「 強迫性障害 」一覧

強迫行為を早くやろうとしてもうまくいきませんよ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の治療の基本は不安感に慣れていくことです。

汚さが気になる人なら、汚さに慣れていく。
確認が気になるなら、確認しない時の不安に慣れていく。

しかし、これがうまく出来ていないパターンが多いです。

よくあるのは手洗いや確認のスピードを速くして安心していること。

・手洗いのスピードを速くして、いつもと同じ洗い方
・確認を急いで早くするが、いつもと同じ確認をやる

手洗いや確認をを早くして、時間を短くしようとしているんですね。
それも納得が行く形でやろうとしている。
強迫行為を早くやろうとしているだけで、強迫行為をやめていません。
これは不安に直面していないのでなかなか良くならないんですよ

「手洗いを5分ずつ短くしよう」「確認を3回で終わらそう」ってやり方がほとんどうまくいかないのと同じです。

強迫行為を急いでやれば、以前よりは時間的にマシになるかもしれません。
だから「このやり方で良いんだ」と思いがち。
しかし、途中で行き詰ります。

効率よく、早く納得いく手洗いや確認をしようとしてもうまくいきません。
時間を短縮するなら少しでも強迫行為をしなくてもすむところを探して挑戦することがおすすめです。
低いハードルでもよいのでこれをやっていきましょう。
・汚いと思っているものを触っても手を洗わないでいられる
・確認しないところを作る

手を洗わないで汚れている不安、確認しないで最悪の事態になる不安、これに慣れていくことが強迫性障害を克服するのに大事なことです。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


強迫性障害のマズイ治し方 克服できないのは方法に問題があった! 

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

手洗いや確認が多い強迫性障害。
一人でやろうとしてもうまく治療できないもの。

治療がすすまない人が、よくやってしまいがちなマズイ方法があります。
代表的なのは3つ。
①確認や手洗いを少しずつ短くしようとする
②確認や手洗いを先延ばしにする
③頭の中で安心させようとする
「認知行動療法やったけど良くならない」って人はだいたいやっています。

なぜよくならいのか?解説していきます。

①確認や手洗いを少しずつ短くしようとする

・確認を10回やっていたのを1回ずつ減らしていこう
・手洗いを1時間やっていたのを5分ずつ減らしていこう
・確認や手洗いを同じ様にするけれど、素早く終わらせよう

この方法は思いつきやすいのでやる人多いのですが、ほとんどうまくいきません。
多少良くなったとしても、途中からいきづまります。

一回やりだしたら止まらないのが強迫性障害です。
ちょっとずつ減らしいくのは意外とハードルが高いのです。
あと確認や手洗いをしているうちは、結局苦手なものを避けているもの。
安心を求めているうちは良くなりません。

確認をしないでやれるところ、触ったとしても手洗いしないですむようなところを探して少しずつやっていく方が良くなりやすいです。
時々強迫行為をしてしまっても症状は軽くなります。

②確認や手洗いを先延ばしにする

先延ばしにするやり方。
・確認を我慢するのを〇分待ってからにしよう
・手洗いをするのを〇分だけ我慢しよう

この方法は必ずしもダメではありません。
しかし、この方法が効果があるのは、手洗いや確認を最終的にしなかった時のみです。
つまり、本当に時間がたってから手洗いや確認してはダメ。
これをわかっていないといくらやってもなかなか良くなりません。

③頭で安心させようとする

「確認しなくても大丈夫だった」
「手洗いしなくても大丈夫だと思おう」
「これは汚くないから安心」
「十分な時間をかけて確認したから大丈夫」

頭の中で安心させて、確認や手洗いを短くしようとする。
この方法は多少マシになっても、途中から良くなりません。
頭で安心させるのも強迫行為なのです。
強迫行為をやっているうちは良くなりません。

まとめ
3つに共通しているのはきちんと不安に向き合っていないこと。
強迫性障害の治療の基本は不安に十分にさらされることなんです。
安心を求めているうちはずっと強迫に悩まされることになります。
偽りの一時的な安心に頼らず、強迫にとらわれない自由な生活を取り戻しましょう。

