心の中の強迫行為

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害のイメージとして、手を何回も洗うとか、スイッチを何度も確認など、行動として目に見えるものが典型例だったりします。

しかし、一般の方にはあまり知られていない強迫行為があります。

例えば、
不吉なものを思い浮かべた時にそれを打ち消そうとして、良いイメージのもの思い浮かべる、
といったことがあります。

いわば、心の中の強迫行為です。

少し「おまじない」に似ているかもしれません。

キーワードを思い浮かべないようにしたり、言わないようにしたりしている人も少なくありません。

そうすることで、周囲からはやや奇妙に見られることもあるでしょう。

洗浄強迫や、確認強迫ばかりがクローズアップされていますので、これは病気ではないと思って、一人で悩んでいる人も結構います。

心の中の強迫行為もいきすぎると非常に苦しいものです。

早めに治療にいきましょう。

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