「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

テレビで病気のことをやっていると不安になる人へ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビで身体の病気についてやっていると「自分もその病気なのでは?」と不安になりませんか?

そうするとインターネットで病気について調べる。

やっぱりこの病気かな・・・と思ってさらに調べる。

不安になって眠れなくなる。

病院に行って、検査をしても異常がないと言われるが不安。
異常がないと言っているわりには、なぜか抗不安薬がだされたりしますけど。

さらにテレビを見ていると別の病気の特集がやっていて、「自分もこの病気なのでは?」と不安になる・・・。

この繰り返しになっていくと、永遠に不安に悩まされます。

自分の病気についてインターネットで調べるのは構いませんが、やりすぎるとどんどん落ち込んでくるものです。

情報が得られやすい時代ですが、情報を得ることでさらに不安が強くなっていくこともあるのです。
調べている時間は不安に囚われているのですから。

やり過ぎている人は一度病気について調べるのをやめましょう。
そして不安に囚われない普通の生活を送ってみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


家族の接し方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病で悩んでいるご家族への指導として
「はげまさないでください」「共感してください」
という指示がだいたい出ます。

しかし、それが実行出来ていることは少ないような気がします。

例えば薬を飲んで数ヶ月経っても良くならないとき。

書籍やインターネットの情報だと薬を飲んで数ヶ月すれば必ず治ると書いある。
それが治らないのはやっぱり「やる気」の問題だ。

こんな感じで再び、プレッシャーが強くなります。

そんな簡単に良くなる人ばかりではありません。
良くならなくて困っているのは本人です。

うまくいかない時こそ支えてほしいもの。

なかなか良くならない時はご家族の方も専門家に相談してみるといいですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


過去の話ばかりするのがカウンセリングではありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

前回に引き続き、カウンセリングでよくある誤解。

「過去の話ばかり聞かれるのがカウンセリング」
「親子関係ばかりきかれる」

これもよく聞く話。
カウンセリングの最初の5回くらいは過去の話ばかりさせられた、ということも。

実際に過去のことや親子関係の話を重視する立場のカウンセラーもいます。

しかし、そんなカウンセラーばかりではありません。

私は何回も過去の話ばかり聞くようなことはしません。
そんな時間があったら、困っていることを解決に向かうような話をします。
もちろん、必要な過去の情報は教えてもらいますが、それで何回もカウンセリングの時間をとらせることはありません。

「過去の親子関係の満たされない感情について解決しないと、根本的な解決にならないのでは?」
と、思う人がいますが、そんなことはありません。
逆にそのような理論やアプローチが有効である根拠はありません。

私のカウンセリングでは現在~未来を大事にしていっています。
つらい過去は変えられませんが、つらい過去の影響の度合いや、これからのことは変えていけますから。

これからどうしたら良いのか、どうしたら充実した生活が送れるのかを話し合いませんか?

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カウンセリングはアドバイスしないのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近は少しずつ減ってきましたが、カウンセリングへの誤解がまだ解けないことがあります。