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手洗いや確認をやめたら不安。でも悪化することはありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の治療は、自ら不安なことに直面してもらいます。
手洗いをやめてもらったり、確認をやめてもらったり。
強迫性障害に一番効果がある認知行動療法のやり方です。

そこでよくでる質問。
「強迫行為(手洗い、確認など)をしないってとても不安です。逆に悪くなったりおかしくなったりしませんか?」

不安がいくら強くなっても問題なし(最初は苦痛ですが)。むしろ今のままの方が不安定になる

はい、おかしくなりません。
苦痛はあるかもしれませんが、おかしくなることはありません。
その苦痛も治療を続けていくうちに減ってきます。
むしろ、強迫行為(手洗い、確認)を続けて行く方が、精神的に苦しくなってきます。

悪くなることもありません。
ただし強迫行為をやめると、一時的に強迫観念が増えることがあり「悪くなった」と感じるかもしれません。
強迫行為は麻薬と同じようなものと言われています。
麻薬を止めると一時的に「やりたい」って気持ちが強くなり、精神的に不安定になるのは想像できますよね。

ここを乗り越えられないと、あとで我慢していた分を取り返すかのようにもっと強迫行為が増えていきます。
繰り返していくと「やっぱり強迫行為を減らそうとしても無駄だ」と思うかもしれません。
かといって「麻薬をやめるとやりたい気持ちが出てきて不安定になる。だから麻薬をやっていいんだ」とはなりませんよね。

あとこちらの記事も参考にしてください。
「一回だけ」が確認強迫を悪化させる

最後までやり通せば、その不安にも慣れてきます。
そこまでやりきりましょう!

苦しくなったらこちらの記事も参考にしてください。
本当に良くなるの?強迫性障害の認知行動療法について

やり方に自信がない時は認知行動療法の専門家に相談

いくら不安なことをやっても、おかしくなることはありません。
やり通せば状態が悪化することもないです。
ただし中途半端にやったり、途中でやめると強迫行為をもっとやりたくなるかもしれません。

このためできるだけやり方には気を付けた方がよいです。
やり方に自信がない人は認知行動療法専門のカウンセラーのもとでやることをおすすめします。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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「強迫性障害は良くならない」はウソ まずは正確な知識を持ちましょう!

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害は良くなる病気の代表格と言われています。
簡単に治るって意味じゃないですよ。
勇気と実行力は必要です。
え?そうなの?「一生治らないって思ってた」と思いませんでした?

それが良くなるんですよ!

強迫性障害の治療の知識を持とう!

認知行動療法で、「最後までやり通せば」7~9割の人が改善すると言われています。
厚生労働省のサイトが参考になります。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_compel.html

内容が難しくてよくわからん!って人はこちらの解説記事を参考に。
強迫性障害はどれくらい良くなるの?薬と認知行動療法の比較

間違った説明を受けていませんか?

よく病院なんかで
「強迫性障害は治らないよ。薬飲んで付き合っていくしかないね」
て言われると聞きます。

それは間違いです。
何十年も前はそのように言われていました。
しかし認知行動療法で薬以上に成果が出ていることが研究でわかっています。

私が患者ならそういう病院には行きません。
「私は強迫性障害を治したことがない」って言っているようなものですから。

子どもの強迫性障害も同様です。
時々「こどもに認知行動療法は効かない」って説明を受けることもあると聞きます。
それも間違いです。
子どもにも認知行動療法が有効なことはわかっています。
無理やりやらせようとしてもダメですけどね。
本人のモチベーションは必須です。

「認知行動療法で治ったのを見たことがない」って説明を受ける人もいるようです。
そりゃそうです。
認知行動療法を専門的にやっていたり、それを本格的に強迫性障害の方にやったことのある人って、それほど日本に多くはないので。
「手洗いを短く」とか「確認を少なく」とか、そんな指示だけでは良くなりません。
だから医療関係者といえど、良くなったのを見たことがないって人も多いのです。

「たくさんやったことあるけれど、よくなったのを見たことがない」って治療者がいたら、それは単に腕が悪いだけ・・・。

薬がなかなか効かないからといって、漢方やサプリメント飲んだり、催眠だったり、○○式治療法だったり、「過去の親子関係が・・・」みたいなカウンセリングをうけても良くならないものです。
効果が実証されているのは、薬か認知行動療法です。

強迫性障害はきちんと知識をもつこと、勇気を出して実行していくことで良くなっていきます。
まずは知識を得ることから始めましょう!

