情報の安売り

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私が講演会や研修会の講師をした時に、「そんなに教えてもらっていいのですか?」「ちょっと小出しにした方がいいですよ」と主催者から言われることが度たびあります。

はじめは何のことやら、わかりませんでした。

よくよく聞いみるとメンタルヘルス研修や企業での部下への接し方など、そのような情報はあまり資料にして渡さないこともあるし、小出しにしてお金を稼ぐ方もいるそうです。

それで利益を得ている会社もありますね。
研修料金が信じられないくらいの高額です。
どうしてそんなことに大病院や大手企業までもお金をかけるのかがわかりません。

情報=お金、と見れば私は安売りしているのかもしれません。
研修のコンテンツは多い方だと思います。

まぁ、私は講師を中心に仕事をやっていくつもりもないし、講師の仕事は半分社会・地域貢献のためにやっているつもりなので、あまり気にしないです。
しかし、中身は妥協しないで良い研修会にしようと思ってやっています。

そもそも専門的な知識はどんどん変わります。
下手をすると対応一つとっても常識が変わるのです。

その時に最善の情報を提供できるのがプロ。
情報提供をケチっていることがおかしい。
数年後、持っている医療的・心理学的情報が役に立たない可能性があるわけですから。

それにしてもカウンセリング手法を教える様々な業者がいるものですね。
会社や病院が経費削減するなら、大して効果のない研修を減らした方がよいのでは?と思うのは私だけかな?

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


家族が相談に来た時の料金について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よくある質問。

「家族でカウンセリングに行きたいのですが、料金は上がるのですか?」

この質問の答えは・・・料金は同じです。

本人以外がはいったりする家族カウンセリングは、場所によっては料金が上がるようです。

なぜ料金を上げる必要があるのかはよくわかりませんが・・・。

私のカウンセリングでは、家族や周囲の方が来ても同じ料金です。

追加料金は一切ありません。

安心していらしてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


テレビで病気のことをやっていると不安になる人へ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビで身体の病気についてやっていると「自分もその病気なのでは?」と不安になりませんか?

そうするとインターネットで病気について調べる。

やっぱりこの病気かな・・・と思ってさらに調べる。

不安になって眠れなくなる。

病院に行って、検査をしても異常がないと言われるが不安。
異常がないと言っているわりには、なぜか抗不安薬がだされたりしますけど。

さらにテレビを見ていると別の病気の特集がやっていて、「自分もこの病気なのでは?」と不安になる・・・。

この繰り返しになっていくと、永遠に不安に悩まされます。

自分の病気についてインターネットで調べるのは構いませんが、やりすぎるとどんどん落ち込んでくるものです。

情報が得られやすい時代ですが、情報を得ることでさらに不安が強くなっていくこともあるのです。
調べている時間は不安に囚われているのですから。

やり過ぎている人は一度病気について調べるのをやめましょう。
そして不安に囚われない普通の生活を送ってみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


赤面症への対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

赤面症で悩んでいる人がいます。

結構大人の方もいますよね。

「変な人だと思われている」と考えています。

そのような人が「赤面にならないようになるためにはどうしたらよいか」と色々調べていくと、だいたい逆効果となります。

赤面しないようになろう、と思っている時点で赤面を意識しているのですから。

「赤くなっていないと思おう」「自分に自信が持てたら赤面しないだろう」
と、考えてもうまくいきません。

そんな風には思えないし、自信なんて結果的につくもので、本を読んだり考えたりしてつけるものではありません。

改善するためには「赤面しても大丈夫」を目指した方が良いです。
赤面しても気にならなくなっていくし、結果として赤面しなくなることはあります。

長年悩んでいる人や薬がなかなか効かない人でも、練習していけば改善する人もたくさんいます。
自分でできる練習方法はありますので、あきらめずに治していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


家族の接し方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病で悩んでいるご家族への指導として
「はげまさないでください」「共感してください」
という指示がだいたい出ます。

しかし、それが実行出来ていることは少ないような気がします。

例えば薬を飲んで数ヶ月経っても良くならないとき。

書籍やインターネットの情報だと薬を飲んで数ヶ月すれば必ず治ると書いある。
それが治らないのはやっぱり「やる気」の問題だ。

こんな感じで再び、プレッシャーが強くなります。

そんな簡単に良くなる人ばかりではありません。
良くならなくて困っているのは本人です。

うまくいかない時こそ支えてほしいもの。

なかなか良くならない時はご家族の方も専門家に相談してみるといいですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


過去の話ばかりするのがカウンセリングではありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

前回に引き続き、カウンセリングでよくある誤解。

「過去の話ばかり聞かれるのがカウンセリング」
「親子関係ばかりきかれる」

これもよく聞く話。
カウンセリングの最初の5回くらいは過去の話ばかりさせられた、ということも。

実際に過去のことや親子関係の話を重視する立場のカウンセラーもいます。

しかし、そんなカウンセラーばかりではありません。

私は何回も過去の話ばかり聞くようなことはしません。
そんな時間があったら、困っていることを解決に向かうような話をします。
もちろん、必要な過去の情報は教えてもらいますが、それで何回もカウンセリングの時間をとらせることはありません。

「過去の親子関係の満たされない感情について解決しないと、根本的な解決にならないのでは?」
と、思う人がいますが、そんなことはありません。
逆にそのような理論やアプローチが有効である根拠はありません。

私のカウンセリングでは現在~未来を大事にしていっています。
つらい過去は変えられませんが、つらい過去の影響の度合いや、これからのことは変えていけますから。

これからどうしたら良いのか、どうしたら充実した生活が送れるのかを話し合いませんか?

