「 パニック障害 」一覧

パニック障害を治すための薬以外の手段

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害でお薬を飲んでいて、ちょっとは良くなったけれど、発作への不安に悩まされ続けて、生活範囲が狭いって人がたくさんいます。

数十年と安心ができる移動距離・手段で過ごしている人もたくさん見てきました。

そういう人の共通点として

・不安場面を避け続けている
・不安な感覚を避け続けている
・頓服薬がないと不安

が挙げられます。

「ずっと不安場面は避けたままでいい」
「薬を飲み続けてもいい」
って方はそれはそれでいいのかもしれません。

しかし、
「こんな生活が嫌だ」
「薬はやめたい」

という人は、そんな人は不安な場面・感覚に慣れていく練習をする必要があります。

その方法の一つが認知行動療法なのですが、書籍などを見て自分なりにやってもうまくいかないことが多いです。

自分でやるとやり方が間違っていることが多くてせっかく挑戦しても不安が減らず挫折してしまいやすいんです。

できるだけ専門家のもとでやっていきましょう。

ちなみに認知行動療法はパニック障害に対して有効性が認められていますが、「認知行動療法という手段がありますよ」と医療機関で紹介されることは稀です。

日本は薬物療法が中心の治療法となっているので。

認知行動療法を受けたいと思ったら自分で探していくこととなります。

今はネットでよくも悪くも調べやすくなりました。

お困りの方は治療者を探してみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


パニック発作に慣れるまでの時間

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

雪で電車が止まったり、車が動けなくなったりしているのがニュースに流れていますよね。

パニック障害の方はこういうニュースを見て不安になっていませんか?

「閉じ込められたらどうしよう」

と。

電車に乗ったり、高速道路にいったりするのが怖くなりますよね。

しかし、不安は避ければ避けるほど強くなる性質があります。

だから避けないで練習する必要があるんですね。

この時に注意しなければならない点の一つ。

不安が下がるまで不安にさらされ続ける、ということ。

不安が強くなってきたからといって途中でやめると不安はもっと強くなる可能性があります。

だから、途中で電車を降りたり高速のパーキングに寄ったりしていると、快速電車に乗れなくなったりパーキングまでの距離があるところがいけなくなるのです。

「不安になったらやめればよい(降りればよい)」と思ってやっているとうまくいかないことが多いでしょう。

もちろん最初は一駅のるとかハードルが低いところから練習して構いませんが、そこで止まっている人を結構みかけます。

十分な時間不安にさらされないとなかなか克服できません。

どれくらいの時間がよいかに正解はありませんが、基本的に不安の度合いのピークが100だったとしたら、ある程度下がるまで(30くらい?)はやってみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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パニックで電車が怖い人がよくやるパターン

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日朝の通勤ラッシュ時に電車に乗っていたら急に電車が停止。

緊急停止信号があったとのこと。

通勤ラッシュでものすごく混んでいたせいかすれほどスマホを見ている人がいなかったのですが、止まった途端急にスマホをいじりだす人がたくさん!

スマホをいじるのは様々な理由があるとは思うのですが、パニック障害の人もいたのではないのかなぁと。

パニックの人で電車が止まった時にスマホをいじるなどして気を紛らわさないと過ごせないって人いませんか?

スマホをいじらないとその場を過ごせない状態ということは、良くなっていない証拠。

あと、こういう時にありがちなのは出口を探しているパターン。

人によっては予防のために入り口付近とか、端っこに立とうとしますよね。

このような行動パターンをしている人も、不安が続いてしまう人のパターンです。

こころあたりのある人は、上記のような行動をしなくても過ごせるように練習しましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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パニック発作の原因はストレスか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック発作ってストレスで起こるって思っている人はいませんか?