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不潔強迫を治すコツ。キレイと汚いの境目をなくそう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

洗浄・不潔強迫の人で「これってキレイ?」「これって汚い?」って家族などに聞く人いませんか?
そういう人は注意ですよ。

この質問に家族が「キレイだよ」「汚いよ」って答えるのはNGです。
症状が悪化します。
キレイか汚いかにこだわっているうちはなかなか良くなりません。
キレイと思えれば触り、思えなければ触らないってなります。
いくらでも汚いって理屈はつけられるので触れないことが多くなるんですよ。
安心を求めているうちは強迫は良くなりません。

洗浄・不潔強迫の治すコツの一つは「キレイ」と「汚い」の境目をなくすこと。

「ここはキレイ」「ここは汚い」ってわけてますよね。
ベッドはキレイ、トイレは汚いとか。

そこを全部「汚い」にしてしまうとよいのです。
世界中どこにいっても自分は汚い場所にいるんだって。
極端な話、トイレとベッドを同じ汚さの感覚にしちゃうんですよ。
キレイでも汚いでもどっちでもいいって感じで。

家族の方は「これキレイ?」って聞かれたら、無視をするか「汚いよ」と答えるかにすると良いのです。

そうすると「汚い」ってことに慣れてきて、キレイとか汚いとか気にならなくなるんです。
結果として、強迫性障害が良くなります。

洗浄・不潔強迫は頑張れば短期間(数ヶ月以内)で日常生活に支障がなくなることが多いです。
薬だけでなく、認知行動療法にも挑戦していくと、早く生活が楽になりますよー。

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強迫性障害の治療をするとズボラな人間になるのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく強迫性障害の治療って、ワザと確認しなかったり、手を洗わなかったりします。
何も知らない人がみると「ずぼらな人なだぁ」って思うかもしれません。

よく「こんな治療していたら、いい加減な人間になってしまうのでは」って不安に思う人がいます。
「汚いものに触っていたら本当に不潔な人間なるのではないか」
「カギの確認も何もしない危ない人になるのではないか」
とか。
結論から言うとそんな風になる人はみたことないです。
あくまでも不安の囚われから自由になるだけで、人格まで変わることはありません。
気にせず治療していけばわかります。
良くなっていけばそんなことも考えなくなってきますし。

よくよく考えてみればずぼらになったって問題ないハズですけどね。
「きちんとしなければならない」ってしっかりしようとしすぎていませんか?
その考えがマズイとは言いませんが、やりすぎるとうまくいかないものです。
生活が疲れてきます。
強迫の治療を通して、もう少し楽な生き方を探していくと良いですね。

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強迫観念を消そうとしてムダ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫観念から逃げるともっとつらくなる
「カギをかけたか」「汚れているのか」など、強迫観念を考えないようにしたい。
強迫性障害の人なら一度は思うかと。

しかし、強迫観念ってなくそうと思うと逆に考えちゃうんですよ。
考えないようにしよう!って時点で考えてますよね。
だから強迫観念をなくそうとするのはうまくいきません。

よく「寝逃げ」してしまう人がいます。
考えたくないから寝てしまう。
苦しくて仕方がないのでしょう。
しかし、それでは何も解決しません。

「不安 考えない方法」とネットで検索している人は注意してくださいね。

強迫観念をワザと考えてみよう

強迫観念は考えてもやり過ごせるようになることが大事。
だからあえて怖いことを考えるのがとってもよい治療になります。
例:
「カギがあいているのでないか」→「カギがあいていて泥棒にはいられてしまう」
「ウィルスがいるのではないか」→「ウィルスがいて大変な病気にかかってしまう」

最悪のストーリーを考えたとしても、やり過ごせるような練習をしていくと良いです。
そうすると強迫性障害はだんだん改善します。
強迫観念を「受け入れる」ってやつです。

「考えない」「忘れる」は不安を大きくさせます。
「不安なことを考えても大丈夫」を目指していきましょう。

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強迫性障害を良くするための注意点

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の治療では手を洗わない、確認しないなど不安なことをやってもらいます。
ここで注意。
治療は「手を洗わなくても病気にならなかった」「鍵の確認をしなくても、きちんと鍵は閉まっていた」と頭で大丈夫だとわかる練習ではないことを理解しておきましょう。

