自律神経失調の治療?

臨床心理士の鈴木です。

頭痛や寒気、発汗、めまい等の症状があって、内科なんかにいって検査の結果異常がないと「自律神経失調症」とつけられませんか?

症状に自律神経失調症というレッテルをつけられて困ったことはないでしょうか?

「じゃぁ、治療はどうするの?」

多いのは「ストレスなんじゃない?」と言われ、とりあえず抗不安薬を出されか、「精神的なものだね」と言われて精神科を勧められるパターン。
精神科を受診しても抗不安薬などお薬がでることが多いと思いますが。

あと多いのは病院が嫌だからといって怪しげなカイロやマッサージ等に行くパターン。
もちろんそれで良くなればよいのですけれど・・・。

アドバイスで多いのは「ストレスためないようにしてください」「リラックスでもして」。
そんな風にいわれて、ストレスがない生活ができたら苦労はありません。
それができないから困っているのですから。

自律神経の乱れがどんなきっかけできているか、どのようにしていったらよいかを考えていかないと、なかなか良くならないこともあります。
状況は変わらないのに対処療法ばかりしていて本当によいのしょうか?

仮に心の問題があるようであればきちんとそこを考えていくと解決の糸口が見えることがあるのかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


クリニック名は注意

臨床心理士の鈴木です。

クリニック名に関するよくある間違いがあります。

うちのクリニックは「すずのき」クリニックなのですが・・・

すずきの」クリニック
すすきの」クリニック
すずき」クリニック

と、間違って覚えている人が多いようです。

業者さんからの書類が私に送付されてくると「浦和すずきクリニック、鈴木様」なんて書かれていることも。

浦和すずのきクリニック」ですので、よろしくお願いします。

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カウンセラーの人数

臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングへの問い合わせについて受付の方に聞いたところ、多いと言われたことの一つ。

「カウンセラーは何人いるんですか?」

答えはカウンセリング担当は私一人です。

このブログを読んでわかるように、私しか書いていません。

月~土曜日まで全て担当しているので、どの日に予約をいれても私になります。

このため
「認知行動療法を受けたい」
「曜日を限定されたくない」
「誰が担当のカウンセラーになるか不安」

という方には便利です。

このためホームページやブログなどを読んでいただいた上で「カウンセリングを受けてみたい」と思ったらご予約ください。

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うつ病のカウンセリングについて

臨床心理士の鈴木です。

うつ病のカウンセリングではどのようなことをするかについてです。
「人によって異なる」といってはそこまでなので、大まかなことを紹介します。
基本的には認知行動療法を実施していきます。

特に私のカウンセリングでは「話をただ聞いてもらうだけのカウンセリング」ではなく「積極的に治す方法を学びたい・練習したい」という方にお勧めです。

①これまでうつ病を維持・悪化させてきた悪循環の把握
これまでのうつ病の経過を聞きながら、なぜなかなか良くならないか、どうやったら悪循環に陥らないかについて説明します。

②考え方を柔軟にしていく練習
気分の落ち込みをひどくしていくような、考え方について解説します。
そしてどのようにしたら気分の落ち込みがひどくならないような考え方・心持の仕方ができるかを説明し、練習していきます。

③うつ病の時の行動の仕方
落ち込んでいる時に、寝ていても嫌なことばかり考えます。
そのような時にどんな行動をしたらよいかについて説明して練習していきます。
行動を変えていくことで、考え方も大分かわっていきます。
ちなみにこれだけを徹底的にやるだけでもうつ病は良くなると言われています。

④うつ病に陥らせる人間関係について
うつ病になると人間関係も悪化しやすくなります。
距離の取り方や、「自己主張が苦手な人もための自己主張の仕方」について解説していきます。
特に「話は長いが伝わりにくい」と言われている人によいかもしれません。

⑤不眠への対処
うつ病になると眠れなくなります。
薬物療法以外の認知行動療法的な対処方法をお話します。
「これですっきり眠れる!」という魔法の方法ではありませんが、今後薬を減らしていきたい人にお勧めです。

