ストイックなイメージの芸能人は浮気しない?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

知人との会話の中の出来事(くだらない話ですみません)。

知人は、
Aという芸能人は浮気をしていそう。なぜならテレビでいつもだらしないから。

Bという芸能人は絶対に浮気をしていないと思う。なぜならストイックだから。

という意見を言っていました。

私からすれば「だらしない」「ストイック」というのはマスメディアからのイメージにすぎないので、どっちも同じようなものだと思ったのですが、知人は絶対そうだと思うとのこと。

別の知人も同じ意見。

しかも冗談というよりは結構強固な信念。

もちろんどちらの芸能人も知り合いではありません。

なぜそのように強く思ってしまうのでしょうか。

その理由の一つとして考えられるのが、ハロー効果というものがあるのかもしれません。

ハロー効果というのは、一つ良い(悪い)ところがあると、他の部分も良い(悪い)と判断してしまうことです。
人間はこれを知らず知らずのうちにやってしまいます。

例えば
・有名大学卒業だと仕事ぶりも優秀だ
・有名な先生なら、人格も良い
・環境問題に取り組んでいるから良い企業だ

などなど。

つまり私の知人は、A・Bという芸能人に対してハロー効果により、イメージが歪められている可能性があります。

ハロー効果については様々な実験で示されていることですが、ハロー効果について自分が気づくことはかなり困難だと言われています。

特定の人についてやたら好きだなぁ(嫌いだなぁ)と思ったら、ハロー効果があるかもしれない、と思った方がよいかもしれませんね。

ただ、恋愛に関してや芸能人のファンの人などは、ハロー効果に気づかない方が幸せな場合があるのかもしれません・・・。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


節分の時にまく豆は?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日は節分ですね。

豆まきをしている人もいるかと思います。

ところで、豆まきの時の豆って何を使います?

関東出身の人なら普通に大豆と答えるでしょう。

しかし、実は地域によって違うのです。

北海道や東北、新潟、九州の一部の地域では大豆ではなく、落花生をまきます。

大豆を使うはずの関東のスーパーでも、この時期には落花生が売り出されていますよね。

「豆まきの時って、どんな豆をまく?」って聞いて、「落花生」と答えたらなんとなく出身地がわかるかもしれませんね。

ちまたで広がっている「心理テスト」よりは、当たる可能性が高いと思いますよ。

一応・・・「節分心理テスト」なるものがあるようですが、全く根拠がないのでご注意を。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


ベリーベリー・カウンセリング

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「ベリーレッド」
この色の名前をきいてどう思います?
「レッド」というよりはすごく赤いのかなって感じですよね(個人的感想)。

「サーモンピンク」
鮭のようなピンク?というイメージでしょうか。

「シャトルーズグリーン」
どんな色かさっぱりわかりません。

サーモンピンクのように「なるほど」という意外性があったり、どんな色なのか普通には想像できなかったりする色って聞きませんか?

カラーリングの色や、車の色なんかでよくみかけますよね。

どうしてこんなことをするかというと、理由の一つはこのようにちょっと凝った色の名前にした方が、商品の高感度があがるという心理学的な実験があるからなのです。

想像のつかない色を聞いたときにどんな色だろうと考えませんでした?
いわば興味を引くという効果があるそうです。

こういうのは色だけでなく、商品のネーミングにも使われています。
よくわからない商品名ってありません?

私も使ってみようかな。
「ベリーベリー・カウンセリング」と言ったら興味深いでしょうか?
そんなことはないか・・・。

当然のことながら、ある程度は想像力・センスが必要なようです。
私のようにセンスがない人間には難しいみたいですね。
誰かに考えてもらいたいものです。

皆さんも何か興味をもってもらいたい時に使ってみてはいかが?

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


心理学者が診断?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビである学者さんが「精神科の診断は心理学者がやっている」という旨のことを言っていました。

うつ病の話の流れで言っていましたが、これは間違っているのです。

どうも精神科医と臨床心理士との違いがわかっていないようです。
その学者さんは心理学などの専門ではないのですが、テレビで発言する時は気をつけて方がいいですね。

診断するのはお医者さんで、心理学の専門家ができるわけではありません。

診断の手掛かりとして臨床心理士が心理テストなどで情報提供をする場合がありますが、最終決定するのはお医者さんです。

テレビからの情報って影響力がつよいもの。
番組では「うつ病かどうかすぐにわかる指標ある」など言っていましたが、実際は多くの問題があって議論されているものであるのにもかかわらず、テレビで言っているのをみると、一般の人はそうなんだと思ってしまうでしょう。
全て情報が本当だと考えることには気をつけてくださいね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


眠れない時に時計は?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

寝る時って目ざまし時計をどうしていますか?

近くに見えるようにおいていません?

不眠の人が近くに時計を置いているのは注意です。

眠れないなぁと思うと時計を見る。
「まだ2時か~」と思い、眠れないことを自覚。
無理に寝ようとしてあせる。
さらに眠れない。
また時計をみる・・・という事になりかねないのです。

だから眠れない人は時計を見えない場所においておくことをお勧めします。

そうすると「さらに気になって眠れなくなるのでは?」と思うかもしれません。

最初は気になる可能性はありますが、長期的にみると眠れない習慣からの脱出に役立ちます。

このように不眠の人は悪い習慣に陥っています。
不眠については、薬だけではなく睡眠についての知識を提供するようになっているはずですが、実際のところほとんどされていないのが実情ではないでしょうか?

