言うことを聞いてほしければその前に褒めましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

褒めることが大事と言われています。

人は褒めなきゃ育たない。
褒めることで信頼関係がうまれます。

わかっちゃいるけれど、悪いところばかりに目がいってしまう。

それでも褒めることは大事です。

こんな実験があります。

小学生を対象に以下の3つのグループにわけて、足し算の問題を解いてもらいました。
①成績に関係なくほめる
②成績に関係なく叱る
③何も反応しない

結果は①のグループが成績が伸び続けました。
②のグループは途中までは伸びました停滞、
③のグループは変化なしでした。

褒めるって「わざとらしくて嫌」って言う人もいますよね。

実は嘘の称賛でも効果があることが実験で確かめられています。

嫌みっぽい、セクハラめいたことでなければ、褒めてマズイことはあまりありません。

人間は信頼できる人の話は受け入れやすいもの。

相手に言うことを聞いてほしい時は、日頃から相手を褒めて信頼関係を気づくことが大事なのです。

今日から家族・友人・同僚など一日一回は褒める練習をしてみてください。

結果はでないけれどがんばっているところ、普段から当たり前のようにやっているけれど大変なこと、その人が密かに主張しているところ、などを褒めると良いかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


本当の自分の見つけ方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

君の中には、君に必要なすべてがある。
「太陽」もある。
「星」もある。
「月」もある。
君の求める光は、君自身の内にあるのだ。

Hermann Hesse

この言葉は本を読むということはどういうことなのかを言っていることの一部分ですが、この一部分だけを抜き出して勝手に拡大解釈して「自分探し」について書いてみます。

よく「本当の自分探し」をしている人がいますよね。

若い方で多いと思います。

自分に自信がない人がやりがちです。

しかし、いくら「本当の自分」というものを探しても見つからないでしょう。

そんなものはどこにもあるはずはなく、すでに自分の中にあるものです。

今、現在のあなたが本当の自分であるので。

ですから自分探しというのは、ある意味で自己否定をしていたり、現実逃避をしているともいえるわけです。

否定ばかりしていたら前向きな答えも、自信もついてこないのは当然。

まずは現状の自分を自分が認めてあげるということが大切なのです。

結論としては・・・本当の自分探しをやめることが、本当の自分を見つけることにつながる、ということです。

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ホワイトデーのプレゼントの効果をあげるためには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日はホワイトデー。

駅ナカではケーキやお菓子を買い求める男性で前に進めないくらいでしたね。

当日に買う人が多いのですね。

バレンタインデーのお返しをした人も多いではありませんか?

お返しといえば、以前に紹介した「返報性の原理」。

「返報性の原理」というのは、他人から何かしてもらうとお返しをしなければならない、と思ってしまう人間の傾向のことです。

そういう意味ではお目当ての男性がいた場合、バレンタインデーの時にあげておくと、返報性の原理が働いてなにかをもらえるということになります。

心理学の実験では、このプレゼントの渡し方が返報性の原理を高めると、いわれています。

実験の一つとしてレストランに行った帰りに、店員からお口直しのキャンディを渡して、チップの違いを調べるものがありました。

当然、キャンディを渡した方がチップが多い結果となりました。

さらにキャンディを普通に2個渡した人よりも、一個だけキャンディを渡した後、テーブルから離れるそぶりをみせて、戻ってきてさらにもう一個キャンディを渡した方がチップが多い結果となったのです。

つまり意外性のあるプレゼントをした方が、効果が高いと言えるのでしょう。
自分ではなく「相手にとって意外性がある」ということが大事です。

もうホワイトデーが終わる時間ですが、これからプレゼントを渡す人は、ちょっとしたサプライズをしかけながら渡して、相手に何かをお願いすると、言うことを受け入れてくれる・・・かもしれません。

もちろん、そのサプライズが相手の気に入らないものであれば逆効果ですが・・・。

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埼玉県さいたま市で精神科・心療内科・カウンセラーを探す

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

これから引っ越しのシーズンですね。

季節の変わり目は不安定になりやすいとも言われています。

気をつけてくださいね。

また進学や就職、異動などで引っ越す人も多い季節です。

新たな場所で精神科・心療内科を探している人もいるでしょう。

どこの医療機関が良いかはなかなかインターネット上ではわかりにくいものです。

口コミに書かれるのは悪口が多いですからね。

合う・合わないがありますので、まずは受診してどんな先生かを確かめた方が良いでしょう。

同じ医療機関でも色んな先生がいますので。

不安なことについて、怒らないで話し合ってくれる先生がお勧めです。
当たり前のようですが、重要なことです。
聞きたいけれど、こんなこと聞いたら機嫌悪くなるかなと思って聞きたいことを聞けないってありませんか?

話をじっくり聞いてほしい、薬物療法以外の方法知りたいというときは、カウンセリングを希望してください。

ちなみに浦和すずのきクリニックのカウンセリングは、他のクリニックを受診しながら、カウンセリングだけ受けに来ても大丈夫です。

認知行動療法を受けたい、他で認知行動療法を受けたけれどあまりしっくりこなかった、という方は一度相談に来てみてください。

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横になっても眠れない時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

以前も書いたことがあるのですが、大事なことなのでもう一度書いてみた方が良いものを。

不眠で悩んでいる人が、
「眠れなくてもベッドで横になるだけで休まっているので良いだろう」
と思っている人いませんか?

