型破りに不安な人以外は見ないでください

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

お盆ですね。
こんな時はいつもと違ったテイストのブログを。
プーマのCMが不安が主な症状の悩みの人にちょうど良いメッセージになっていますのでご紹介。

「危険やリスクを覚悟しろ」
これは不安に悩まされている人に必須のメッセージです。
「リスクあるから、避ける」を繰り返しているとどんどん自分の人生は狭くなってしまいます。
不安が良くなってくると「リスクを避けることが最大のリスクだ」ということがわかってきます。

「服従なんてするな」
不安に服従する人生って嫌じゃないですか?
または偏ってたっていいじゃない。
自分らしくいきましょ。

「短期は長所」
ものは考えようってやつですかね。
長所は短所っていえるし。
だから長所や短所なんてどーでもよいのです。

「無茶なことも奇跡に変える」
やってみたら「奇跡」だと思っていたことも実現可能なものです。
不安で悩んでいる人に関してはですけどね。

「敵意は歓迎してやれ」
それほど人は自分のことを考えていないのもの。
敵意だと思っても「そんな不安も歓迎」といった感じで流してみては。

「無名?許せない」
「他人が自分を注目している」と人目を気にしている人は、有名になろうとしてみると治療的には良いです。
思っている以上に注目されるのは難しいことがわかります。

「自分を信じるんだ」
信じられないこともあると思いますが。
実際はなるようにしかなりません。
失敗したらやり直したらよいのですから。
思っている以上に人生もやり直せるものです。

とりあえず不安に挑戦してみましょう!

実際の動画はこちら。
「型破りなやつらに告ぐ」
http://www.puma.jp/foreverfaster/

なかなか良いCMだと思いませんか?

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


強迫性障害の家族が知っておきたい対応―4つのポイント

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の治療を行う時はご家族の協力があると良いです。
強迫はどうしても家族を巻き込むことになります。
家族もしっかり対応を学んでもらう必要があるので、最初だけでも一緒にきてもらうことをお勧めしています。

今回は強迫性障害の家族がおさえておきたい4つのポイントについて。

・強迫行為の手伝いをしない
「手を洗って」「今ちゃんと鍵しめたよね」などの巻き込みをしてくるでしょう。それに答えてはいけません。一回も。

・家族が不安を受け入れる訓練をする
強迫行為を治す練習をしていると苦しんでいる本人を目にして「気が狂ってしまうのでは」「心の傷になってもっと症状がひどくなるのでは」と思う人もいます。ここが耐え時。家族自身もその不安を受け入れていく練習が必要です。

・出来たことにも目を向ける
どうしてもできていないことに目が行きます。「あれほど強迫やっちゃダメっていったじゃない!」とか。そのようにすると本人から「好きでやってるわけじゃない!」「わかってくれない」と思われるようになり、逆効果であることが多いでしょう。「ここまではできるようになったよね」など、できているところにも目を向けてあげてください。

・家族も完璧な対応はできないので少しずつ慣れていく
「強迫がさせているんだから、本人が悪いわけじゃない」「本人が一番苦しいんだ」とわかっていても、イライラして「(強迫行為を)なんでやっちゃうの!」となる人がほとんどです。理想通りにやさしく見守れるなんてほとんどありません。
「完璧じゃなくていいんだよ」と自身にもいってあげましょう。
少しずつ対応に慣れていってもらえるといいですね。

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心の病気で休職中の人はチェック!復職までに出来ていた方がよいこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職中の人はどうなれば復職してよいのでしょうか?
何をして過ごせばよいのでしょうか?

お薬のんでゴロゴロして、やることがなくなってきたら「そろそろ仕事戻ろうかなぁ」と思って復職。
こうなっている人はマズイ。
再発の危険が高まります。

休職中は文字通り休んでいてはいけないのです。

もちろんうつ状態がひどくてトイレに行くのもつらい、って人はしばらく休んでいた方がよいかもしれません。
しかし、そこからある程度脱したら寝ているだけではいけません。

主治医に聞いても「う~ん、図書館にいってるとか。まぁのんびりすごしなさいよ」くらいしか言われないって人も多いのでは?

復職までに最低限できていた方がよいことってあるんです。

例として・・・
・起床時間、就寝時間が一定
「やることないから昼まで寝てます」っていうのはダメです

・週5日、昼間は外に出て運動や読書等、活動できる
一日勤務できる体力作りは必要ですから。「一日図書館に」って医療関係者から言われることがありますが、実際のところ図書館にこだわる必要はありません。活動できる方が重要です。

・休日も寝込まずいられる
週5日活動したら2日間は寝っぱなし、という状態ではいけません

・病気が改善している
当たり前のことですが、良くなっていないのに復職してはダメです

・心の病気について・直接のきっかけについて対応策をもっている
考え方の癖・行動の癖を見直す、仕事や人間関係の対応策など再発予防のためには必須です

上記のことが調子が悪くても悪いなりになんとかできる程度までになるとよいでしょう。

ここまでする必要があるんだろうか?って思いませんでした?