以前はそのように考えられていましたが、そうではないことがわかっています。

特に理由がなくても起こってしまうのです。

だからパニック発作の原因を考えてもあまり良いことはありません。

下手に考えていくと
「電車にのったからだ」
「幼いころのトラウマが原因だ」
とか、症状悪化や間違った原因探しになりがちです。

パニック発作への知識をもって、起こった時にどうすればよいかを考えていった方が改善していきます。

ただしストレスは悪化要因にはなります。

原因ではないといっても、あまりストレスがない方が良いのでストレスはためないようにしましょう。

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宴会でのパニックが怖い人の対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の方でも宴会が苦手な人いますよね。

居酒屋の狭くて閉じ込められた空間が怖いとか。

あと吐くことが不安で居酒屋が怖い人も多いでしょう。

自分が食事をして嘔吐することが不安になりますからね。

アルコールの臭いが苦手な人もいます。

結構居酒屋って不安な人にとっては不安なことが多いところなんです。

避けたくなるところですが、不安は避ければ避けるほど怖くなる性質があります。

「居酒屋に行かなければ困らないし」

と思って避けていると、居酒屋以外でもどんどん不安場面は広がってくるのです。

不安はどんなことにでも結びつくので無限に広がっていきます。

宴会でのパニックや吐き気が怖い人への3つのアドバイスを挙げます。

・不安場面は避けずに挑戦していく

・「挑戦」というのに抵抗がある人は、恐れていることが本当に起こるかどうか、本当に起こったらどうなるかを「実験」のつもりで不安場面を実行してみる。

・不安場面にいる時は自分の体の感覚に注意を向けるのではなく、居酒屋などでの音、人との会話、目の前にいる人がどんな表情をしているかを見る、など注意を外に向ける

・「不安や症状があったらダメ」ではなく「不安や症状があってもなんとかなる」の経験を積めるようになる。

日常生活に困る前に思い切って挑戦しましょう。

もっと細かいアドバイスがほしい方はご相談に来てみてくださいね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


息苦しさ、動悸、そわそわ感への対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

電車の中で息苦しさ、動悸、そわそわを感じたらどう思います?

パニックの人でよくあるのは

・気がくるってしまう
・何かしてしまいそう
・このまま死んでしまうでは

という考え。

このよくある考えは実際には起こりません。

パニックになると考え方に誤解が生じるんです。

パニックで気が狂うこともないし、何かしてしまうこともないし、死んでしまうこともありません。

袋を口にあてなくても、呼吸法をしなくても、頓服を使用しなくても。

基本的に何もしなくてもいつかは収まります。

なかなかおさまりにくいことはありますが。

パニック発作はものすご~く不快ですが危険なものではありません。

きちんと対応を学んで、練習していけば大丈夫になってきますよ。

電車が苦手な人はこちらの記事も参考にしてください
・過換気症候群かな?って思ったときの対処
・乗り物が苦手な人がやってはいけないこと

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パニック障害の広場恐怖を克服するために

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害で薬で治療をしていても、「広場恐怖」はなかなか良くならないといわれています。

広場恐怖というのは、パニック発作があったら困るような場所を避けることです。

決して「広場」が怖いわけではありません。

・電車
・バス
・美容院
・歯医者
・レジに並ぶ
・映画館
・歯医者
・高速道路

などなど。

怖がる場所は人によって様々です。

薬を飲んで仮にパニックがある程度おさまったとしても、怖いなぁって場所を避けてしまう人が結構いるわけです。

その場所に行っても大丈夫かどうかは、行ってみなきゃわからないのです。

ですから薬だけでパニックの治療をしているでも「エイ!」と不安だなぁと思う場所に行ってみることが必須となります。

「いつか勇気が出たら挑戦しよう」
と思っているといつまで経っても挑戦できないものです。

また
「不安が全く感じなくなったら挑戦しよう」
と思っていてもうまくいきません。

挑戦しようとすると症状の兆候が出てくるでしょう。

ですから不安があっても挑戦することが必要となります。

挑戦するときのやり方を間違えると不安なだけになるので注意しましょう。

不安に挑戦するときどんなことに注意をしたらよいかの一部はこちらの記事にも書いています
・パニックの時に気をそらしてもよくならないことも
・乗り物が苦手な人がやってはいけないこと
・パニック発作が怖くて旅行にいけない人は

