「 うつと不安のカウンセリング 」一覧

夢は願っても叶わない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「夢は願えば叶う」
「夢はあきらめなければ必ず叶う」

よくいわれています。

しかし、私はこれは違うと思います。

というか、無責任な言葉なぁっていつも感じているのですが・・・。

頭で願っただけで夢が叶うわけがありません。

行動しなきゃ何も限りません。

じゃぁ、行動したら夢は叶うのかというと、それも違いますよね。

挫折することだってあるはずです。

つまり夢を叶えようとすれば、実現できなかったり、傷ついたり、悲しんだりする可能性があるわけです。

実現できない可能性を受け入れて進んでいくことが必要ですよね。

ですから
「夢を叶えたければ、行動しなさい。行動した後に夢が叶う保証はないし、絶望感を味わうかもしれない。しかし、行動しなければやりたいことをあきらめる苦痛を味わう。行動することで何もしないよりは実現できる可能性は高くなり、人生に充実感を得られやすくなるかもしれません」
ということがもうちょっと正確な表現じゃないかなぁと(もっといい表現があると思いますけど)。

これって結構大変なことなんです。

何の保証もない不安に飛び込んでいくんですから。

夢を叶えようとすることは、リスクを引き受けることなんです。

かといってやりたいことをあきらめれば、人生つまらなくなってきます。

あきらめたって、傷ついたり、悲しんだりしますし。

これはうつと不安に対しての考え方と似ています。

うつや不安症状で困っている人は、何かを避けています。

避けなければ不安になるし、傷ついたり、悲しんだりするするかもしれません。

かといって、避け続けていては生活の範囲がせばまるし、やりたいことができなくなるし、つらいことは変わらない。

難しいけれど、うつや不安でへこたれる可能性を受け入れながら、克服しようとすることが治療には必要なのです。

ですから夢を叶えようとするプロセスとうつや不安を克服するプロセスって似ています。

うつや不安から脱するためには「不安定な安定」から脱出し、リスクを引き受けることとなります。
不安を受け入れて、活き活きとした生活を手に入れていきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
・浦和すずのきクリニックの受付
または
・電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
カウンセリングの詳細・料金等はこちら。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


不安は一部でも避けていると克服できない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニックとか社交不安障害とか強迫とかの治療は、基本的に不安場面を練習していくこととなります。

他に良い方法ないかなぁ、不安なことをやらなくても良くなる方法がないかなぁ・・・って思っている人!

まず、そんな方法はありません。

直面しないかぎり、よくならないのです。

そもそも良くなったかどうかは不安場面に行ってみないとわかりませんしね。

練習していくこと
「これだけはやりたくないなぁ」
「これ以外ができるようになるだけで良いんだけど」
と思うことがあるかもしれません。

例えばパニックで電車が怖い人が
「快速なんて乗れるように乗れなくたっていいや」
と思って、鈍行だけにのって快速に乗らないとか。

不潔強迫の人がどうしてもきれいにしておきたい場所をとっておくとか。

このように一部でも苦手なことを避けていて、良くなるということはまずありません。

不安を克服したことにならないからです。

良くなったなぁと思っても、微妙に不安に付きまとわれているままでしょうし、将来何かの拍子に再発する可能性は高くなります。

ですから、最後までやり通すことが必要なのです。

大変なことかもしれませんが、少しでも前に進むようにしましょう。

苦労した分の見返りは大きいものです。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
・浦和すずのきクリニックの受付
または
・電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
カウンセリングの詳細・料金等はこちら。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


カウンセリングの申し込み方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

浦和すずのきクリニックのカウンセリングシステムの概要と私のカウンセリング方法について書いておきます。

カウンセリング機関を探している方は参考にしてください。

カウンセリングは認知行動療法を専門としています。
特に強迫性障害、過食症、パニック障害、社交不安障害、うつ病を専門に扱っています。

・薬以外の方法を知りたい方
・薬だけではなかなかよくなっていない方
・妊娠中の方、妊娠を望んでいる方
・自分の力で治していきたい方
・薬を将来的に減らしていきたい方
などにお役に立てるかと思います。

特にただ話をきいてもらうだけでなく、積極的に自分で治していくカウンセリングを望む方におすすめです

カウンセリングでは何をどうすればよくなるのか、一緒に考えていったり、良くなるための練習をしていったり、アドバイスなどをしていきます。

浦和すずのきクリニックの特徴
・医療機関で10年以上の実務経験者がカウンセリングを担当
・本人が来談しなくても対応可能
・他の医療機関に通院中の方、どこにも通院されていない方も受け入れ可能
・認知行動療法など科学的根拠に沿った方法を実施

・カウンセリング料金(健康保険はつかえません)
50分7000円
訪問カウンセリング
60分20000円

カウンセリング希望の方は以下の方法で申し込んでください。
・浦和すずのきクリニックの窓口
・電話048-845-5566
「カウンセリングの予約をしたい」旨をお話しください。

