うつとドラマとカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

NHKでやってますね。

「ウツ」についてのドラマ。

マンガで出たものがドラマになっているようです。

「ウツ」についてよく説明されているようなことが、ドラマでも取り上げられています。

もちろん気になることも少しあります。
精神科医役のお医者さんが「ウツ」は早くて3か月、遅い人で2年位で治る、といったこと。
実際は薬だけ飲んでいても2年以上かかる人なんてたくさんいます。

「周囲が気晴らしに誘ってはいけない」というのも良くいわれいることです。
ドラマでは気晴らしに誘って行動した結果悪化しているといった教科書な事例。
気をつけていただきたいのが、「気晴らしに誘う」ことが「ウツ」にとって必ずしも悪化条件とは限らないということです。
気晴らしに誘ってはいけない時に誘うからいけない、ということだと思って下さい。

それに気をつけないと「薬飲んで何か月も十分に休んだけれどもよくならない」といったことに、なりかねません。

それでも、ウツについて全く知識のない方にとっては役にたつでしょう。
あくまでも一つの「事例」とみることが一番役に立つと思います。
あまりこのようなドラマはみたことがないので、とりあえず次回もみてみようかと。

あと素人目からすると藤原紀香と原田泰造というメインの組み合わせは何となく面白い組み合わせなような気がします。

ドラマで出てきたところで気になるところや、補足、一般の方が誤解してしまいそうなポイントがあれば、勝手にこのブログで指摘していきます。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


不安に挑戦しても治りにくい社会不安障害

臨床心理士の鈴木です。

人前で話す、書く、食べるなどの場面で過度の緊張、吐き気などの症状が問題となる社会不安障害について。

私もよく人前で話すと緊張します。
大勢の前ではなおさらです。
自分では「大勢の前で話すのは苦手」「人が大勢いる飲み会は苦手」と思っています。
私のカウンセリングを受けている患者さんや、私の周囲の人には「それはない」といつも否定されますが・・・。
苦手といっておきながらベラベラ余計なことばかりしゃべっているせいかもしれません。

さて、社会不安障害の患者さんからよく聞くのが、自分で克服しようとして、何度も不安な場面に挑戦するけれども、なかなか治らなかったという経験があるということ。

この場合、不安場面において
・ずっと人と目を合わさないようにしている
・一言もしゃべらずじっとしている
・不安を避けるために、作業を早く終わらせようとする
・不安なことを忘れようとばかりする
・リラックスしなければ大変なことになるのでは、と考えている
などの行動をしている印象があります。

これらの行動は不安場面に直面しても、その場しのぎの短期的な効果しか生み出していないのです。
その結果、十分にその場に慣れることができず不安が続きます。
特にリラクゼーションなどの方法を身につけている方は注意です。
リラクゼーション自体は悪いわけではありませんが、「十分にリラックスしなければいけない」と考えすぎると逆効果になる場合もあります。

つまり、不安を下げるための対処ばかり考えるということは、不安を呼び寄せることにもなり得るのです。

このような場合はなかなか良くなりません。
せっかく勇気をふりしぼって不安な場面に挑戦しても、失敗ばかり繰り返すと逆効果です。

不安場面に挑戦してもうまくいかないという方、思い当たりませんか?

余談ですが、私が「人前で話すのは苦手である」と考えていたとしても、「人前で話す」ことはできます。
プラス思考になったら、自信がついたら人とうまく話せることができるだろう、と考えている人もなかなか良くなりにくい印象ですがどうでしょうか?
考えていることが行動の原因であるという誤解から抜け出すテクニックを身につけることも、回復するコツかもしれませんよ。

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うつ病と職場復帰の勉強会講師をやってきました

臨床心理士の鈴木です。

今日は依頼があり、他の精神科クリニック職員さん対象の、うつ病に対する認知行動療法勉強会の講師をしてきました。

ここ半年くらいは聞いている方が主であったので、話す方は少し緊張してしまいました。
いつもやってしまうのですが、伝えようと思っていた大事なことを2~3個は忘れてしまいます。
これも慣れなのでしょうか・・・。
余計なことはそれ以上に言っています。
一応これでも普段は無口だと自分では思っているんですけどね。
毎回のことながら反省。

うまく伝わったかなぁと勉強会の講師をするたびに気になる。

学会発表もそうですが、勉強会の講師をすると自分のやっていることの振り返りになるので、講師をしている私自身も勉強になりました。
また、自分が当たり前だと思っていることが、他の人には当り前では無かったり。
人と比べることで自分の特徴がわかってきます。

今日は主にうつ病から職場復帰する患者さんに対する勉強会でした。
効果があるという理屈を勉強することは専門家として当然だと私は思いますが、それ以上にどうしたら患者さんの役に立てるかという発想をもってくれたら、今回の勉強会は成功なのです・・・うまく伝わったかなぁ。
小規模の勉強会だったけれども、こういう地道な活動が結果的に患者さんに還元していければと思っています。

