電車で息苦しくなったら降りる、は注意

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日電車に乗っていたところ
「具合の悪くなったかたは電車からおりて・・・」
という旨のアナウンスが流れました。

体の病気で調子が悪いとかそういう人は当然早く降りて病院に行った方がよいでしょう。

しかし、パニック障害の人は注意が必要です。

ちょっと発作のような症状が出たらすぐに降りてしまうとマズイのです。

もっと怖くなりますし、なかなか降りられない快速や駅の間の区間が長いところが苦手となってきます。

最初のうちハードルを下げる意味ではいいかもしれませんが、治療のためには発作が起こりそうでも降りずに対処できるようになることが必要なのです。

発作を怖がっているうちは良くなっていったとしても、息苦しさやドキドキを感じると「また発作では」「再発したのでは」と思いぶり返すパターンが多いようです。

電車に乗って練習するときは、
「動悸がしてきたから降りる」
に注意しましょう。

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