対人恐怖症で雑談ができない人が改善が必要な2つのこと

こんにちは。鈴木です。

雑談が苦手で対人関係を避けてしまう。

友人関係、職場、学校、いろいろなところで起こります。

好きで一人でいる人は良いのですが、本当は誰かと話して交流したいのにできないって人はつらいですよね。

孤独になりやすく、気分も落ち込みやすいでしょう。

特に対人恐怖症の人で雑談が不安で悩んでいる人も多いです。

この記事では、対人恐怖症で雑談が苦手な人が考えがちな思い込みの2つのパターンと改善策については説明していきます。

雑談が得意!といかないまでも、今よりも楽に人と話ができるようになるかと思います。


雑談が苦手な人がよく考えがちな思考パターンと改善策を2つ説明します。

 ①自分の話をしたらつまらないと思ってしまう

誰かに話を振られたときに、自分の話をすると「変だと思われるのではないか」「自分の話をしてもつまらないのではないか」と考えていませんか?

無難な話をしたり、自分のことはごまかして相手の話を聞いたりして、なんとなく会話が終わり、楽しくもなんともない。

そんな会話を繰り返していても雑談が苦手になるだけです。

対人恐怖系の人は「他人から否定的に思われる」と考えている人が多いです。

ですから

自分のことを話すこと=他人から否定的に思われる

と考えがちなのです。

ところが、自分の話をしない人ってなかなか他人と仲良くなれないものです。

相手からみると「自分の話をしないってことは、自分に心を開いていないのでは」と思ってしまいます。

そうすると、

→雰囲気も悪くなり雑談もはずまない

→やっぱり自分と話をしてもつまらないのだ

→雑談は苦手だからそういう場面は避けよう

となります。

他人から見ても、自分の話をしないし、避けられるし、自分のことを嫌いなのかな?と、思うこととなり関係性は悪くなります。

 自分の話をしないことへの対策

自分の話をしてみましょう。

否定的に思われるかもしれず不安でしょう。

しかし、逃げていては今のままです。

自分の話をして本当に否定的に思われるか実験してみると良いでしょう。

そうすることで「自分の話をしても大丈夫なんだ」って考えが芽生えてきます。

まぁ、これはやってみないと実感できないことですから、とにかくチャレンジしてみましょう。

詳しいステップはこちらに書いたので参考にしてください。

視線恐怖症の治し方 カウンセラーが実際に変顔でやってみた

 ② 話が盛り上がらなくてはいけない、沈黙が怖いと思っている

雑談の時に会話が盛り上がらないとダメだと思っていないでしょうか?

そんな盛り上がる話ばかりなわけはありません。

ところが対人恐怖症の人は「こんな話してもつまらないと思うだろう」と考え、話さないでいることがあります。

さらに、「沈黙があってはいけない」と焦ってきます。

「全然面白い話おもいうかばないけど、シーンとしていたら変だと思われる」と考え、もっと頭が真っ白になってきます。

雑談の9割はどーでもよい話と言われています。

だから、もりあがる話なんて無理にしなくてよいのです。

下手にウケを狙ったり、共通の話題ばかりに注意が向くとネタがなくなります。

そんなことをしていたら雑談するのが疲れてきますよ。

 無理に盛り上げたり、沈黙が怖い時への対策

雑談ネタについて自分の思い込みが本当かを確かめてみましょう。

本当に大笑いがおこらないようなどーでもよいことを話したら、相手が不快な感じになるのでしょうか?

また、少しでも会話が途切れシーンとしたら相手は不快に思っている反応をするのでしょうか?

実際に雑談場面で何回か試してみると良いです。

わざとどーでもよい話をする、あえて沈黙をつくって相手の様子をみる、とか。

やっていくうちに、自分の雑談に対する考え方が変わっていくことが多いでしょう。

つまらないネタ自体が思い浮かばない時はこちらにネタを書いていますので実験材料にしてください。

飲み会の会話で困ったときはこのネタ!

 まとめ

今日、お話したことを実践していくと、雑談が多少気楽になることも多いです。

ただ相手によって、どうしても合わない人もいます。

そうした時は無理せず距離をとるのも手です。

また会話スキルが不足している人は、そういうのを学ぶのも手でしょう。

なかなか、うまくいかないなーって人はカウンセリングで相談してくださいね。

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