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家族とコミュニケーションとカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

私のカウンセリングでは利用者の7~8割が女性です。
場合にもよりますが、ご家族も一度くらいはカウンセリングに来ることを勧めているため、ご夫婦、親子でこられる方も多数いらっしゃいます。

症状は様々ですが、夫婦、親子でよくはまりやすいパターンがあります。

悩んでいる本人に対して周囲が
「もっとこんな風に考えてみたら」
「それは考えすぎだよ」
「それくらいの悩み誰だってあるよ」
「もっとプラス思考にしてみたら」

いわゆる「考え方を変えてみたらどうか」という「アドバイス」。
これは悩んでいるのは女性で、夫など男性から言われるパターンが多い印象です。

このような場合は
「そんな風に考えるのはわかっているけど・・・」
という会話になり、
「言ってもわかってくれない」
と考えるようになり、
「誰にも言えない」
という悪循環になります。

女性側の本音は「ただ聞いてほしい」
男性側の本音は「どう接すればいいかわからない」

悩んでいるのが男性で、周囲が妻や母親など女性の場合は、周囲があまり刺激しないほうが良いことはわかっているものの、「~療法」「有名な~先生」など治療法を一生懸命探して、提案することが多い印象です。
このパターンは、男性が治療に乗り気でなかったり、効果に疑いをもっていたりします。
治療に乗り気でない本人をみると、周囲がイライラします。
それを本人が察して
「わかってもらえない」
と考えるようになります。
そうすると悪循環となります。

男性側の本音「何かいい方法があれば良いけど、もっとほっといてほしい」
女性側の本音「何でもよいから早く治療してよくなってほしい」

この二つのパターンは最もよくある(私の印象でしかありませんが)例ですが、とくかくコミュニケーションのズレ、相手への期待のズレがあります。
どちらが悪いというわけではありません。
悩んでいる本人も一生懸命良くなろうとしてますし、周囲も良かれと思ってやっています。
ただ、双方ともどのようにしてズレや症状の改善をしていって良いかわからず、悪循環にはまっているのです。

これらのズレが改善するとグッと良い方向に向かいます。
もちろんそれだけで症状が良くなるとは限りませんが、少なくとも悩んでいる本人も周囲も今までよりは楽になるとは思います。

このため私のカウンセリングでは、一度で良いのでご家族も一緒にカウンセリングに来てもらい、ズレがあれば改善できるようアドバイスしています。
どんなカウンセリングをしているか、ご家族もわかると安心ということもありますが。
ご家族が来談できない場合でも、できるだけ周囲に自分の状況をわかってもらえるよう、お手伝いしますよ。

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休職中の過ごし方と職場復帰の方法

臨床心理士の鈴木です。

不況、不況と言われる中、うつやパニック、社会不安障害、強迫性障害などにより、休職されている方は、今後のことを考えると不安になっていると思います。

何度もこのブログで書いていますが、薬を飲んで家で休んでいてはうまくいかない印象です。
どうやって職場復帰に向けていけば良いかという「休職中の過ごし方」を何も指導されずに、休職して再発を繰り返している方がたくさんいらっしゃいます。

どうやっていけば良いかわからいのは、本人だけでなくご家族、企業の方も同様のようです。
心の病気に対する知識はインターネットなどの情報だけでは、マニュアル的すぎて不十分だと私は思います。

ところで、私のカウンセリングはこじんまりと個人の方を対象にやっていますが、時々直接企業の方が社員の相談にこられたり、社員のカウンセリング料金を払うという依頼があります。
大手企業や公務員、医療関係者を中心にカウンセリングを受けに来ています。
私がうつ病や不安障害の認知行動療法を専門としていることもあり、わざわざ県外の企業の方が西浦和まで足を運んで下さっているようです。
少し恐縮してしまいます・・・。
うつ病やパニック障害などには認知行動療法が有効であると認識されてきているのも一つの要因かもしれません。
それとカウンセリング会社を使うとかなりのコストがかかるため、必要な分だけ料金を払う方が企業側としてはメリットが多いようです。

私のカウンセリングでは「短期間で病気への対応と休職と職場復帰のための知識と技術を知りたい」という方には復職に向けた必要な技術と情報を個別プログラム化して、短期間で終えるようにしています。
個人的にカウンセリングを受けたいけれど、費用面が不安という方にも良いかもしれません。

休職されている方は、治療、再発予防という観点からも認知行動療法のよるカウンセリングを早めに受けることをお勧めします。

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うつ病と不快な思考への対処

臨床心理士の鈴木です。

うつ病になったとき、繰り返しよぎる不快な考えに対してどのように対処してますか?

