「 復職支援 」一覧

休職中は休んでばかりではダメ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病や不安障害なんかで休職している人が良くやる間違いは休職中ずっと休んでいること。

休むようにとお医者さんからも言われますし、本にも書いてあります。

ただそれは症状がひどい時の話。

特にうつ症状がひどい時は、徹底的に休むことが必要ですよ。

しかし、休んでいて「なんとなくよくなったから復職しようかなぁ」と復職するのは危険です。

仕事に戻るにはうつや不安になった要因を振り返って対策を立てたり、仕事に耐えうる体を作っていかなくてはならないのです。

復職を考えるのであれば心身ともに少しずつ負荷をかけていかなくてはいけません。

毎朝早い時間に起きたり、外出できたり、集中力が必要な作業ができたり、人と話すことができていたりしていますか?

できていない人は復職前に準備しましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


うつで休職中まず何をしていったらよいか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病で休職中、最初はゆっくり休んでいてよいのですが、数週間経っても休んでいてはいけません。

ずっと休んでいると、
・昼夜逆転
・考える時間が多いので嫌なことばかり考え続ける
・さらに抑うつ気分が高まる
ということになります。

少しずつ動き出していかなくてはいけないのです。

最初のうちは生活リズムを整えていきます。
起きる時間を一定にしていく、ストレッチ・散歩など軽い運動をするなどです。

また自分の体調面の記録とつけていくと良いでしょう。

どんな時に気分がマシでダメなのか、一日どんなことをしていたかなどです。

だんだん活動内容など負荷をかけていきます。

休んでいるだけでは復職はできません。

この辺りはどこの復職支援プログラムでもやると思います。

しかし、医療機関にかかっていても知らない方も多いようです。

「休職中何をしていいかわからなかった」という声をよく聞きます。

どうしていいかわからない人は、具体的にどうなったら何をどうしていけばよいか、医師やカウンセラーとじっくり相談してみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


復職前のチェック-具体的な対策

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職している人が、チェックすることについてですが、結構大事なことをしていない人がいます。

大事なこととは・・・

・再発予防のための具体的な対策
です。

当たり前のことではあるのですが「休職中は薬を飲んで、休んでました」って人に多いです。

「必要であれば、お医者さんが言ってくれるだろう」
と思っていたら、現状はそうではありません。

残念ながら多くの場合、復職支援プログラムや認知行動療法などの薬以外の対策は自分から希望しないと受けられないことが多いと思います。

うつ病であれ、パニック障害、強迫性障害等の不安障害であれ、何も対策せずに待っているだけの対処をしている人は危ないような気がします。

できるだけ、自分でできる具体的な対策をうっていきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


復職前の体力面チェック

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職中の方はどのあたりまで回復できていればよいかわからない、ということを聞きます。

実際のところは、職場によって違います。

「少しずつ勤務に慣れていってよい」
というところから、
「職場はリハビリの場ではない」
といって最初からそこそこの仕事をやらされるところまで様々です。

どちらにしろ最低限の水準まで達していなくてはいけないのは確かでしょう。

どのあたりが最低基準なのでしょうか。

今回は心身の体力面についての最低基準について簡単にお話します。

仕事にもよりますが
・業務に関しての書籍を集中して読める
・好きなことを楽しむことができる
・人と会っても問題ない
・午前中から外出できる
・出かけても翌日寝込むことはない

このあたりまでは最低限達していないと復職は難しいと思います。

さて、いかがでしょうか?

