
浦和すずのきクリニックの鈴木です。
「私、ちょっと潔癖症かも…」
そう感じたことはありませんか? 手を何度も洗ってしまう、部屋のホコリが気になって仕方ない、他人の触ったものがどうしても汚く思える——。
現代社会において「きれい好き」は良いこととされ、少々行き過ぎた「潔癖」も個性として受け入れられがちです。
しかし、もしその“こだわり”があなたの日常生活に支障をきたし、苦痛を感じるレベルにまで達しているとしたら、それは単なる「きれい好き」や「潔癖症」ではないかもしれません。
実は、「潔癖症」と呼ばれる状態の裏には、「強迫症(強迫性障害)」という、精神的な病気が隠れているケースが少なくないことをご存知でしょうか?
「潔癖症」と「強迫症」。
この二つは、見た目の行動が似ているため混同されがちですが違います。
そして、この違いを知ることは、あなたが抱える「こだわり」が単なる“健康な範囲の個性”なのか、それとも“治療が必要な病気”なのかを考える上で非常に重要です。
この記事では、
- あなたが抱える“こだわり”が、「潔癖症」と「強迫症」のどちらにより近いのか、その特徴的なポイント
- そして、もし「強迫症」かもしれないと感じた場合にどうすれば良いのか
について解説していきます。
ただし、大切な注意点があります。 日本においては、精神疾患の診断は医師のみが行うことができます。
インターネット上の情報や自己チェックだけで「自分は〇〇だ」と断定することは避けましょう。
この記事はあくまで情報提供を目的としており、あなたの「こだわり」が医学的にどう分類されるか、治療が必要かどうかの判断はできません。
「もしかして、私って…?」
そう感じているあなたに、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
必要であれば専門家へ相談する最初の一歩にしてください。