対人恐怖への対処-考えていること

臨床心理士の鈴木です。

対人恐怖の方でよくあるのが
「自分が不安なんだから、他人が見ても自分は不安そうに見えるに違いない」
という考え方。

実際に「不安そうな顔をしている」と言われた経験があるのかもしれません。
しかし、それがいつでもそうとは限らないのに、不安を感じるとそのように考えてしまうものです。

赤面が気になる人は、ちょっと自分の顔に変化を感じると、
「自分は赤面していて、他人も気づいているだろう」
と考えます。

つまり「自分がどのように見えるか」について悪い方に過大評価してしまう傾向があるのです。

そして
「人は自分のことを変な人だと思って見ている」
と視線を感じるようにもなり悪循環です。

このような考え方については、まず自分が考え方の癖に気づくことが必要となります。
また、実際に不安そうにみえるかどうかを確かめてみる方法もあります。
どちらも練習とコツが必要ですけど。

これらの方法をやってみると・・・
「あれ・・・私って思ってたより普通」
ということに意外にも早くわかり、変わっていくことが少なくありません。

もちろんそれだけでは変わらないことがありますが、変化への一歩となりますよ。

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