「今後どうなるんだろう」
「治らないのかな」
「昔からマイナス思考だったしなぁ」
「再度うつ状態になるのが怖い」

など。

対処として
「そんなことは考えないようにしよう」
「気分転換でもして忘れよう」
「プラスに考えてみよう」
「うつにならないように休んでいよう」

こんな対処の仕方をしてませんか?

考えないようにして、考えないでいられますか?
気分転換して一時的に楽になっても、考える時間ができると、また思い出して悩んでいませんか?
プラスに考えれば良いことは分かっていても、そのように心から思えない、と考えていませんんか?
うつに気をつけるあまり、生活が楽しめていないのではありませんか?

必死で嫌な考え、感情、記憶を振り払おうとすると、一時的には有効であることはありますが、時間が経てばまた戻ってきます。
そして色んな対処方法を調べて、実戦し、うまくいかない、という結論に達するうちに、「やっぱり思い出してしまう」ということになり、疲れ果てていくものです。

そんな悪循環から抜け出し方を私のカウンセリングでは教えています。
何か月休んでも、薬を飲んでも、うつが治らない、うつの再発が怖い、という方は、考えることに疲れ果てる前に来てください。
不快な考えに対しては意外な抜け道があるものです。

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西浦和と俳優とカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

先日の仕事帰り、夜9時すぎでした。
うちのクリニックの近くにある、暗い脇道に怪しげな何台かの車が。

私服を着た若い方が交通誘導をしている。
何かの撮影をしているらしい。

テレビか何かだとおもっていましたが・・・。
なんと!某有名俳優「T」がいるではありませんか!

この土地でカウンセリングをしている私が言うのもなんですが、なぜ西浦和なのでしょう。
そこは桜並木がキレイなのですが、桜は散っているので何の特徴があるのか私にはよくわかりません。
なかなかマニアックな選択ですよね。

西浦和を選択するなら、きっと良い映画かドラマに違いない・・・と思い込んでます。

そんな西浦和で、うつと不安のカウンセリングを初めて受ける方へ。
西浦和駅からうちのクリニックまでは単純な道のりなのですが、改札を出た後にとりあえずどっちの方にいくか迷う方が多数います。
県外からカウンセリングを受けに来る方が多くなったこともあるようです。

そこで道のりについて。

改札を出ると目の前に17号線バイバスが見えますので、左に曲がってください。
そうすると道路を隔てて右側に「山田うどん」があります。
バイバスを渡り、「山田うどん」の脇道を右に曲がるとクリニックが見えます。

早く来すぎた時は「山田うどん」のとなりに「デニーズ」がありますので、そこで時間をつぶしてもいいかもしれません。
またお腹がすいている方は西浦和の商店街もあります。

車でいらっしゃる方はクリニックに隣に無料駐車場がありますのでご利用ください。

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埼玉県外からカウンセリングを受けに来る方へ

臨床心理士の鈴木です。

非常に埼玉ローカルな話になりますが、今年買った「埼玉スーパーカタログ」。
埼玉出身ではない私にとっては、埼玉ウォーカーとともに、埼玉にはどんなお店やスポットがあるか参考になる本ではあります。
しかし、どうも若い人向けのお店が多い印象です。

だから「大人の埼玉ウォーカー」なんてだしてもらえないかな、と密かに思っています。
県外出身者にとっては、そんなのがあると便利だなと感じます。

県外と言えば、最近は埼玉県外からカウンセリングを受けに来る方がさらに増えました。
東京、栃木、千葉、神奈川、茨城など関東全域からいらっしゃいます。
遠くから来ている患者さんのためにもがんばっていきたいと思っています。

それと県外から来ている方には、是非埼玉を楽しんでいってもらいたいのです。
悩んでいる時は、問題解決することに目がいきがちです。
埼玉めぐりなんていう選択肢はないのかもしれません。

ところが「問題に目をむける」ことと「解決する」ことは必ずしも一致するとは限らないのです。
これがピンとこない方は、悩んでいることについて色々考えたり、対策をうっても堂堂めぐりになっている人でありませんか?
「うつ」や「不安」について、インターネットの情報や本に書いてあることを参考にしても、なかなか解決していない人ではありませんか?

