「 社交不安障害・対人恐怖 」一覧

人目が気になる人の忘年会対策

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

忘年会シーズンですね。

話すことが苦手な人にとっては苦痛な忘年会。

その中でも誰かと話ている時に「相手は自分と話してもつまらないと思っているのでは」と極度に不安になる人について。

そういう人の中で会話中にず~っと
「これを話そう」
「次はこれを話そう」
と考えてしまう人いませんか?

そうしてしまうと会話に集中できなくなってしまうんです。

結果として会話がチグハグとなってしまい、「相手は自分と話していてもつまらないと思っている」という確信が一層強くなってしまいます。

できるだけ人を避ける→さらに怖くなる→もっと人を避ける→忘年会は苦痛、という悪循環にハマります。

さて、どうやって克服していけばよいと思います?

このままただただおそらく無理に人前に出て行っても、うまくいかないでしょう。
苦痛なだけです。
話し方教室みたいなものも行く人がいますが、これもうまくいかない可能性があります。

練習の仕方があるんです。

これは話し方教室では教えてくれません。

まずこのような方は「これを話そう」「次はこれを話そう」と考えていることを止めなくてはいけません。

安全確保行動というのですが、これをやめないとといくら練習しても不安には慣れていかないでしょう。

「そうしないと大変なことになるのでは?」
と考えると思うのですが、本当にそうなるのかを試してみることとなります。

当然怖くてできない!となりますので、少しずつ普段から練習してみましょう。

普段の会話でも同じようにしている傾向があると思いますので。

なかなか注意が頭の中ばかりに行ってしまうという人は、ご相談ください。

注意の移行する練習、コツをご紹介します。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


何度不安と直面してもうまくいかない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人目が怖い、人から「変な人だ」と思われている、などと考え不安な人にはそのような場面に直面してもらい練習していきます。

そこでよくある質問は
「これまで何度も不安場面に直面してきた。でも不安は強くなる一方。それなのに直面する必要性があるのですか?」
というもの。

人目が気になり対人関係を完全に回避している人ではなく、なんとか日常生活をおくれていてけれど対人場面が怖いと思い続けている人からよく聞かれます。

何度も不安場面に直面してきて不安が軽減されない理由の一つは、不安の直面の仕方です。

例えば
・電車で人目が気になるから携帯ばかり見ている
・大勢の前でスピーチをするときにリラックスしようとすることばかり考えている
・スピーチは前もって用意した原稿を棒読みしている
・手が震えるのがいやだから脇をしめている
・頓服薬が手放せない
などです。

このようなことをやりながら不安場面に直面しても不安なままでしょう。

例のようなことをやっているということはきちんと不安に直面していないので。

このような行為をやめていかなくてはいけません。

不安場面において不安を軽減しようと試みる行為は逆効果のことが多いのです。

何度練習してもうまくいかない人は、不安場面に直面しているときに自分が何をしているか、今一度ふりかえるとどこがいけないかわかることがありますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


人前で緊張するときの対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人前でプレゼン・発表する時、緊張しやすいから緊張しないようにしようとしていませんか?

これは逆効果のことが多いですよね。

一つの要因。

それは「緊張しないように」としているから。

緊張しないようにしよう、とあれこれ考えたり努力している時って、結局は緊張することばかり考えているんです。

緊張をとろうとする努力が結果的に体の感覚に意識を集中させて、緊張させているんです。

そうすると本来のプレゼンをするという目的に注意が向かず、うまくいかなくなるわけです。

意識するのは緊張している体の感覚ではなく、プレゼンをすることに意識を向けなくてはいけません。

本来プレゼンの時はどこを見ていますか?どんなことに注意を向けていますか?思い出してください。

どちらにしろ緊張するときは緊張しますので、今するべきことに集中しましょう。

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社交不安障害の人のカウンセリングはどんなことをするのか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

社交不安障害(対人恐怖など)の人へのカウンセリングはどんなことをするのか?についてです。

人前で話すのが怖い、赤面で悩んでいる、緊張が相手に伝わって変な人だと思われている、など症状は様々です。

浦和すずのきクリニックでは基本的にこんな感じのカウンセリングをしています。

①なぜ症状が続くのか、悪化していったのか、悪循環になっていくかを解説
これまでの経緯をお伺いして、説明します。

②考え方のクセの振り返り
本当に自分の思っていることは事実なのか、振り返って考えてみます。
その上で今よりも柔軟に考えらえるようなトレーニングをします。

③不安場面でどのような心持、何をしていけばよいか、どのように練習していけば良いかを解説
ただただ不安場面にいっても嫌な思いをしただけでは意味がありません。
練習のコツについて解説して準備をします。

④不安場面に挑戦
不安場面に直面しての練習です。
最初は不安かもしれませんが、カウンセリング内で練習したようにやってみると思ったよりも大丈夫だった、という人が多い印象です。

