「 2012年07月 」一覧

下剤の乱用はやめましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

やせたい一心で下剤を乱用する人が結構います。

下剤を使うと食べ物のカロリーや悪いものを外に出せるというイメージがあるようです。

下剤を使っても食べ物のカロリーはすでに体内でほとんど吸収されるので、ダイエットにはなりません。

体重が減ったと思っているのも水分が流れ出ているだけだったりします。

下剤乱用により、電解質異常や腹部のけいれん、だるさなどを引き起こします。

また下剤を使わないとすっきり感がなくなり使わないことによって物足りなさを感じてくる人もいます。

そうすると下剤乱用をやめられなくなり、悪循環にもなります。

繰り返しになりますが、下剤乱用はダイエットにはならないばかりか、心と体に悪影響を及ぼしますのでやめましょう。

「わかっているけどやめられない」という人は早めに専門家に相談してください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


社交不安障害の人のカウンセリングはどんなことをするのか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

社交不安障害(対人恐怖など)の人へのカウンセリングはどんなことをするのか?についてです。

人前で話すのが怖い、赤面で悩んでいる、緊張が相手に伝わって変な人だと思われている、など症状は様々です。

浦和すずのきクリニックでは基本的にこんな感じのカウンセリングをしています。

①なぜ症状が続くのか、悪化していったのか、悪循環になっていくかを解説
これまでの経緯をお伺いして、説明します。

②考え方のクセの振り返り
本当に自分の思っていることは事実なのか、振り返って考えてみます。
その上で今よりも柔軟に考えらえるようなトレーニングをします。

③不安場面でどのような心持、何をしていけばよいか、どのように練習していけば良いかを解説
ただただ不安場面にいっても嫌な思いをしただけでは意味がありません。
練習のコツについて解説して準備をします。

④不安場面に挑戦
不安場面に直面しての練習です。
最初は不安かもしれませんが、カウンセリング内で練習したようにやってみると思ったよりも大丈夫だった、という人が多い印象です。

もちろんカウンセリング内容は人によって違ってきますのでご了承ください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


カウンセリングでは何をするのか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングに対して抱く疑問のひとつは
「カウンセリングではどんなことするのか?」
ということをよく聞きます。

ただ話を聞いてもらうだけなのか、何かアドバイスをくれるのか、あやしげなことをされるのか、カウンセリングを経験したことがない人は不安で当然ですよね。

すべてのカウンセラーというわけではなく、浦和すずのきクリックで行われているカウンセリングについて以前書いたブログの記事ですが、どんなことをするのか不安な方は参考にしてください。

過食症の方

パニック障害の方

強迫性障害の方

うつ病の方

ちなみに社交不安障害についても書いてありましたが、復職用に書いていたので、今度もう一度書いてみようかと思っています。

あと不眠症についてもちゃんと書いていなかったかもしれませんので、これも後で書きます。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


不安については何度も練習しましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

不安場面を練習するとき、

例えばパニック障害の人が苦手な電車を練習するときは、

一回だけでなく何回も練習することが必要です。

一回練習しただけだと「あー怖かった」で終わることがありますし、まだまだ不十分だからです。

何事も地道なトレーニングが必要です。

何度も練習していくことによって、不安のピークが少しずつ下がっていきます。

そうすると苦手なパニック発作が必ずいつかはおさまること、不安に慣れていくことが体感できます。

何度練習してもダメな場合は、不安さらされる時間が少ない、気そらしばかりに注意がむいている、など練習の仕方が間違っている場合があります。

その時は専門家に相談してみてください。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


マイナス思考でもうつはよくなる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビや雑誌等で、うつ病の認知行動療法について特集されているのをよく見ます。

認知行動療法が広まっていくのはいいことだと思うのですが、やや不安なことも。

「とにかく認知行動療法を受ければいつかマイナスの考えはなくなり、うつ病はよくなる」

という誤解が広まりそうなこと。

周囲から「考え方が歪んでいるから認知行動療法で矯正してこい!」と言われてこられる方もちょくちょくみかけます。

認知行動療法を受けてもマイナス思考がなくなることはありません。

マイナス思考が悪いわけではないのですから。

マイナス思考にとらわれて、いろんなことが悪循環になっていることがマズイのです。

マイナス思考があってもうつはよくなります。

プラス思考にすることにこだわりすぎないようにしましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


臨床心理士と就職

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

就職難の時代で、なかなか正社員になりたくてもなれない方もいらっしゃいますよね。

臨床心理士もそうなんです。

これをいうと結構意外と思う方もいます。

最近臨床心理士の動向調査という、統計データが発表されました。

それによると・・・
常勤で働いている人は33.5%
常勤+非常勤は14.2%
非常勤のみ45%
無職6.9%

さて、どう思います?