眠れない時は薬だけでなく、気をつける点についても専門家に聞くようにしましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


パニック障害の人が考えやすいこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人が発作になった時に陥りやすい考えの一つに「このまま発狂してしまう」と考えることがあります。

「おかしくなる」「誰かを傷つけてしまうのでは」「心臓発作では」など、色んな考えが浮かぶと思います。

覚えておいてください。

パニック発作で発狂することも、おかしくなることもありません。

結構基本的なことですが、医療機関を受診してもこのことを聞いていない人も多いようです。

パニック発作は不快なものではありますが、危険なものではないのです。

わかっていても怖いと思ってしまいますけどね。

パニック障害はお薬や認知行動療法によって改善していくことが多い病気です。

知識や対処法を身につけていくことが大事ですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


人を操ることは簡単にはいきません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日のテレビで「人を操る」ということをテーマで番組をやっていました。

テレビでやる心理学的なことって、いい加減なことが多いので見ないことが多いのですが、よく患者さんから質問されることもあるので、気が向いたときはみるようにしています。

家事を手伝わない夫に包丁やらエプロンやらを買ってあげたら家事をやり始めた、なんて実験をしていました。

実際のところはそうはうまくいかないとは思いますが、なかなか面白い手ですよね。

男性は形から入る人が多いから物を買ってあげる、という理由だそうです。

それ以外にも理由はありそうですけどね。

例えば返報性の原理という心理的な作用なんか考えられるのでは。

返報性の原理というのは、他人から何かをしてもらうとお返しをしなければならないという感情が働きやすくなることです。

心理学の実験でも確かめられています。

この原理を利用して企業なんかが物を売る時によくやっているのですよ。

試食なんかが典型例です。
返報性の原理も狙っていることはあまり気づきませんよね?
「無料でプレゼント」なんていうものもそうですよ。

つまり返報性の原理から解釈すると、夫は包丁やらエプロンやらを妻に買ってもらうことによって、何かお返しをしなければならないという感情が働き、妻の言うことを聞きやすくなった、とも考えられます。

もちろん、いくらもらっても「嫌だ」という人もいるので、簡単にはいきません。

しかも「最初のうちは家事を手伝ってくれたけれど、いつの間にかやらなくなった」ということが多々あります。

つまり、家事という行動を一度起こさせるだけでは不十分で、それを維持させていく手段もセットで考えないといけません。

人を操るなんて、そう簡単にできるもんではありませんよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


育児は楽しくなければならない?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく芸能人が子どもを出産した後、「育児が楽しい」と言っています。

子育て中のお母さん達の中には、そのような芸能人のはなしを聞くと「育児を楽しいと思えない私はダメ」と落ち込んでしまう人が結構います。

育児雑誌にはバランスの良い食事、上手なしつけの仕方、効率のよい家事の仕方などが書いてあります。
読書が実際にやっているのをのせていたりします。

そういう本を見ると「自分は普通以下にしか育児をできていない」と自分を責めてしまう人もいます。

こういう自分を責める人って、ある人がいいところがあると「みんなそうなんだ」と、過度に一般化していることがあります。
あと、自分が出来ているところは「こんなことはできていて当たり前」と思ってしまう。
そうすると自己否定ばかりになってしまいます。

育児は楽しいこともあれば、苦しいこともあります。

しつけはうまくいくときがあれば、うまくいかずイライラする時もあります。

家事だっていつも完璧ばかりであるはずもありません。

そんな感じの人は、自分の考え方の癖に気づき、現状の自分をまず自分が認めてあげて、自分ができていることを意識してみて下さいね。

それができない場合は、周囲や専門家に助けを求めてみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


口コミはやっぱり注意

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

口コミ業者が嘘の口コミを書かせたニュースが先日までニュースをにぎわしていましたね。

よくよく考えてみたら以前の記事、「体験者の声について」で、口コミには気をつけるように書いていました。

口コミはあたかも体験しているかのように書いています。
体験談の方が心に残りやすいもの。
それが嘘の体験談であっても。

相変わらず書籍やインターネットで安易な「治療法」がまん延しています。

悩んでいる時は冷静な対処ができなくなっていることも以前書きました。

心の悩みを抱えている人は悩んでいます。
しかし、どんな治療法をうければよいのか、どこにいけばよいのかわからないものです。
そんな時、口コミを信じてしまう可能性があります。

口コミが役に立つこともありますが、安易に信じることには注意しなくてはいけませんね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


埼玉県の西浦和で業界No.1のカウンセラー?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

CMや広告で
「この商品が選ばれる理由は○○が業界No.1だから」
ってよく見ますせんか?

それをみて「おっ、良さそう」と思って、ついつい買ってしまいたくなりますよね。

このフレーズって、仕掛けがあるのですよ。

まず「~だから」というフレーズ。
理由を伝えることで人を説得しやすいという心理学的な実験があります。

だからよく人に何かを頼む時は理由を言った方が良いのです。
例えば、職場で上司が部下に「これやっといて」というより、「○○までにやらなくてはいけない案件で、忙しくて手がまわらないんだけど、手伝ってくれると助かるんだけど」とか。
そんなうまくはいかないと思いますが「これやっといて」というよりは印象よいですよね。

カウンセリングの中では自己主張の練習なんかにもよく使われています。

あと「業界No.1」というフレーズ。
「No.1」と言うだけで、その商品が良いとは一言も言っていないのに、その商品は良いのではないかと感じてしまう、という人間の思い込みを利用しています。

「埼玉県の西浦和でうつ病のカウンセリング治療成績No.1臨床心理士の鈴木です」
というと、なんとなく腕が良さそうに見えません?
西浦和周辺で精神科の病院ってあまりないので、うつ病のカウンセリングをやっている臨床心理士は多分私しかいませんけど(他にいたらすみません)。

こんな風に見てみると、違った角度でCMや広告が見られるかもしれませんね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。