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高速道路や渋滞が苦手なパニックの人

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今月は2回3連休がありましたね。

高速道路は大渋滞だったようです。

私は普通に渋滞は嫌いなのですが、よく渋滞情報に出てくる地名は「どんなとこだろう」って気になります。

小仏トンネル、矢板パーキングエリア・・・気になる。

まぁ、そんな私のどーでもいい興味はさておき、渋滞が苦手なパニック障害の人って多いですよね。

渋滞中、高速道路で
「パニックになったらどうしよう」
と不安になり、避けます。

トンネルもそうですよね。
トンネルがパニックになるきっかけとなり不安になり、長いトンネルを避けます。

そうしていると不安はどんどん強くなります。

「じゃぁ、ずっと高速道路とトンネルを避けた人生を送ればいいだけじゃないの?」
と思うかもしれません。

しかし、不安というものはいくらでも状況と結びつきます。

苦手な場面を避けているということは、パニックへの恐怖を克服できていないので、新たに苦手な状況広がっていくのです。

ずっとパニック発作への恐怖におびえた生活になりかねません。

だから高速道路、渋滞、トンネルが苦手な人は避け続けないで克服する練習をしていきましょう。

「パニックにならない」ではなく「パニックになっても対処できる」がポイントですよ。

乗り物に乗ってどこか旅行に本当は行きたいんだけどなぁ~って思っているパニックの人はこちらの記事も参考にしてください
パニックの時に気をそらしてもよくならないことも
埼玉でパニック障害の認知行動療法を実施
乗り物が苦手な人がやってはいけないこと

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パニックの時に気をそらしても良くならないことも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の治療について本を読むと
「パニックになりそうなときは気をそらしましょう」
と書いてあることがあります。

広告をみたり、スマホをいじったり、フリスクをかじったりといった対処をする人が多いわけです。

しかし、この対処方法は落とし穴があります。

気をそらす道具がなかったらどうなるの?って自分に問いかけてください。

スマホがなかったら不安、
水を持ち歩いていなかったら不安、
フリスクを持ち歩いていなかったら不安、

ってなっている人がいたら注意。

一時しのぎの対処にしかなっておらず、パニックに対する怖さは克服できていません。

むしろ多いのが「水がなかったら不安」となり、さらに条件がふえていっていること。

「頓服薬がないと不安になってしまう」
ってやつと同じですよね。

いつまでもやめられなくなります。

「気をそらす」という対処をしていることがよくなることを邪魔していることがあるのです。

何年もパニックで悩んでいる人は、怖いなぁって思う場面で自分がやっていることを振り返ってみてください。

そこに良くならない要因が潜んでいるかもしれません。

パニック障害のあれこれはこちらの記事も参考にしてください
・パニック障害から脱しましょう
・パニック障害の人はコーヒーを飲んだらダメ?
・過換気症候群かな?と思った時の対処

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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埼玉でパニック障害の認知行動療法を実施

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

埼玉は今日も暑かった・・・。

パニック障害の人はこの暑さが怖い人と思う人がたくさんいます。

埼玉であればこの暑さのなかでパニックを克服しなくては大変です。

パニック障害の人はパニック発作を恐れます。

とても怖いですからね。

知っている人もいると思いますが、パニック発作は危険なものではありません。

ものすご~く不快ですけど。

心臓がバクバク、息苦しさが強くなると
「死んでしまうのでは?」
「おかしくなるのでは?」
と考えてしまいますよね。

しかし、死んでしまうことも、おかしくなることもありません。

薬を使用しなくてもいつかはおさまります。

パニック発作は不快なものですが、危険なものではないのです。

それでも
「理屈ではわかっていてもやっぱり怖い」
となりますよね。

そうなったら危険ではないことを体験してみることが必要です。

理屈であーでもない、こーでもないと考えても、納得はしないと思います。

やっぱり体験を通して「危険なものではない」ということを実感しなくてはいけません。

その体験に仕方を学ぶのが、認知行動療法の一つのやり方です。

発作が起こったときに、気をそらすのではなく、薬を飲むのではなく、避けるのではない方法を学ぶことによって、発作への恐怖感が少なくなっていきます。

夏はパニックの人が苦手な人が多い季節。

引きこもっていても治りません。

治して楽しい夏にしていきましょう。

・パニック障害から脱しましょう
・パニックなって外出を控えてはマズイ
・乗り物が苦手な人がやってはいけないこと

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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