悩み続ける時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

GWあけて
「やる気がおきない!」
という人、多かったのでは?

こういう時に、無理にやる気を起こそうとしても起きないものです。

まぁ、そこそこにがんばっていきましょう。

さて、GW明けには5月病やらなんやらの心の病気に関する報道・記事が結構あります。

その中で結構使えるのではと思った方法。

「5分間悩んでも解決しない時は考えることをやめる」

だいたい5分間考えてダメな時はいくら考えても答えがでません。

悩む時間が増えて、落ち込んでいくだけです。

「そうはいっても、考えてしまう」

という人は、まず原因を分析したり、解決しようとしたりしようとしている自分に気づいて、それをやめる、ということを粘り強くやっていくといいかもしれません。

どちらにしろ「すっきり」はしませんけどね。

大雑把にいうと(正確には違うところもありますが)「悩みを消す」から「悩みを大きくしていかない」という手法です。

白黒はっきりしたいという人は納得いかない手法となるでしょう。

しかし、白黒つけられないものを白黒つけようとするのは、勝ち目のないゲームをしているようなものです。

だいたい悩み続けている人は、勝ち目のないゲームをしています。

勝つ方法を知るため、ネットをみたり、自己啓発本を読んだり、怪しげな方法をさぐったりします。

こういう時「こうすれば勝てる(悩みは解決!)」
という方法に飛びつきたくなります。

それで勝てることはありません。

そうすると疲れ果てるわけです。

そういう時やるべきことは、
「ゲームに勝とう」とすることではなく、「ゲームをやめる」ということなのです。

ゲームをやめるのには勇気が必要かもしれません。

これまでやってきていない方法ですから。

やってきていない方法だからこそ、活路が見いだせることもあります。

勝ち目のないゲームだと気づいたらすぐに放棄して、別の活動に取り組んでみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。