他の医療機関、どこにも受診していない方でも受け入れています。
カウンセリングのみ希望の方は浦和すずのきクリニックを受診する必要はありません。

カウンセリング予約は
10時、11時、12時、14時、15時、16時、17時、18時~の選択となります。

臨床心理士 鈴木のプロフィール
埼玉県内外の精神科クリニック、精神科病院臨床心理士科科長を経て浦和すずのきクリニックに勤務。
認知行動療法が専門です。

アクセス
住所 埼玉県さいたま市桜区田島7-17-21
JR武蔵野線 西浦和駅 徒歩約10分
駐車場完備(無料)

お気軽にご相談ください。


症状が改善するということ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングで良くなっていくということはどういうことか、と聞かれることがあります。

ケースバイケースといえばそうなのですが。

少なくとも
「何にも不安がなくなる」
「悩むことはなくなる」
ということではありません。

不安を抱えたり、悩むことがあっても、それに囚われずに生活していけるようになる、といえます。

人生歩いていれば転んでしまうことがよくあります。

転んだら立ち直ることができればよいのです。

転ばないようにしようとするとその場に立ち止り前に進まなくなります。

それはそれで人生苦しいものです。

不安やうつを恐れ、生活の範囲がせばまります。

要は症状がよくなってきたのにぶり返したな、って思ってもまた対処できるようになることが大切ということです。

ですから不安だなって思ったら立ち止まるのではなく、一歩進んで行動してみること良いのです。

まぁ、転んでばかりでは前に進む気力もなくなりますので、成功体験を積み重ねていきましょうね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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吐くことが怖い人がよくやってしまうこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

受験シーズンです。

受験生は緊張しますよね。

緊張すると動悸もするし、人によっては吐き気が伴う人もいます。

吐き気が怖くて、電車に乗れない、人前に出られない、という人もいますよね。

結構吐き気が怖いという人はいっぱいいて、しかも長い間悩んでいることも少なくありません。

ごまかして生活してきていたら何年もたっちゃったとか。

なんとかやり過ごせるとよいのかもしれませんが、人生においてはそうもいかなくなることもあります。

そうすると治療が必要です。

悪化しやすい人がよくやっていることは
・吐いたらまずい状況を避ける。
・居酒屋など吐く人がいる場所を避ける
・エチケット袋を携帯
・吐かないようにする対策ばかり考えている。
・外出時はトイレの場所をチェックしている
・人前で食事をしない

などです。

上記のことをやっていると、一時的に安心はしますが、苦手意識がなくなることはないでしょう。

不安に対して一時しのぎの対処をすることは不安を大きくさせる作用があるからです。

また生活がだいぶ狭まっているのがわかりますよね。

パニック、社交不安の人に多い印象はあります。

当てはまる人はひどくなる前に治療を受けましょう。

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がんばらないと良くならないことも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく心の病気になると
「がんばらないようにしましょう」
と言われることが多いでしょう。

うつなんかだと頑張りすぎて、悪化する人もいますしね。

しかし・・・本当に何もせず頑張らずで良くなっているかどうかです。

ゆっくり休んでよくなるならそれでよいのですよ。

良くなっていない人も多いハズ。

休んでいると嫌なことばかり考える。

考えているともっと抑うつ的になる。

抑うつ的になるともっと休むことになる・・・の悪循環です。

となると、何かかしらをがんばらなくてはいけないわけです。

がんばる、がいやなら「ソコソコやる」でも構いませんが、とにかく行動を変えていかなくてはいけません。

ここで重要なのは何を頑張るかです。

頑張りすぎて心の病気になったのなら、そこを頑張ってはいけません。

今よりも元気になるために頑張るポイントがあるのです。

ゆっくり休んでいるだけで本当に良いのだろうか、と思っている人もいるでしょう。

特に何ヶ月も良くなっていない場合は休んでるいるだけではダメなことが多いのです

頑張るポイントを専門家と相談しながら元気になっていきましょう。

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薬以外の方法も有効です。

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングに来る人の理由はいろいろですが、その一つは
「薬に頼りたくない」というもの。

特に不安障害や摂食障害の人が多い印象です。

こんな方がカウンセリング(認知行動療法)を受けると有効な可能性があります。

・頓服がお守り代わりになっている人
・予防のため頓服を使用している人

頓服使用してどうなりました?

一時的に安心して「いつかよくなるのかな」と思って、ずっと飲み続けているのではありませんか?

薬がないと不安になっていません?外出前は薬をもっているか入念にチェックしていません?

ちょっと依存しているのではありませんか?

