く人が多いのです。
病院でも教えてくれませんからね。

心の「ゆっくり休む」は普通の「休む」と必ずしも一致しません。
今回は心の病気の「ゆっくり休む」とはどういうことか?を書いてみます。

体を休める=心が休まるわけではない

一般的に「休む」のイメージは、寝る、ゴロゴロする、など「体を休める」だと思います。
しかし、心の病気は体を休めても、心が休まらないこともあるのです。

やる気がないからといって、ゴロゴロしていると、嫌なことを考えてさらに落ち込んでいくのが良くある例。
一見、休んでいるようで休めていない。
心の病気の時はむしろ「体を休めるとさらに落ち込むパターン」にはまることが多いです。

もちろん、寝ていて心が楽になったーって思えたらそれでいいんですよ。
そうでないならば体を休めることは、必ずしも心にとって良いとは限らないってこと。

心が休んでいる時って、あんまり悩み事にとらわれないものです。
そのような時間を増やせるといいですね。

心がどうやったら休めるか?楽になるか?は人によって違います。
何をしている時が「多少マシなのか?」と考えてみましょう。

もしかしたら、起き上がってコーヒーを飲んでいる時かもしれないし、ちょっと外出してみたり、ジムで運動している時かもしれません。
達成感がある、楽しい、ってものがあるといいですが、寝込むよりマシかなぁってことでも。
実はちょっとしたストレスがかかる活動の方が、考え込みをせず楽になることの方が多いのです。

ポイントは「自分にとってどうか?」ってこと。
散歩がよいとか言われますけど、散歩が苦手な人もいます。
私なんかは散歩をしていると、苦痛なだけでもっと落ち込みそうです。

人によってどう感じるかは違います。
自分がどの活動が休まるかはやってみなければわかりません。
少しずつ心が休まる活動を見つけていきましょう。

静かな環境が良いとは限らない

あと良くあるのが「静かでのどかな田舎で引っ越したら休めるのでは?」という誤解。
どちらかというと本人は嫌がっているのに家族がすすめたがりますね。
青森の田舎で生まれ育った私がはっきりいいましょう。
これは都会で生まれ育った人が抱きがちな妄想ですよ。
田舎でもたくさん心の病気の人はいます。
静かな土地にいったから楽になるとは限らないのです。
さみしく感じ、さらに余計なことを考えるかもしれません。

環境を変えると良いのは、環境が直接的なストレスになっている場合です。
ストレスが強い環境から離れることが「心が休まる」につながりますからね。
例えば、職場の上司から叱責ばかりされてうつになっていたら、職場から離れた方がよいのです。
自分にとって直接的な苦痛が少ない環境はどこか?を考えてみましょう。

こちらの記事も参考にしてください。
心が疲れた時はどのような環境に行けばよいのか?

ポイントは「自分」が休めるかどうか
体を休めることだったり、ネットや専門家が良いと言っていた活動を参考にしたりするのは構いません。
しかし、それは自分にとって心が休まることとは限らないのです。
「自分にとって」多少でもマシな活動か、の視点を持ちましょう。

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