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


カウンセリングはアドバイスしないのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近は少しずつ減ってきましたが、カウンセリングへの誤解がまだ解けないことがあります。

一番よく聞くこととして
「カウンセリングはただ話を聴いているだけ」「アドバイス・提案をすることはしない」
という誤解。

もちろん聴くだけのことが良い場合は聴いて気持ちを整理することはします。

しかし、それだけとは限りません。

必要に応じてアドバイスも提案もします。

確かにカウンセリング講座みたいなのを受けると「カウンセリングはアドバイスはしない」と書かれているものもありますが、それは一つの考え方にすぎません。

聴くだけのカウンセリングは限界があります。
やはりある程度カウンセラーがアドバイス・提案をし、知識や技術を身につけてもらったりして良くなっていくものです。

話を聴いてもらうだけでなく、解決に向けて積極的にうつや不安への対処を身につけたいという方は来てみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


わかってくれない夫への対応

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

家事をやらない夫に家事をやらせる。

そんな情報が子育て本などによく載っています。

その中で「夫に手指の荒れをみせる」「手があれちゃった~、とアピール」という話がありました。

旦那さんに手指の荒れを見せれば気を遣って食器洗いなどの家事を手伝ってくれる、という発想のようです。

私がカウンセリングで多く夫婦を見てきた経験上、この方法はやや注意が必要です。

なぜならば「手が荒れちゃって・・・」と言ったのにもかかわらず、旦那さんが手伝ってくれなかった時、奥さんの怒りはいつも以上に大きくなる可能性があるからです。

「私がこんなに傷ついているのにやってくれないなんて、ひどい!」となります。

「手が荒れちゃって」というのは「間接的コミュニケーション」と言って、言いたいことを直接表現せず、間接的に表現する方法となります。
間接的であるため、実は伝わっているとは限らないのです。

こんな時「こう言ったら普通わかるでしょ」「夫は私のことなんてどうでもいいと思っている」
って思っているあなたは要注意。

「手が荒れちゃって」という言葉をそのまま受け取ったら、「ハンドクリームでも塗ったら」「やっぱり歳じゃないの?」っていう反応をしてしまってもおかしくないのです。

それを怒ってしまったら「なんか今日は機嫌が悪いな」「いつものことか」と思われて、その態度をみてさらに激怒といったパターンになりかねません。
ストレスがさらに増えてしまいます。

気づいてくれるのを待っていたら、いつまでも気づいてはくれません。

そもそも「手が荒れちゃって」と言って手伝ってくれる旦那さんなら、直接「疲れているところ申し訳ないけれど、○○やってくれるととても助かる」と、教科書に出てきそうな表現でも手伝ってくれます。

間接的コミュニケーションが伝わらない時は相手を責めるのではなく、表現の仕方をもう少し直接的にして、きちんと自分の本当の気持ちを伝えましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


休日前の夜に、考えていませんか?

臨床心理士の鈴木です。

夜、家に帰って一息。
明日は休み。
考える時間がある。
そうしたとき・・・

「仕事やめたいなぁ」

「この先どうなるんだろう」

「ずっと一人なのか」

「孤独だなぁ」

と思う人いませんか?

独身の方も既婚者の方でもこのように思うことはあります。

仕事はうまくいかない。
将来が見えない。
誰かといても孤独。
人が幸せそうに見える。
そのように考えるとさらに落ち込む・・・という負のスパイラルです。

こういうパターンではカウンセリングの中で自分自身のことを振り返ってもらうようにしています。
自分はどんなことを人生で大事にしているか(仕事において、友人関係において、夫婦・恋人同士において等)、こうありたい自分と現実との差など。
そんなことを整理していくうちに、本当は自分がいちばんどんなことがストレスと感じているのか、自分の考え方の癖などが見えてきて、色んなことに縛られていることに気付いてきます。

次第に何をしていったらよいか、どのように考えていけばよいか見えてくるものですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


躁状態の記録

臨床心理士の鈴木です。

うつとは逆の躁状態について、薬物療法以外でどんなことが普段からできるかについて。

躁状態については、もちろん本人・家族が知識を得ることが必要です。

その後、大事なのは生活リズムの見直しです。

睡眠・覚醒リズム、その日の気分の状態、どんな活動をしていたかなど。

これによって、自分の気分の波がどのようになっているか、どんな時に躁状態になりやすいか、どんな時にうつ状態になりやすいかがわかってきます。

本人はいたって元気で「うつは治った」と思っていても、周囲からすれば「活動のしすぎでは?」ということもあるので、家族や周囲の協力は必要です。

多くの「躁」がある本人は躁状態でいることが本来の自分と思いこみ、問題としないケースががあうので注意しなければなりません。

「うつ」状態の前にあった症状、例えば
・人よりも仕事を多くバリバリやっていた
・睡眠時間が少なくても平気だった
・様々なアイデアが浮かんで、自分自身にすごく自信をもっていた
・休まなくても平気と思っていた
など、自分の躁状態について理解しておくようにしてしましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています