うつ病治療は行動することから始まります

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日25日の日曜日は、朝からビッグサイトに行きました。

認知療法学会の研修会です。

朝9時~20時30分までと、ちょっとハード目の研修。

その中でとある偉い先生がうつ病の治療で言っていた言葉。

「考えているだけでは現実は変わらない」

いくら結論がでないことをあーだこーだ考えても
「やっぱり何もできない」
「やっぱりダメ」
「どうしよう」
ということになってしまいます。

どうしてもうつ病になると考えたくなくても考えちゃんですけどね。

ただ考えることで一つ避けられていることがあるんです。

全ての人というわけではありませんが、
「現実と向き合って行動していく」
ということ。

本当はどんな人生を歩みたいのか?
どんな生活をおくりたいのか?
振り返って行動に起こすことがうつ病治療につながります。

「それができないから困っている」
となるのですが、それをやるためにできるところを探していくといいんです。

うつの時は
「何をやっても無駄」
となります。

以前の記事
どうせやっても無駄か?
でも書いたように、悩んでいるときは今のままでは良いと思ってはいません。

無駄だとは思いたくないハズ。

「うつ」がそのように「考えさせている」といえます。

頭の中の「うつ」に左右されずに、できるところから行動していくことがうつ病が改善する一歩となります。

諦めずに専門家と一緒に治療をしていきましょう。

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