気分が落ち込んでいる時の3つの思考パターン

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

気分が落ち込んでいる時の思考はものすごく悲観的なんですよ。
もうこれでもかってくらいに。
この時の思考でだいたい妄想なんですよね。
悲観的な思考パターンに気付くことが、妄想から抜け出すことのきっかけにもなります。

それは妄想!悲観的な思考パターンを把握しよう

悲観的な思考にはパターンがあります。
①自分に対して悲観的
「自分はなんてダメな人間なんだ」

②周囲に対して悲観的
「周りは自分のことをダメなやつだと思っている」

③将来に対して悲観的
「このダメな状態はいつまでたっても変わらないだろう」

気分が落ち込んでいる時に考えてることは、どれかにあてはまっているものです。
まずこの思考パターンを把握してツッコミをいくのも一つの手。
いつもの考えが出てきたなー、それって本当?って。

「自分は何をやってもうまくいかない」って考えていたとします。
落ち着いてこれまでの経験でずっとそうだったか?自分の考えは本当にあっているか?って考えると、例外も見えてくるんです。
「そんなのうまくいったことに入らない」って悲観的に考えますけどね。
そしたら趣味、仕事、友人関係とか活動をしてみて、本当にうまくいかないかを確かめてみると良いです。
行動して体験してみると、うまくいく経験もして、悲観的な考えも変わってきます。

こういう試みをたくさん練習しているとだんだん気分が改善していきます。
ただ多くの失敗経験をして生きている人は、「どうせやっても無駄だ」と将来に対して悲観的になります。
なかなか一人ではうまくいかないことが多いかもしれません。
そんな時は一人でやるより、カウンセラーと一緒にやったほうがよいですよー。

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