職場に復職のためのリハビリプログラムがあるからといって、そこで初めてリハビリしようとしてはいけません。
職場での「リハビリ期間」は助走期間という名目はありますが、休まずこられるかどうかチェックしているのですから。
職場の本音は「完全に治ってから復職しなさい」です。
「完全に治る」という言葉自体が「治る」を理解していないということなのですが。

心の病気に理解をしてくれる人ばかりではありません。
職場はリハビリの場ではない、という意識をもちながら、復職準備は何をすればよいのかを考えていきましょう。

休職中自分は何をすればよいか分からないって人は相談してくださいね。

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お盆の営業日について!営業しています!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

暑いですね。ぐったりしていませんか?
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お盆の営業日のお知らせです。

お盆は休まず営業しています。
13日のみ私がいないのですが、それ以外は普段通りやっています。
お盆のうちに相談したい!って方はご予約ください。

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対人恐怖症の人が受けるべき治療法とは?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「人前で緊張する」「赤面、震えが怖い」「自分の行動を不快に思っている」など対人恐怖症や社交不安障害の人はどんな治療をするべきなのか?
世の中にはいろんな方法がありますが、科学的根拠があるのは薬と認知行動療法です。

ではどちらの方法が良いのか?薬と認知行動療法の併用した方が効果があるのか?という疑問がわいてきますよね。
今のところ研究結果では・・・
・どっちが優れているかどうかははっきりとは出ていない(研究によって結果が異なる)
・併用した方が効果的であるかどうかもはっきりしない

となっています。

つまり、人によるってことになり、すっきりしないところです。

ちなみに再発率については薬物療法だけだと再発しやすいと言われています。
特に抗不安薬(よく不安になったらのんでくださいと言われている薬)は再発率が高いようです。
飲まないこと事態が不安!ってなるので。

結局どうしたらよいのか?ですが・・・
とりあえずお薬のんでみて様子を見たいって人はお薬でよいでしょう。
薬は抵抗がある、効かなかった、再発を繰り返しているって人は認知行動療法をやってみるとよいかもしれません。

知っておいた方がよいことがあります。
医療機関にいけば基本的に薬物療法をすすめられます。
認知行動療法の効果が実証されていることを知らない医療従事者も多いです。
このため認知行動療法は自分で探して希望しないと受けられないことがほとんどでしょう。

これから治療法を選択しようって人は参考にしてください。

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飲み会の上手な断り方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

行きたくない飲み会の断り方って重要です。
コミュニケーションスキルが問われます。

教科書的な断り方もいいのですが、こんな断り方もあるんだ!と感心させられた記事があります。
断り方を相撲の決まり手に例える手があったとは。
サントリーが出しているところがまたミソ。

ちょっと(いや結構かな?)ふざけているところがありますが、嫌なことに対してユーモアで返したり、言い方のバリエーションを増やしたりすることには役に立つかもしれません。
飲み会だけでなく、他の断りたい場面でもつかえそうです。

あ、気軽な気持ちで見てくださいね。

記事はこちら。
「休肝日の断り技48」 http://buzznews.asia/?p=75636

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心の病気についてのおすすめ本はないかなぁって思ったら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気を治すためには知識が必要です。
ネットで情報を調たり、本を読んだりしますよね。

よく「おすすめの本はないですか?」と聞かれることがあります。
必要に応じてご紹介をします。

しかし、本を紹介するのが微妙な場合があります。
知識が十分にあって、やることがわかっているけれど「もっと良い本はないかな」って時。
不安に挑戦するなど「いやだなぁ、こんなことやらずに良くならないかなぁ」「どうやったら勇気がでるんだろう」という時が多いかもしれません。

本を読んで前向きになっているというよりは、本を読むことによって不安に直面することを回避しているんですね。
勉強して知識は増えますが、良くならないまま時間だけがすぎていきます。

「いつか勇気がでたら動き出そう」になっていません?

有名な精神科医の本や自己啓発書をたくさん読んでいる人は要注意です。
魔法のようにパッとよくなる方法なんてありません。

そんな感じで一歩踏み出せない人に。

人生は有限です。
このブログを読んでいる時でさえ時間はすぎていきます。
不安にとらわれた時間でよいのでしょうか?
最後はやるしかないので、今すぐ行動に移しましょう!

