「自分ばかりどうしてこんなつらい目に・・・」って思っている人が幸せになる方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

昔、「人に感謝しなさい」「ないものではなく、あるものに目を向けなさい」とか言われてもピンときませんでした。

「そんな道徳的なことはわかってる。聞きたくない」
「苦しい時に人に感謝できない!」って。

しかし、以前の記事にも書いたように心理学では「感謝の気持ちを表すほど幸福感が上がる」という結果が出ています。
・カップルが愛情を長続きさせる方法
・「自分には何もない」って暗くなったら読む話
これは何も「めぐまれているところもあるんだから、感謝しなさいよ」って理屈で自分を説得することではありません。
「こんな風に思え!」って言われると、全くやる気なくなりますよね。

部分的でもよいので、単に感謝の気持ちを表す(書く)だけでいいです。
考え方を改める必要はありません。

人に感謝を表すと、自分の幸福度が上がる。
自分の幸福度をあげる為に、人に感謝してもいいんじゃないかって思うんです。
偽善者っぽい?
そうかもしれませんが、誰も困りませんから大丈夫です。

また人のためにお金を使うと幸福度が高くなることがわかっています。
・心が満たされない人はお金で幸せを買おう

人のために何かをするのもストレスが和らぐのです。
・ストレスに強くなる簡単な方法

人に感謝し、人のためにお金を使い、人のために動く。
宗教とか道徳とかではなく、心理学的に自分の幸福度をあげる合理的な方法なんですよ。

つらい時ほど「どうして自分がこんな目に・・・」「人はあんなに幸せそうなのに自分は・・・」と注意が自分ばかりにいきます。
幸福度を上げる方向とは逆でですよね。

この理屈を知ってから「感謝する」「人のため」というのが、とっても役に立つと思えるようになりました。
人にもエラソーに教えています。
打算的ですが、実行したらフツーに良い人ですよね(笑)
これをやらない手はありません。

自分が今不幸だなぁって思っている人は、今すぐ実行しましょう。
ただし、ず~と継続しないと効果はないですからね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。