ここが誤解されやすいところ。

「大丈夫だった」と安心しても、「今度はどうなるかわからない」と、いくらでも大丈夫ではない理由が浮かんでくるだけ。
安心しようとするとうまくいかないんですよ。
100%の安心なんて世の中にありません。

頭で安心させるやり方でもある程度はよくなります。
しかし、どこかで必ず壁にあたります。
最後までよくなることはあまりありません。
再発もしやすいかと。
安心を求めて悪化する病気なので。

不安を抱えながらも日常生活を送っていけるようになることが大切。
大丈夫と安心することでなく、不安なことは起こってから考えるが基本です。

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「一回だけ」が確認強迫を悪化させる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カギの確認、ガスの確認、コンセントの確認。
外出する時に何度も確認してしまい、なかなか自宅から出られない強迫性障害の確認強迫。
この連休に遠出する人は怖いですよね。
外出する時の確認が多い人は自宅から離れている時間が長ければ長いほど、不安が強くなる傾向があります。
そんな人に一つアドバイス。

「一回だけ確認」ってやっているとなかなか良くなりませんよ!

 

 

「一回だけ」が落とし穴

一回だけ確認しよう。
このやり方はいかにも良いように見えます。
しかし、よく考えてみてください。
それで失敗しているハズですよね。

一回だけ確認って、ハードルが高いんです。
だって「一回だけ」ってやってしまうと、もっとやりたくなるから。

よく「確認の回数を減らそう」ってやっている人がいます。
がんばれば回数は減っていくんですよ。
だからこのやり方は正しいと思ってしまう。
しかし、何かの拍子でまた増えていくものです。

よく強迫性障害の確認行為は麻薬に例えられます。
麻薬をやめようとしている人がいたとします。
「全然やらないのはつらいから、一回麻薬をやって我慢しよう」って言っていたらなんて言ってあげます?
「一回やったら、またやりたくなるよ」って言いますよね。

だから全然確認せずに練習した方が、良くなりやすいのです。

「フツーの人だって一回やってるでしょ」って言うかもしれません。
でもフツーの人は「一回も確認やらずに外出する」ってことを無理矢理やろうとすればできます。
だからフツーの人はどのように確認しているかどうかを基準にしても良くなりません。

強迫性障害の治療は大変なことも多いのですが、やり通せばリターンも大きいです。
たくさんの人が治療を受けて良くなっていっています。
覚悟を決めて、治していきましょう。

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音楽を聴きながら運転できます? 強迫性障害は中途半端が治すカギ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の人は、強迫行為を「きちんとやらなきゃ」って思ってます。
だから手洗いや確認中に誰かに話しかけられたり、雑念が浮かんでくるとやり直すのです。
車の運転が怖い加害強迫の人は、音楽を聴きながら運転するのって怖くありませんか?
「誰かをひいたかもしれない音を聞き逃したのでは?」と不安で。

「ちゃんとやれてないのでは」「なんかすっきりしない」って感じません?
100点が良いので、中途半端がものすごく嫌なんです。

強迫性障害の治療は、不安なことに挑戦していきます。
ってことは、中途半端にいろんなことをやるのが治療にもなります。

中途半端にする練習になるのが「ながら作業」。
誰かと会話しながら鍵を閉めてみる。
音楽を聴きながら車の運転してみる。
一つのことに集中しないで、行動するのがコツです。
「ちゃんと確認しよう」という強迫行為の邪魔をしてくれます。

強迫に限らず不安な時って一点集中になるんですよ。
集中しちゃうともっと不安にとらわれてしまいます。
「ながら作業」をやると不安は一時的に強くなりますが、慣れてくるとむしろ不安へのとらわれが少なくなってきます。
不安以外のことを考えられるようになるから。
このため集中しないで、いろんなところに注意が向くようになると、良い方向にいくのです。

複雑な感じの人になると「自分は『きちんと』中途半端にできているのだろうか」と100点の中途半端をやろうとする人もいますので、そのあたりも中途半端に。

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