一番よく聞くこととして
「カウンセリングはただ話を聴いているだけ」「アドバイス・提案をすることはしない」
という誤解。

もちろん聴くだけのことが良い場合は聴いて気持ちを整理することはします。

しかし、それだけとは限りません。

必要に応じてアドバイスも提案もします。

確かにカウンセリング講座みたいなのを受けると「カウンセリングはアドバイスはしない」と書かれているものもありますが、それは一つの考え方にすぎません。

聴くだけのカウンセリングは限界があります。
やはりある程度カウンセラーがアドバイス・提案をし、知識や技術を身につけてもらったりして良くなっていくものです。

話を聴いてもらうだけでなく、解決に向けて積極的にうつや不安への対処を身につけたいという方は来てみてください。

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わかってくれない夫への対応

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

家事をやらない夫に家事をやらせる。

そんな情報が子育て本などによく載っています。

その中で「夫に手指の荒れをみせる」「手があれちゃった~、とアピール」という話がありました。

旦那さんに手指の荒れを見せれば気を遣って食器洗いなどの家事を手伝ってくれる、という発想のようです。

私がカウンセリングで多く夫婦を見てきた経験上、この方法はやや注意が必要です。

なぜならば「手が荒れちゃって・・・」と言ったのにもかかわらず、旦那さんが手伝ってくれなかった時、奥さんの怒りはいつも以上に大きくなる可能性があるからです。

「私がこんなに傷ついているのにやってくれないなんて、ひどい!」となります。

「手が荒れちゃって」というのは「間接的コミュニケーション」と言って、言いたいことを直接表現せず、間接的に表現する方法となります。
間接的であるため、実は伝わっているとは限らないのです。

こんな時「こう言ったら普通わかるでしょ」「夫は私のことなんてどうでもいいと思っている」
って思っているあなたは要注意。

「手が荒れちゃって」という言葉をそのまま受け取ったら、「ハンドクリームでも塗ったら」「やっぱり歳じゃないの?」っていう反応をしてしまってもおかしくないのです。

それを怒ってしまったら「なんか今日は機嫌が悪いな」「いつものことか」と思われて、その態度をみてさらに激怒といったパターンになりかねません。
ストレスがさらに増えてしまいます。

気づいてくれるのを待っていたら、いつまでも気づいてはくれません。

そもそも「手が荒れちゃって」と言って手伝ってくれる旦那さんなら、直接「疲れているところ申し訳ないけれど、○○やってくれるととても助かる」と、教科書に出てきそうな表現でも手伝ってくれます。

間接的コミュニケーションが伝わらない時は相手を責めるのではなく、表現の仕方をもう少し直接的にして、きちんと自分の本当の気持ちを伝えましょう。

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休日前の夜に、考えていませんか?

臨床心理士の鈴木です。

夜、家に帰って一息。
明日は休み。
考える時間がある。
そうしたとき・・・

「仕事やめたいなぁ」

「この先どうなるんだろう」

「ずっと一人なのか」

「孤独だなぁ」

と思う人いませんか?

独身の方も既婚者の方でもこのように思うことはあります。

仕事はうまくいかない。
将来が見えない。
誰かといても孤独。
人が幸せそうに見える。
そのように考えるとさらに落ち込む・・・という負のスパイラルです。

こういうパターンではカウンセリングの中で自分自身のことを振り返ってもらうようにしています。
自分はどんなことを人生で大事にしているか(仕事において、友人関係において、夫婦・恋人同士において等)、こうありたい自分と現実との差など。
そんなことを整理していくうちに、本当は自分がいちばんどんなことがストレスと感じているのか、自分の考え方の癖などが見えてきて、色んなことに縛られていることに気付いてきます。

次第に何をしていったらよいか、どのように考えていけばよいか見えてくるものですよ。

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うつと不安の目標設定

臨床心理士の鈴木です。

何か始めると、だいたいは目標(希望?)らしきものを立てるものです。

悩んでいる時に、何か対処を考えている時もそうです。
「気分の落ち込みをなくしたい」
「不安になりたくない」
など。

心の病の場合、ここで注意があります。

「~しない」という目標を立てないことです。

「気分の落ち込みをなくしたい」
としていると、いつまでも気分の落ち込みに悩まされます。

「不安になりたくない」
としていると、いつまでも不安に悩まされます。

気分の落ち込みも不安になることも、避けられないことですから。
その方法を探すということは、永遠に問題は解決されないこととなります。

このように「~しない」という目標設定はうまく機能しないことが多いのです。

では、どうすればよいか?

一番簡単な方針としては
「~する」という目標設定をすることです。

うまく思い浮かばないときは・・・
「気分の落ち込みがなかったら、気分の落ち込みでずっと考え続ける代わりに、何をしているか?」
「不安にならない代わりに、どんな行動ができていればよいのか?」
など、自分に問いかけてみるのも手です。

そうすることでこれまで漠然とどうすればよいかと考えているのが、まず何をしていけばよいか具体的にわかるようになってきます。

あなたは「~しない」をやろうとしていませんか?