できていないことが一つでもあれば、もっと心身の体力をつけていくことが必要となるでしょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


休職中の過ごし方-散歩

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

休職中の過ごした方-散歩についてです。

心の病で休職中、専門家から「散歩をしなさいよ」と指導されることが多いと思います。

確かにウォーキングは運動になりますし、うつなどにも効果的であるのかもしれません。

散歩好きな方、やってみてもいいかな、って思う人は是非日課としてやってみてください。

私もカウンセリングでおすすめしています。

しかし、散歩が面白くない!と感じる人はどうすればよいのか?という問題があります。

以前にも書いたことがあるのですが、プライベートでは私自身、それほど散歩は好きではありません。

ただ歩いていて楽しいとは感じませんし、散歩コースの景色を見ても「ふ~ん」としか、思えません。
悩んでいる時なら、歩いていても散歩しながら悩んでしまうでしょう。

こんな時は、散歩という言葉に囚われないのが一つの手です。
外に出て歩いてみるということに焦点を当てれば、「散歩」以外でもよいと思います。

ショッピングセンターでブラブラしてみる、スーパーや本屋などに行ってみる、買い物に歩いて行ってみる、としてみるとか。

うつの時はそれも嫌だ!となることがありますが。

休職中に昼間どう過ごすかは大事です。
言葉通りの「散歩」だけにとらわれず、色々と試してみるとよいと思います。
何をすればよいか思い浮かばない時は、ご相談くださいね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


休職中の過ごし方-図書館について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職中が、よく受ける指導の一つが「図書館に行きましょう」です。

しかも毎日9時~17時まで、なんて言われます。

「そんなことできるか!」って思いませんか?

毎日だとやることがないですし。

もちろんリハビリの一環で、図書館は一つの資源としては役に立ちます。
なんといっても、お金をかけずに毎日いけますので。

しかし、何か資格をとろうとしている人や読書が好きな人でなければ、毎日もちません。

要は決まった時間に起きて、外出して、集中力を使うような作業をして、夕方帰ってくる、ということが必要なわけです。
それを図書館だけに限定する必要はないでしょう。

軽い運動したり、趣味をしたり、人と会ったり、そういうことだって日常生活に組み入れていっていいのです。

「図書館に行くのは目的ではなく手段である」
ということを忘れないようにしましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


うつで休職中の過ごし方―症状の管理

臨床心理士の鈴木です。

うつで休職中しているとき、多少やる気が出てきたら、自分の体調の記録をしてみるとよいでしょう。

例えば、何時頃に何をしていて、どんな気分であったかなど。
かなり大雑把で大丈夫です。

どんな時に体調が悪くて、どんな時によいかなどがわかります。
それがわかると、どんな時に何をすればよいのかわかってくるので、うつの再発予防になります。

特に認知行動療法をやっている、またやろうしている人には有効な手段となります。
その記録をもとに行動を分析して、どのような行動をしたらよいか教えてくれるでしょう。

また主治医に見せると症状をより正確に把握できるので、適切な治療のための判断材料となります。

ただ難点としては「記録は面倒」ということ。
結構地道な作業です。
一人でやると挫折する人が多いです。

対策としては、簡単な記録からはじめるか、仲間とやるか、専門家のもとでやると、続けられる人もいます。

注意点があって「うつ」と診断されていながらも、双極性障害(躁鬱病)である場合も。
そのような人は「うつ」と「躁」の状態の記録が必要となります。

記録用紙はうつ病関係の書籍にだいたいついています。
しかし、その内容は様々です。
結構面倒なものもあります。
面倒な方は専門家に相談すると自分に合った記録の付け方を教えてくれるでしょう。

まず自分にできそうな記録から始めてみると症状の自己管理ができますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


復職支援の個人レッスン

臨床心理士の鈴木です。

ちょっと前にとある新聞でうちのクリニックがうつ病などの復職支援機関として載っていました。

載っていた施設の顔ぶれを見ていて、私のところの復職支援は他の施設と少し違うところがあるので誤解のないようにお話しておきます。

復職支援については、様々な施設で行われています。
ほとんどは集団で行われます。

私がやっている復職支援は何度か書いてある通り、いわば復職支援の個人レッスンです。
「基本的に施設ではなく、自宅を中心に自由にやりたい」
「そういう施設は苦手」
「みんなでやるのが苦手」
「個人レッスンの方が良い」
「臨床心理士の鈴木に会ってみたい」