よく実施するのはこの5つが多いのですが、これ以外にもたくさんあります。
希望の方は「カウンセリング」の予約をしてください。

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強迫観念への対処方法

臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害には行動療法が有効であることを知っている人は多いでしょう。

しかし前にも書きましたが、自分一人で行動療法をやっても良いのですが、すぐに行き詰ります。

その要因の一つかもしれないのは、強迫観念の扱い方です。

「鍵をかけ忘れたのでは」という強迫観念があった時はどうしていますか?
「さっき鍵をかけたから大丈夫だろう、と思いこもう」としても、だいたい「やっぱり不安」と失敗しませんか?

「バイ菌がついているようで何度も手を洗わないと気が済まない」という強迫観念に「そんなに洗わなくても平気だ、バイ菌はそれほど問題ない、と思いこもう」としても、「万が一とういうことがあるし・・・」となっていませんか?

実は強迫観念に「常識」で立ち向かおうとしてもムダなのです。
さらにいうのならば強迫観念と闘ったり、抵抗したり、分析したり、説得しようとすることは逆効果です。

強迫観念と闘っている間って何について考えていますか・・・?
強迫観念ですよね。
つまり、強迫観念に抗うやり方はさらに苦痛を大きくさせているのです。

では、強迫観念に抗うのをやめたらよいか?ということになります。
実際には「受け入れていく」という作業をします。
考えを受け入れ「強迫観念があっても大丈夫」を目指すと良い方向にいきます。

しかし「そうか。抵抗せずに受け入れればいいんだ」と思って、強迫観念を受け入れ、すぐに「治りました」という人はもちろんいません。
そもそも「受け入れるって?」ということもわかりにくい概念ですし。
このため理屈ではなく、実践の中で「受け入れる」方法を少しずつ練習していく必要があります。
それが強迫性障害を克服していく一歩となります。

「やっぱり受け入れるってどういうことかわからない」と思ったり、一人でやっていて行き詰ったら、行動療法の専門家に相談しましょう。

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パニック障害とカフェイン

臨床心理士のすずきです。

朝のコーヒー。
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苦手な人もいると思いますが、私の場合味や香りを楽しむことが今日一日がんばろうとする気にさせます。
昔は自宅で豆を挽いて、お湯を豆に注ぐ時の香りや膨らんでくるコーヒーを見ることが好きでした。
今はちょっと面倒になって、インスタントコーヒーに逃げることが多くなりましたが・・・。

今回はコーヒーに含まれるカフェインとパニック発作について。

パニック障害の人はカフェインを控えるよう指導されます。
パニック発作の引き金となる人もいるようです。

ただし発作を怖がりすぎてカフェインを全くとならなくなってしまう人もいます。
カフェインをとることを怖がっているうちはあまりよくなっていないようにも思えます。
パニック発作を怖れ、発作を起こさないようにすることが生活の中心ではいけません。

認知行動療法の中にはカフェインをあえてとって、発作を怖がらなくなるような方法もあります。
もちろん人によって気をつけなければいけないこともありますが。
パニック障害が完璧に治らないうちはコーヒーを飲んではいけないと思いこんでいる方がいましたら、一度カウンセリングに来てみてください。
コーヒーが怖くなくなり、飲めるようになるかもしれませんよ。

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客観的思考は楽しいですか?