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埼玉での認知行動療法実施の機関

臨床心理士の鈴木です。

埼玉で認知行動療法を実施している機関も少しずつ増えてきました。

しかし、患者さんから内容を聞くとずっと考えていることに対して質問などをして新しい考えを出す方法(コラム法、認知再構成法)だけを行っていることが多いようです。
だいたい認知行動療法=プラス思考にする方法、表に考えをまとめる宿題が出る方法、と誤解をしています。
「そんな風に考えればよいのはわかるけれど」「面倒だ」という結果に。

そのような「認知行動療法」を年単位で続けて全く良くならずに認知行動療法に対して不信感をもっている方をたくさん見てきました。

ずっと表に文字を書きこむだけの「認知行動療法」を受けていませんか?
それで「認知行動療法は合わない」と思っていませんか?

実は医師や臨床心理士の中でも認知行動療法=プラス思考にする方法、表に色々記録する宿題が出される方法と誤解している人が多いのが現状です。
まだまだ日本では認知行動療法がきちんと広まっていないのです。

以前ある自治体が出していた不安障害のパンフレットにも「認知行動療法はプラス思考にする方法です」と書かれていたことがあります。
また、専門家から「認知行動療法は大変な方法だからあなたには合わない」と言われることもあるそうです。
こんな状況では患者さんが誤解してしまうのも仕方がありません。

う~ん、埼玉でも認知行動療法の普及にはもう少し時間がかかりそうです。

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心の病気のサイン

臨床心理士の鈴木です。

心の病気になる時はたいてい何らかの症状があります。

それは抑うつ気分などいわゆる「心」の症状だけとは限りません。

・頭痛
・微熱
・肩こり
・下痢
・吐き気
・動悸
等の身体的な変化

・過食
・飲酒量の増加
・浪費
・やつあたり
等の行動的な変化。

あと
・集中力の低下
・判断力の低下
・いらいら
・急に泣き出す
などなど、多彩です。

気づきにくいのは身体的な変化かもしれません。

だいたい内科で検査を受けて異常なしで、異常がないので「ストレスなんじゃない?」と言われ精神科をすすめられます。

身体の症状なので、どうもマッサージや怪しげなカイロなどに行く人も多いようです。
特に「自律神経の問題だね」といわれると、そのようなところに「治療」にいってしまう。
もちろん気持ちいいので行くのは構いませんが、心の病気がありそうな時は精神科でもきちんと治療をした方が良いです。

時々「精神科は根本を治すものではない」と言い、自分の治療院は「根本を治す」というあやしげな「治療院」を見かけます。
気をつけましょう。

一度心の病気になった方は自分なりの初期症状を把握しておいて、症状が出てきたら「何か無理していない」と問いかけ、ストレスマネジメントをしていくとよいでしょう。

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カウンセリングを受ける理由-妊娠

臨床心理士の鈴木です。

最近は男性の方が相談に来る人が増えましたが、それでもやはり女性の方が相談者は多いです。
7割くらいが女性です。

カウンセリングにくる理由の一つとして女性に多いのが、妊娠を望んでいる、または妊娠しているため、ということです。

これも薬をやめたい、やめなければならないためこられます。
薬以外のスキルを知らないとなかなかやめられないものです。

これまで何人もお薬をやめることに成功して、妊娠された方を見てきました。
うちのカウンセリングに来る人は妊娠率が高いのではないか、と思うこともあります。ストレスとうまく付き合えるようになるからでしょうか・・・?
もしかしたら少子化対策になっているのかも?

カウンセリングは薬のようにすぐに効果がでるとは限りませんので、「そろそろ子どもがほしいな」と思った方は早めにご相談ください。

もちろん、妊娠やお薬をやめることについてはまず最初に主治医に相談してくださいね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
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