頓服を使用をして不安なことができたからといって、よくなっているわけでは必ずしもありません。

使用しなかったら元に戻る可能性が高いハズです。

こういう人は、根本的に治していかないとずっと不安なままです。

パニック、社交不安障害、強迫性障害は不安に慣れていく練習(認知行動療法)が薬物療法と同等またはそれ以上の効果があります。

頓服の使用は不安に慣れていく練習を邪魔すると言われています。

頓服が役に立つこともありますがずっと薬を飲み続けたくない、という人もたくさんいますよね。

薬以外の方法を試したいと思ったら、カウンセリング(認知行動療法)を受けにいきましょう。

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考えるな!感じろ!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ブルース・リーが映画の中で言っていた有名なセリフ。

「Don’t think! feel!」

直訳すれば「考えるな。感じろ」となります。

映画の中でのこの言葉の解釈とは違うと思いますが、この言葉はまさに悩んでいるときの対処方法の一つととらえてもよいかもしれません。

考える代わりに何をやったらよいかをよく表しています。

あーだこーだ頭で考えても解決しない悩みってたくさんあります。

考えても多くの場合うまくいきません。

さらに不安になったり、自分を責めたり、他人を責めたり、絶望したりします。

理屈で考えてうまくいかいことがわかっても、人間は考えることが必要だと錯覚してしまうんです。

「考えなかったらもっとひどいことが起こる」
「考えなかったら何も解決しない」
って。

これが苦悩の始まり。

そうしていると、今ここで起こっていることに気づきません。

散歩をしているとき。
四季の移り変わり、
肌で感じる気温の変化など、悩んでいる時は感じ取れないもの。

そうすることで本来楽しめるはずの散歩が楽しめなくなるのです。

悩んでいる時、今何を見て、聞いて、感じているのか、きちんと感じ取れていますか?

「それどころじゃない」
と思っていませんか?

悩んでいることはそのままで、この瞬間を感じ取り、日常を大切にしてください。

そうすることでうつや不安にとらわれにくくなってくることがわかっていて、認知行動療法などでも取り入れられています。

Don’t think! feel!

まぁ、そんなこといっても考えちゃいますけどね。

人間ですから。

考えに囚われたらその都度今ここで起こっていることに注意を向けていってみてください。

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不安を克服するプチ練習

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今いろんなところで取り上げられている話題。

みなさんはもう見ましたか?

アメリカ人の母親が13歳の息子にスマホをプレゼントした時の契約書。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

中身については賛否両論あるようですが大人な意見としては賛成される方が多いのでは。

子ども側からすれば「うっとしい」の意見の方が多いとような気がしますが。

しかし、これを守るとしたら大人も「難しいなぁ」と思った人いません?

私が注目したのは14番の「時々スマホをおいて外出する」ということ。

スマホがないとわかるとパニックになる人っています。

その人はすでにスマホ依存となっているのです。

あとパニック障害や社交不安障害の人が電車に乗る練習をする時。
スマホを見るなどして気をそらすのは症状を悪化させるためやめてもらおうとすると、
「不安がなくてもスマホ(携帯)なしで、電車の中でどうやって過ごしていいかわかりません」
という意見。

若い世代ほど多い印象。

一昔前は患者さんから言われなかった意見でした。

こういう時代なんですねぇ。

ただ強迫性障害、パニック障害、社交不安障害などを克服するために不安に直面してもらう練習をしてもらうのですが、スマホを持ち歩かないことって、不安に慣れるってどういうことがわかるプチ練習になるんじゃないかなぁって思いました。

最初はきついのですが、時間が経つにつれ楽になってきます。

その時、どんな風にしたら楽になる時間が早まったかとか自覚できると、ほかの不安を克服するヒントになります。

「スマホなし不安」に直面する練習をしてみては?

こちらの記事もご参考に
・スマホと不潔恐怖
・スマホ中毒になっていません?

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「無」になって考えないようする方法?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

いろいろ悩んでいると
「何も考えたくな~い」
と思いません?

何も考えないように
「無」
になれば良いと思ったことありません?

しかし、よく考えてみてください。

「よ~し、何も考えないように無になろう」
と考えて「無」になろうと努力している時。

何を考えていますか?

そうです。

「何も考えないように無になろう」
と「考えて」いるわけです。

さらに無になれないので「どうやったら無になれるのだろう」と「考える」わけです。

だからいつまでたっても「無」にはなれません。

時々嫌なことを考えたくない、逃れようとして座禅を組みに行く人がいます。
それは本来座禅の目的から離れていることです。
座禅を現実逃避の時間にしている可能性があるからです。
(ちなみに私は仏教徒ではないので、きちんとしたことは仏教やっている人から聞いてくださいね)

要はあーでもこーでもないと考えたり、「考えないようになるにはどうしたらいいかなぁ」と「考えて」いるうちは問題は解決に向かうどころか、さらに状態を悪化させてしまいます。

実際的なところ何も考えない状態に自由になることはできません。

しかし、問題を大きくさせないでいることはできるものです。

「何も考えないように無になろう」はやめて、今できることを実行していきましょう。

そこに今悩んでいることから解放されるヒントが出てくるものです。

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