過食嘔吐している人が体重計にのらない方がよい理由

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過食症の人は何度も体重計にのっていませんか?
これは過食を悪化させるものの一つ。

その理由は、体重の変化に対して間違った考え方をして食事制限してしまうから。

体重は様々な理由で変化します。
食事後、生理、水分量、数えればきりがありません。
人の体重は一定ではないのです。
過食症になると体重の変化を「あれを食べたから太ったんだ」など、食事のせいにしてしまいます。
そうすると「もっとやせなきゃ」と食事制限をしてしまうのです。
食事制限は過食のもと。
だから過食症を悪化させます。

また体重は増えても減っても食事制限がひどくなります。

体重増えた→太るから食事制限
体重減った→これ以上太らないように、太ることへの恐れから食事制限

結果、過食症がひどくなります。

こられのことから過食症の人は体重計はあまりのらない方がよいです。
多くとも週に一回程度。
できるだけ同じ時間、条件の時。
病院などで治療中の方は病院ではかるとか。

これだけで過食が改善されませんが、過食症の悪循環を断ち切るには大切なことです。
できそうなところから実行しましょう。

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