という人向けです。

一人でなんとかしようとすると行き詰まりを感じたり、専門的な情報がはいってこなかったりします。
あと本には色々書いてあるけれど「実際のところはどうなの?」という疑問があると思います。
そこを私がサポートします。

また、私のところである程度基礎作りをしてから集団の施設にいったり、認知行動療法だけを受けに来る方もいます。

様々な利用の仕方があるので、一度相談に来てみてください。
それぞれに合ったリハビリ・復職の仕方をご提案します。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
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または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


うつで休職中の過ごし方-活動について

臨床心理士の鈴木です。

「うつ」で休職中の人の過ごし方について。

うつで休職中の場合、やはり最初のうちは休養です。
あせって「動かなきゃいけない」と思うと、悪化します。

落ち着いてきたら、軽い運動、楽しみなことを増やしていき、徐々に活動性を上げていきます。

ただ・・・これをするのが結構大変なんですけどね。
「それはわかっているけど、やる気がしない」「難しい」
となります。

ダイエットをしようとしている人に
「バランスの良い食事と適度な運動をすることがダイエットに必要ですよ」
と正論をいっても、続ける人は少ないのと同じです。

うつでない人でも何の予定のないのに朝早くおきて、外にいって運動なりを毎日繰り返すことができる人は少ないでしょう。

それを、うつの人がやろうとしてもなかなかうまくいかないものです。
夏など暑い時期は尚更動こうとする気持ちが萎えます。

この問題に関しては、ある程度スケジュールを立てるのが一つの手です。
前日などに何をやるか決めます。
「気分が良かったらやってみよう」
と思うとだいたいは実行できません。

多少気分の落ち込みがあってもやってみると気分が上昇することがありますので、それを体験することがうつの改善に必要です。
最初は何をやっても気分は変わらないと感じるでしょう。
まず家にいるよりはマシだと思えれば良いと思います。

ここで気をつけなければならないのが、活動内容と活動量です。

「気晴らし」「楽しいこと」が良いとは限りません。
「うつが治っていっている」「将来につながりそう」「自分がやりたいことをやっている」という活動を考えていくことがコツです。
それはちょっとした負担と感じることかもしれません。

そしてスケジュールを立てると多くの人は活動量多くしすぎて、落ち込むこともあります。
最初は一日一つくらいの小さな活動から始めましょう。

当然「うつなんだから動けないに決まっている」と思うに違いありません。
出来ない気持ちが強かったり、自分ではどう予定が立てられない時は、カウンセラーと相談してみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


うつと不安の休職中の注意点

臨床心理士の鈴木です。

うつや不安で悩んでいる人で
「気分が上向いたら動こう」
「やる気がでてきたら動こう」
「前向きになれたら動こう」
こんな感じで過ごしている人は要注意です。
いつになったら「やる気」が出てくると思いますか?
いつまで「やる気」が出てくるのを待ちますか?

うつや不安で休職していて、復職を考えている人で
「今日は気分が落ち込んでいるから寝ていた」
「不安が強いから薬を飲んで休んだ」
という状態であるならば、復職の時期を考えた方がよいかもしれません。
復職したあと落ち込んだり不安になったらどうしますか?
不安に対して頓服薬を服用して安心することが本当に回復していると言えますか?

日々の活動がその時々の気分に左右されている状態では復職は難しいでしょう。
まして「やる気が出てくるまで待つ」、「不安になったら頓服だ」というような対処しか持ち合わせていないでは復職してもすぐにぶり返す可能性があるでしょう。
復職するには気分に左右されずに目的の活動ができるようになるまでもっていかなくてはいけません。

うつや不安の気分に左右されずに活動するのは容易ではありません。
自分でできないと思う方は、専門家の手をかりて復職の準備をしてみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。