これは間違いです。

もっと眠れなくなります。

寝床で眠れないことが癖になると、寝床=眠れないところ、となってしまうのです。

このためベッドで眠れないまま横になり続けるのは、不眠のもと。

眠れない時は寝床から出ることが正解です。

「寒いし、でたくない・・・」
と思うのはごもっとも。

なかなか難しいんですよね。

難しい人は防寒具をおいておくなど、対策が必要です。

寝床から出た後は、読書・音楽を聞くなど、やることを決めておくと良いでしょう。
起きてから「何しようかな」とならないでおくと安心です。

眠れない人はコツコツ不眠対策をしてみてください。

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過換気症候群かな?と思った時の対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過換気症候群の方で、口に袋をあてている方いません?

ペーパーバックという方法です。

やっている人は気をつけてください。

現在では推奨されていません。

本当に。

その理由として様々な医学的要因はあるのですよ。

過呼吸が起こったら本当に過換気症候群か?他の病気の可能性は?ペーパバッグは本当に有効か疑わしい(科学的根拠はあるの?)、ということなどなど。

あとペーパーバックによる死亡例も報告されています。

このため現在ではペーパーバッグは推奨されていないのです。
医療スタッフの中でも知らない人がいるのが現状ではないでしょうか。

自分で対処するための基本的な方法としては、ゆっくりとした腹式呼吸をするなどがあります。
またパニック障害の方で過換気の方は、認知行動療法などの方法もあります。

過呼吸でお悩みの方はペーパーバッグなど自己流の対処をせずに、医療機関を受診してください。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


就職試験の心理テスト

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

3月になってから、ニュース等で就職活動のニュースが流れていますよね。

時々場所によっては心理テストをやる企業もありますよね。

そのような企業の人事の方などと話すと、ほとんどの方が心理テストの解釈についてきちんと知っていないことが多いです。

心理検査の結果が○○型の人は採用しない、とか。
確実にわかっていないなぁって思っています。

また、よくやられているテストの性格検査においては、信頼性や妥当性等の問題が指摘されているものもあります。
内田・クレペリンとかY-G性格検査とか。

当然のことながら企業の方は知らない人も多いのです。

まぁ、臨床心理士のやる心理テストも信頼性や妥当性に問題のあるものもたくさんありますけどね。

心理テストが人の役に立つというよりは、間違った選別の道具になっていることは非常に残念です。

採用試験にお金と時間をそのような心理検査にかけるよりも、別なところに重点を置いた方がよいと私は思うのですが・・・。

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同じような症状の人はたくさんいます

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私のところには毎日多くの方がカウンセリングを受けに来ています。

相談に来られる方が聞いてくることの一つに
「私と同じような人いますか?」
ということ。

本やインターネットでみても典型的なものと当てはまらないらしいです。

だから相談していいか迷っていたという意見もよく聞きます。

しかし、だいたいは同じような人はたくさんいます。

インターネットなどで調べられる症状などはごく一部。

多分同じようなことで悩んでいるのは、あなた一人ではないと思います。

一人で悩まずまずは相談してみましょう。

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過呼吸発作に慣れるかもしれない認知行動療法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の認知行動療法というと、
「不安なところに行ってみて練習していく」
ということがメインになることが多いです。

しかし、その他にも別なやり方もあります。

例えば、パニック発作の時に起こる身体感覚自体に慣れていくような方法です。

具体的には過呼吸発作のような症状を意図時に起こして、治まるのをその場で体験してもらったりします。

ちょっと最初は怖いのですが、発作の感覚に慣れていくことによって、発作をあまり恐れなくなっていくのです。

発作を恐れなくなるので、怖い場面にいっても大丈夫になります。
だから不安場面が多い方なんかはいちいちその場面を練習しなくても、自信がついてくる可能性があります。

リラクゼーションをしたり、気そらしをしていたり、頓服を飲んでもうまくいかない人なんかには、特に有効ではないかと。

発作が出ないような対処をしているうちは、一時的によくなったとしても「いつ発作が起こるのだろう」という不安から抜け出せないことが多いものです。

認知行動療法にも色々なやり方があるので、認知行動療法の専門家の方に相談してみてください。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


どーでもよい話で会話は成り立ちます

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日浦和すずのきクリニックの臨床心理士と埼玉社会保険病院の精神科医、臨床心理士との交流会がありました。

交流会など初めて会うというのが苦手な方もいますよね。

私も結構無口な方なんです。

他人からは否定されますが・・・。

社交不安障害の方で「この人は自分と話していてつまらないと思っているのでは?」と不安になる人もいますよね。

「面白い話をしなくては」と思っていると、だいたいうまくいきません。

実際のところ人の会話の多くはどーでもよい話が多いものです。

ただ私のようにたまに口を開くとどーでもよい話ばかりしてしまうのはまずいかな・・・。

今度会った時は真面目な話もしなくては。

この業界、個人ではなく組織同士の交流会はあまりないことなんです。

交流会では認知行動療法をする方はいませんでしたが、流派や組織の枠を超えて、お互いに高め合っていけるといいなと感じています。

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