臨床心理士の約半数は非常勤のかけもち。

常勤で働いていても休みの日に非常勤で働いている人も結構いるという現状。

ちなみに年収の中央値は300万円台。

医療関係者もこの数値を意外と思う人も多いんです。

下手をすると医師の次くらいの位置づけと思っている人もいるくらいです。

ですが、日本では臨床心理士の地位は高くないことが統計からわかります。

就職先がないと悩んでいる若手の臨床心理士がたくさんいます。

早く日本でも臨床心理士の地位が認められて、多くの人に気軽にカウンセリングを提供できる日がくるように、がんばっていきます。

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強迫性障害の対応―家族が変えた方がよいこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害のご家族の方によくある、変えた方がよい対応として

「こうなったのはどうしてだろう」
と、考え続けることです。

いわば原因探しですね。

これは役に立ちません。

原因探しをすると、本人の性格や幼少時の環境、周囲のせい、などとにかく悪者探しになってしまいます。

原因探しをする心理としてはおそらく
「原因を見つけてそれを治したら、治るだろう」
ということがあると思います。

しかし、こころの病気はいろんな要因が重なっておこっています。

ですから原因を考えてもあまり意味がないことが多いのです。

それよりは
「どうやったら良くなるか」
ということに発想を切り替えた方が良いです。

強迫性障害の治療では原因探しをするよりも「何が症状を維持させているか」という維持要因を改善することにより、良くなっていくことがわかっています。

原因探しをしなくてもよくなるんです。

いえ、むしろしない方がいいでしょう。

「なぜこうなったのか?」
ではなく
「どうやったら良くなるだろう」
という発想に切り替えましょう。

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睡眠はちょっと寒い方がいい

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

だんだん暑くなってきましたね。

寝苦しくなります。

そうするとあまり眠れないという方もいますよね。

気温や体温は睡眠にとって関係があるんです。

これは覚えておいてほしいところ。
人は体温が下がった時に眠くなるといわれています。

ですから寝る2時間前とかに入浴しておくと、上がった体温を下げようとするので睡眠に入りやすくなるわけです。

逆に寝る直前に体温をあげる行為はあまり睡眠には向かないといわれています。

例えば寝る前に激しめの運動をするとか。

そういう意味ではちょっと寒い方が睡眠にはいいのです。

もちろん冷やしすぎはダメですよ。

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あなたは平均以上?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつっぽくなると「自分のことを人並み以下」と自己評価が低くなりがちです。

しかし、心理学的実験からは勉強、スポーツなど色んなジャンルで「自分は平均以上」と思っている人が多いという結果が出ています。

これを「平均以上効果」といいます。

自信家の人は要注意です。

ある心理学実験からは、実力のない人ほど自分の実力を客観視できない、というデータが出ています。

勉強なりスポーツなり仕事なりをやり始めて、少しずつ結果を出してくると自信がつきますよね。

「自分はできるんだ」と自信過剰になってしまう人っていません?

それは「平均以上効果」なのかもしれません。

そういう人はあまり好かれないようですし、あとで壁にぶつかるようです。

自信がない人からみれば、自信がありそうな人はうらやましいと思うかもしれません。
しかし、自信があるという「思い込み」かもしれませんので、ケースバイケースですね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


不安が伝わっていると思ったら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「自分の緊張が人に伝わっている」
と思って不安になる人がいます。

「自分が不安そうにしている」
「赤面しているに違いない」

こんな風に考えてしまいます。

そのように考えると下を向いたり、顔を隠したりとすることあります。

そうすると周囲が見えていないのでさらに不安になります。

悪循環ですよね。

この悪循環に気づいたら・・・
①本当にそのように人が思っているか、考えを検証する
②本当に周囲がみているかを検証するために、目の前の人がどこをみているか検証する
③その結果どう思ったかを検証する

をやってみるとよいかもしれません。

自分の勘違いかも・・・と思えるところがあることもあります。

心当たりの人は一度検証してみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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