薬以外で治したいと思ったら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気を治したい時、薬以外の方法はないのかなぁ、って思った人はいませんか?

強迫性障害やパニック障害、社交不安障害に対しては認知行動療法が有効であることが実証されています。
だから薬以外であれば認知行動療法をおすすめします。

ただ一般の人はこのように思うかもしれません。
「医療機関に行けば有効な方法を何個か紹介してくれるだろう」
「有効な方法だったら、医療機関にいけば、必要に応じて認知行動療法をすすめてくれるだろう(説明してくれるだろう)」と。

例えば「強迫性障害には薬と認知行動療法が有効で、どちらにもメリットデメリットがあって・・・」といった感じで。

まずこのような説明を受けることはほとんどないと思っていいでしょう。

医療機関にいけば「薬を飲みましょう」となります。

下手をすると「強迫性障害に認知行動療法?そんなの効かないよ」って言われることすらあるようです。
これは日本が薬物中心の治療となっているため、専門家の間でも認知行動療法についてきちんとした知識が広まっていないことが一要因です。
うまく治っていくのなら良いのですが「調子はどうですか?」「様子を見てみましょう」の連続で月日が経っていることが多々あります。

ですから、薬以外の方法をやりたい人は、自分から認知行動療法という有効な手段があるということを知り、自力で治療者を探す、ということをしなければならないのです。

特に地方の方は治療者を見つけるのが大変だと思います。
この現状が変わっていくと良いのですが。

あ、薬が嫌だからといって怪しげな治療法やサプリメント、栄養療法に走るのはおすすめしませんので気をつけてください。

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