過呼吸になったらやるべき3つの対処法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過呼吸になった時どうしていますか?

以前はよくビニール袋を口にあてて息をしている人がいました。

ペーパーバッグという方法です。

しかし、この方法は現在では死亡事故の危険性があるので推奨されていません。

今でもやっている人がいたらやめましょうね。

では過呼吸になったらどうしたらよいのでしょうか?

この記事では、過呼吸になった時にやるとよい3つの対処法についてご紹介します。

過呼吸への知識とし覚えておくと、役に立ちますよ。

 ①落ち着くまで待っている

 

基本は何もしないでそのまま待っていること。

過呼吸は何もしなくても必ずおさまります。

死ぬことも、気が狂うこともありません。

「ドキドキするし貧血みたいだし倒れるのでは?」と考えますが、ドキドキしてなら脳に血流がいっているのでむしろ倒れにくい状態になっています。

30分~1時間、長くても2時間以内にはだいたいおさまるのでご安心を。

それ以上の場合は、収まっていないというより、ある程度収まっては不安になってまた強くなっての繰り返しの人が多いです。

気になる方はこちらも合わせて読んでください。

・パニック発作への不安が下がっていかない3つの理由

落ち着いて待ちましょう!といっても、落ち着けませんが「必ず何もしなくてもおさまる」ことを体験すると、発作が起こってもやり過ごせるようになってきます。

ただし注意点があります。

・水を飲む

・フリスクなどを使用

・頓服使用

・スマホでごまかす

これらの行動は、最初のうちはいいのですが、クセになってくると「水がないと不安」「頓服がないと不安」となります。

安全確保行動といって、一時的にごまかすことには役に立ちますが、長期的に見たときにはパニック発作をいつまでこわがるため、改善しない原因の一つとなりえます。

いつまでもパニックが怖い!って人は安全確保行動をしていないか振り返ってみてください。

 ②呼吸法をする

呼吸法をする手もあります。

深呼吸している人がいますが、それはやめましょう。

過呼吸の時は、「酸素が不足している」と考えて深く息をしようとしますが、実は2酸化炭素濃度の不足になっています。

十分に酸素は足りているのですが、誤解して酸素を吸いこもうとするんですよ。

悪化の要因となりますのでやめてくださいね。

呼吸法のやり方はいろいろありますが、簡単でおすすめなのがこちら。
①軽く息をすう

②ちょっと止める

③ゆっくり吐く

「うまく息が吐けない」と思ったら②のように息を吸ったときに軽く息を止めると吐きやすくなります。

あと3秒吸って、3秒吐くとかいろんな方法があります。

自分に合った方法をやりましょう。

しかし、呼吸法をすることでもっと苦しくなる人もいます。 呼吸に意識が向きすぎるので、余計苦しくなるのです。 そ

んな人は無理にやる必要はありません。

自然におさまるまで、何かやりながら待っているのがよいかもしれません。

 ③注意の方向を変える

過呼吸の時は意識が呼吸に向きすぎているので悪循環になりやすいです。

このため呼吸以外に意識を向ける練習をします。

見ているもの、聞こえているものとか。

電車内でやりやすいのが見ているものに意識を向けること。

こちらの記事で書いたので参考にしてください。

あがり症を克服する一歩 人を見る練習のコツ

ポイントは「気そらし」ではないこと。

気をそらす目的でやると、不安は強くなります。 息苦しさを感じつつ、別の感覚も感じていこう!ってイメージです。

「不安を待つ間ただじっとしているのもなんだから、こういうことをして待っている」くらいの気持ちでやった方がうまくいくかもしれません。

ただこの方法は一人でやるとほとんど失敗するので、認知行動療法をやっている専門家の元でやることをおすすめします。
対処法について、ちゃんと教えてもらいたい!って人は、相談に来てくださいね。

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