「自分と話してもつまらないと思われてる」って人はその考えを忘年会で克服しよう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

もう少しで忘年会シーズン。
雑談が苦手な人にとっては苦痛な時期ですね。
対人恐怖症や社交不安障害の人は特に。

雑談が苦手な人って「こんな話してもつまらないって思われるのでは」って考えがち。
はっきりいいましょう。
雑談なんてどーでもよい話が9割なんです。
つまらない話をして良いのです。
「周りは盛り上がっているから自分はダメなんだ」って思う必要はありません。
大した話はしていないものなんです。

それでも不安!って人は、ワザと「つまらない」と思っている話をしてみる実験をしましょう。
実験の手順はこの二つ。
①つまらない話をしたらどうなるか予想する
②実際どうなるかをじっくり観察しながら検証する

①についてですが、まず事前につまらない話をしたらどうなるか?を予想してください。
「相手は嫌そうな顔をして、話が途切れるだろう」
「席を立ってほかの人のところにいくだろう」
とか。

②については、実際に何人かの人に試してみましょう。
①の予想通りになるか、きっちり観察してください。
この観察がポイント。
相手がどんな嫌な顔をしているかじーっくり見てみるのです。
見ないと嫌な顔をしているかなんてわかりませんよね。

つまらない話が思い浮かばないって方はこちらの記事を参考にして何か話してみましょう。
飲み会の会話に困ったときのネタはこれだ!

何人か実験をやってみるとわかりますが、①の予想通りになることと、ならないことを経験するでしょう。
合う人合わない人がいるんで、全部の人と楽しい経験はなりまません。
しかし、思っている以上に予想通りにはならないもの。
つまらないと思っている話でも、まぁなんとか過ごせるかなぁくらいにはなります。
雑談が全くダメな状態からは抜け出せるかと。

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