もちろんカウンセリング内容は人によって違ってきますのでご了承ください。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


不安が伝わっていると思ったら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「自分の緊張が人に伝わっている」
と思って不安になる人がいます。

「自分が不安そうにしている」
「赤面しているに違いない」

こんな風に考えてしまいます。

そのように考えると下を向いたり、顔を隠したりとすることあります。

そうすると周囲が見えていないのでさらに不安になります。

悪循環ですよね。

この悪循環に気づいたら・・・
①本当にそのように人が思っているか、考えを検証する
②本当に周囲がみているかを検証するために、目の前の人がどこをみているか検証する
③その結果どう思ったかを検証する

をやってみるとよいかもしれません。

自分の勘違いかも・・・と思えるところがあることもあります。

心当たりの人は一度検証してみてください。

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緊張してしまう性格

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人前で緊張してしまうなど、社交不安障害の人からのよくある質問です。

「昔から人前で緊張してしまうんです。病気だといっても、性格のところもあると思います。性格だとすると治らないのですか?」

というもの。

結論からいうと社交不安障害は治っていくことが多いです。

ただ、治っていくということは、人前で全く緊張しない、ということではありません。

また人前が大好きになる、というものでもありません。

緊張などによって日常生活に支障がでないようにしていくことが治っていくということです。

治療しても変わるところと変わらないところがありますが、日常生活は少しずつ楽になっていくでしょう。

日常生活に支障があるのに「性格だから」といってあきらめないようにしましょう。

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対人恐怖の人の考える傾向

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

対人恐怖の人たちがよく考えてしまう傾向があります。

・自分はつまらない人間
・自分の不安が相手に伝わっている
・赤面していることを相手がわかっている
・自分は変な格好をしているから他人が見ている

その考えが確信に近い状態の人もいます。

しかし、よくよくその根拠を考えもらうと曖昧なことが多いです。

「以前こちらを見ている人がいた。だから自分のことを馬鹿にしている」
という、根拠らしきものがあったとしても、
「自分の方を見ている理由はほかにないか?」
と、考えてもらうと、自分の考え方がいきすぎているのかなぁと気づける場合があります。

自分が不安に思っていることの根拠、自分が今やっている解釈以外の解釈の仕方を考えると、いろんな選択肢が出てくるかもしれませんよ。

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緊張しているときは何をしていますか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人前で緊張しやすい人って多いですよね。
さて、このような人がどうしたら改善していくのか。

改善への一歩として、緊張しているときにあなたは何をしているか?に着目してみると良いかもしれません。

例えば、
・下を向いている
・緊張を下げようとすることばかりに没頭する
・緊張していることを知られないように努力する
・ボソボソと話している
・人前を避けている
など。

このような対処はだいたい状態を悪化させます。

緊張しやすい人は緊張場面で、間違った対処をしていることが多いもの。

緊張している時にやっていることを変えていくことで、症状が改善していくことが多いです。

緊張しやすい人はその時に何をしているか?を観察してみてください。

そして、その行動とは違う行動をしてみると良いかもしれません。
逆の行動とか(周囲を観察してみるなど)。

どう行動してよいのかわからないときは専門家に相談してみましょう。

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他人からどう思われているか気になる人の注意の方向

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

他人から「自分は変な服装していると思われている」「自分は変な行動をしていると思われている」と考える人っていますよね。

そういう人ってどこに注意が向いていると思いますか?

他人に注意が向いています?

うつむいて「どう思われているのか?」を考えていませんか?

うつむいて考えているということは注意は自分にいってます。

つまり、他人からどのように思われるか気にっている人は、実は他人ではなく自分に注意が向いているのです。

自分に注意が向いているので、どんどん妄想が広がっていきます。

ですから注意の向け方を変えていかなくてはいけません。

これは少し練習が必要となりますが、注意の向け方一つで変わってくる人がたくさんいます。

人の目が気になる人は、気になっている時にどこに注意がいっているか、自分を観察してみてください。

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どーでもよい話で会話は成り立ちます

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日浦和すずのきクリニックの臨床心理士と埼玉社会保険病院の精神科医、臨床心理士との交流会がありました。

交流会など初めて会うというのが苦手な方もいますよね。

私も結構無口な方なんです。

他人からは否定されますが・・・。

社交不安障害の方で「この人は自分と話していてつまらないと思っているのでは?」と不安になる人もいますよね。

「面白い話をしなくては」と思っていると、だいたいうまくいきません。

実際のところ人の会話の多くはどーでもよい話が多いものです。

ただ私のようにたまに口を開くとどーでもよい話ばかりしてしまうのはまずいかな・・・。

今度会った時は真面目な話もしなくては。

この業界、個人ではなく組織同士の交流会はあまりないことなんです。

交流会では認知行動療法をする方はいませんでしたが、流派や組織の枠を超えて、お互いに高め合っていけるといいなと感じています。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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