こんな時は問題について考えるよりも、埼玉観光に解決の糸口がある・・・かもしれませんよ。
その辺の「考え方」を柔軟にしていくのもカウンセリングの役割です。
どこにも出かけたくない、何もする気が起きない、と考えて、カウンセリングにきた方が、カウンセリングが終わった後、自然に「どっかいってみようかな」と思えるようにしていけるように心がけています。

ただ、どこへ行けば良いのだろう、ということになります。
インターネットだと情報がありすぎて、困るような気がしますし。

こんな時に埼玉を紹介する本などが豊富ならなぁ、と思うことがあります。
何なら私がうちのクリニックの最寄りである西浦和を徹底的に紹介する「西浦和ウォーカー」みたいなことでもこのブログでやったら面白いかもしれませんね。

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私のカウンセリングスタイル

臨床心理士の鈴木です。

「鈴木さんは認知行動療法以外は認めないのですか?」
と聞かれることがあります。

当然「いいえ」と答えてます。
私に対してどういうイメージなんだ・・・と感じることもしばしば。

どうも、このブログでも認知行動療法を勧めていると、
「認知行動療法はすばらしい。それ以外はダメ」と言っていると誤解を受けることがあります。
私の表現力の問題でしょう・・・。

今のところ認知行動療法が様々な科学的根拠があるので、私もそれに従っているまでです。
別に良い方法がでてくれば、すぐにそっちに移るでしょう。
そういう意味では浮気ものです。
心理学の理屈って、あとから勝手に作り上げているだけだといつも考えてます。
ですから患者さんの役に立たなければ単なる妄想にすぎません。
それであれば、一番役に立つ理屈を使うのが患者さんのためだと思っています。

実は認知行動療法を使うにしても、いろんなところの理屈は借りてきています。
さらにいえば、心理学だけでなく、知人のうまいなって思うコミュニケーション方法なども、自分の中に取り入れたりします。

例えば、パニック障害で電車に乗れない人がいたとします。
認知行動療法の色んな理屈にしたがってやろうとしたって、ちょっと難しい感じになると当然うまくいくわけがありません。
患者さんも「認知行動療法の理屈は頭でわかっているけれど。怖くて電車にのれない」となってしまいます。
頭では「怖くてできない」と思っていることを、患者さんが自ら「やってみようかな」って決断させるのかが、カウンセラーの腕のみせどころなのでしょう。

誰かは忘れましたが「行動療法は、アセスメント(査定)と仕掛けがきちんとしていれば、なんでもありだ」と、言っていた臨床心理士の方がいました。
私は勝手に「なるほど。どんな人かを見極めて、どのように演出するかが大事なのだな」と思い込みました。
認知行動療法という理屈を「どのように演出するか」がカウンセラーの個性になっているのかなぁ、腕の見せ所なんだろうなぁ、って考えています。
理屈をわかるのと実践するのが違うのは、患者さんもカウンセラーも同じかもしれませんね。
心理学の理屈や、日常生活での他人とのコミュニケーションには「巧みな演出」をするものが豊富です。
私はいつも患者さんの役に立つ「演出」を探しています。

ですから、認知行動療法云々いってますが「役にたつものは何でも使う」っていうのが私のカウンセリングスタイルです。
将来新しいカウンセリング方法が出てきても、「演出の仕方」の大切さは変わらないかもしれません。

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カウンセリングの対象者?

臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングはどういう人が受けるべきなのだろう?と思ったことはありませんか?

「うつだから」
「こころの病気だから」
「薬で良くならないから」
「薬以外の方法を知りたいから」

こんな風に思っている方が多数ではありませんか?

これはカウンセリングが
「病気を治すためのもの」
「悩んでいる人が話をきいてもらう場所」
という、偏ったイメージがあるからでしょう。

実際のところはそうではありません。

「ダイエットが続かない」
「食べ過ぎてしまう」
「夫婦関係について悩んでいる」
「糖尿病で悩んでいるが、生活改善できない」
「禁煙をしたい」
「失恋で落ちこんだ」
「受験で失敗して悩んでいる」
「人の行動を変える方法を知りたい」
「部下のマネジメント方法を知りたい」
「悩んだときに、どうやったら早く立ち直れるか知りたい」
「人間関係で困っている」
「病気まではいっていないけれど、人前であがってしまい、うまく話せない」
など。

つまり病的なことで困っているわけではないけれど、日常生活にちょっと困っていたり、もっと自分の人生を良くしていきたい、ということがカウンセリングの目的で良いのです。
QOL(生活の質)を高めるためというのでしょうか。
そもそも、カウンセリング(行動療法)ってそういうものであると私は思っています。

しかし、カウンセラーも色んな考えの人がいるので、
「あなたはカウンセリングの適用ではない」
「あなたに(認知)行動療法は向いてない」
とカウンセラーや医師から言われた、というのを良く患者さんから聞きます。
そのように言われたけれど、やっぱりカウンセリングを受けたくて私のところへ来た患者さんのほとんどが、十分にカウンセリングの対象であり、何らかしらの提案ができる方ばかりでした。

もちろんカウンセリングが万能であるということではありません。
しかし、いわゆる「病気」とされていない方でも、お役に立てると思います。

精神科、心療内科のクリニックのカウンセリングだから「病気」の人でなければいけないということではありません。
特別な病気ではなくても、生活の質を高めたい、と思っている方は、カウンセリングを受けてみてください。
浦和すずのきクリニックでは、心療内科、精神科の受診はしなくても、カウンセリングは受けられますよ。

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