臨床心理士の鈴木です。

前回、ポジティブ思考は歪んでいる可能性があることについてお話ししました。
ネガティブかポジティブかではなく、物事をある程度客観的にみることは、メンタルヘルスを保つ上でも重要なことかなと思います。

このためカウンセリングの中で客観的に物事を見ていく練習をしていくことが多いです(今回は「客観」「主観」の難しい定義の問題は脇に置いておきます)。

実際にうつ病や不安障害など治療の上では役に立ちます。

しかし、客観的に物事を見るというのは面白くないと思うこともあります。

何かを楽しんでいる時とか、熱中するものとか、好きなことをやっている時とか。

客観的に第3者的視点からみたらつまらないなぁ
おもいっきり主観的な方が楽しいこととか、楽なことってあるなぁ
・・・と私は思うこともあります。

それを考えると主観的であろうが客観的であろうが、その考え方がどれだけ役にたっているか、人生を豊かにしているかが重要だと思うのです。
そのあたりを私はカウンセリングでも大事にしていっています。

みなさんはどう思いますか?

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ポジティブ思考は歪んでいる

臨床心理士の鈴木です。

例えば上司にひどく怒られた時に
「あの上司は自分のことが嫌いに違いない」
と、考えたとします。

さて、このように考えた場合、この考え方は正しいのでしょうか?

よく
「上司はこれからのあなたに期待して怒っているんだ」
とポジティブに考えると良いという人もいます。

しかし、この考えも正しいのでしょうか?

実際はどっちの考え方が正しいかどうかはわかりません。
本当に上司は嫌っている可能性が十分あります。

つまりどちらの考えも一つの可能性にしかすぎません。
ポジティブ思考と言われているものも歪んだ考えと捉えることもできるのです。

そんな歪んだポジティブ思考にしようと思ってもうまくいかないものです。
中途半端なポジティブ思考は役には立たないでしょう。
重要なことはポジティブに考えることではありませんし。

ではこんな場面ではどのように考え、行動してけばよいのでしょうか?

一つの指針として、自分にとってどのように考え行動することが「役に立つか」、というものがあります。
それを提供できるのが認知行動療法です。
このような観点から、「ポジティブ思考はできない」という方や、抑うつ的な思考や不安を治していきたいという方は、認知行動療法が役に立つかもしれません。
「ポジティブ思考」以外の観点が提供できると思います。

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うつと不安の夫婦のコミュニケーション

臨床心理士の鈴木です。

震災以後、結婚したい人が増えているそうです。
やはり人と人との結びつきは誰でも求めている人が多いのでしょう。

しかし、当然のことながら結婚してからが大変。
良くズレが生じるものです。

悩みごとがある時、ただ愚痴を聞いてほしいだけなのに夫から
「それでどうしたいの?」
「その考え方間違ってない?」
「気分転換でもしたら?」
「誰だってそうだよ」
という言葉。

こんな風に言われたら悩んでいる奥さんは、
「この人わかってくれないな」
って思うものです。

さらに夫はなぜ「わかってくれない」と思うのか理解できず
「じゃぁ、なんて言えばいいんだ!」
と追い打ちをかけるような悩ませる一言。

「そういうことじゃないのだけれど」
と奥さんは追い詰められます。

いつまでも経っても「ズレ」は埋まりません。

そうすると結婚して大事な人といるのにもかかわらず「孤独」を感じるのです。
うつになっている時はさらにうつがひどくなるでしょう。

うつや不安に悩まされている時は、そのような家族間の「ズレ」を埋めていくことも必要かもしれませんね。

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躁状態への対処

臨床心理士の鈴木です。

報道などである政治家が「軽い躁(そう)状態」という記事がありました。

報道の内容が正確かはともかく「うつ病」と診断されていながら「躁状態」もあるということがあります。
いわゆる双極性障害(躁うつ病)です。

躁状態はそのような素因があったかもしれませんし、抗うつ薬によって引き起こされる可能性があります。
躁状態であれば、お薬の処方や原因となった薬を減らすなどの処置がとられます。
カウンセリングでは認知行動療法的な躁状態への対処の仕方を教えます。

実際にうつ病と診断されていながら、躁状態もあるのでは?と思うことも多いです。
診察の時間が少ないために見逃されていて、「うつ」の診断を受けいつまでも良くならないケースもあります。
そのような時は、どのような症状をどのように医師の報告すれば良いかをアドバイスもしています。

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