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引っ越しうつを予防する3つコツ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

8月は引っ越しが多い時期。

私は埼玉に住み始めて8年くらいになりますが、8年間で5回引っ越しをしています。
職場は一緒なんですけど。
さかのぼると実家を出てから14~5回も引っ越し経験があります。
以前は各地を転々としていました。
仕事の関係など仕方のないことが多かったので大変でしたね。
あまりにも引っ越しが多い&メールなどの連絡もほとんどしないので同級生から行方不明として扱われることも。

さて、本題ですが引越しはうつ病のきっかけとなりやすいといわれています。
環境の変化というのは大きいのです。
特に女性に多いようです。
転勤族の妻とか。

ぽつんと知り合いもいないところに一人。
自宅にいても話す人がいない。
夫は仕事にいって知り合いが増えているが、自分はなかなか増えない。
自分だけが取り残されているようで強烈にさみしい。

以前の環境とどうしても比べてしまいがちになります。
「以前の方がよかった」と。

「引っ越しうつ」というやつです。

そんな人のために引っ越しうつにならないための3つのコツについて。

①あせらずゆっくりと慣れていく
なかなか新しい生活に馴染みにくいもの。あせってあれこれ手をだすと引っ越し疲れもあって息切れをおこしてしまいがち。ゆっくり馴染んでいきましょう。

②知人を作っていく
習い事やサークル、パートなど新しい人間関係が作られると安定しやすくなります。

③今の環境の「あるところ」を探していく
例えば都会から地方に行った人は「スタバがない」など「ないもの」を見がち。その土地その土地での良い所があるものです。「おいしい野菜が安く食べられる」など「以前のところにはなくて、今のところにはあるもの」のように「あるもの」を探してみましょう。

ちなみに私は引っ越したらまず歩きまわるようにしています。「こんなところにこんなものが」と新しい発見があります。
あとおいしいお店も探すようにしています。
チェーン店はなくても、おいしいお店はあるものです。

引っ越しされる方は参考にしてください。

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パニック障害で再発を繰り返している人はチェック

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「一度パニック障害が良くなったけれど、またダメになりました」
そんな話を聞くことがあります。
なぜそうなるのでしょうか?

話をよくよく聞いていくと
「良くなった」ということではあったけれど・・・
「快速電車は乗らないようにしていた」
「苦手な場面は行かないようにしていた」
ということがあります。

ここが問題。

嫌なことを避けていたから安定していただけになっています。
それは「良くなっていた」とは言えないのです。

このような状態の人も良くなっているとは言えません。
・苦手な場面にお守り代わりの頓服薬を持ち歩く、薬を忘れたら不安で仕方がない
・水、スマホがないと不安
・誰かが一緒じゃないと不安

なんとか不安をごまかしているだけで、克服しているとは言えません。

回避をしている・調子が良い時はいいけれど、きっかけがあるとすぐに戻ってしまいます。

良くなったり悪くなったりを繰り返しているパニック障害の人は苦手なものから逃げていないか、ごまかしていないかをチェックしてみましょう。

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メンタルを強くする方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

メンタルが弱いから強くなりたい。

何をやっても落ち込む、昔からクヨクヨ悩む、人の目を気にする。
そうすると「メンタルが弱いんだ」「生きずらい」と考え「もっとメンタルを強くしなくては」となります。

しかし、これが落とし穴。
メンタルを強くしたい→何があっても気にしないようにしよう→そんなことはできずに落ち込む→「メンタルが強くなれない」「自分はずっとこのままだ」となりさらに落ち込む。
こんなパターンになっていませんか?

メンタルが弱いと思っている人は劣等感が強いです。
自己否定をしているんです。
「こんな自分はダメなんだ」って。
それじゃ、否定の悪循環にはまっていきます。

まずやってみるとよいことは弱い自分を認めてあげること。
「そんな弱い部分があるんだ」と。
そこを否定しないことが重要。
他人から否定されていて自信がないのに、自分が否定したらそりゃ劣等感が強くなります。

まずは、自分が自分を認めてあげる。
自分の弱い部分をそのまま受け入れたら弱いままでは?って思ってます?

でも「私メンタル弱いですけど何か?」
ってなれたら、弱いとはいえなくなりますよね。

極端な話、メンタルが弱いままでもよいのです。
弱いことを受け入れれば弱い子こと自体が気にならなくなるので。

簡単に言っていますが、弱い自分を受け入れるって勇気が必要ですよ。

自分を認めてあげることが「メンタルが弱い」「他者からの目」「自己肯定感がない」という悩みから抜け出す一歩です。

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