連休中にやることがなくて嫌なことばかり考えている人へ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつや不安って考える時間がある時に起こりやすいんです。

考えても解決しないですよ!

シルバーウィークが休みだけどやることがない。
悩み事があるからやる気がおきず、自宅でゴロゴロ。
そうすると、嫌なことばかり頭に思い浮かぶ。
旅行とかしている人をみると、比較して悲しくなるかイライラしてくる。
さらにやる気が失せて、自宅でゴロゴロ、で嫌なこと・・・の悪循環にはまっていませんか?

考えてもダメなんです。
「なんでこうなったんだろう」とか「何やってもダメだ」とか「人生の意味」とか、もう考えるのやめましょ。
こんな時考えても気分が落ち込むだけ。
エネルギーがどんどん失われていきます。
どうしても考えたい人は元気な時に考えましょう。

こういう時は何か活動をした方が良いです。
何でも良いので。
よくある散歩とかジムにいくとかでも良いですし、こちらの記事に書いたみたいに幸せを感じやすいと言われている行動でもよいかもしれません。
心が満たされない人は、お金で幸せを買おう

テレビや読書でも良いのですが、意外と難易度が高め。
「集中できない」ってなりがちなので。
手足を動かしたり、五感を刺激するような活動の方がやりやすいかと。

外に出られない時でも「布団から出てコーヒーを飲む」レベルの行動でもよいのでしてみましょう。
すっごく動くか、動かないかの白黒にならないようにしてくださいね。

やる気は待っていても出てこない

ここまで読んで「やる気がないから動けない」と考えませんでした?
ここがポイント。
やる気が出るから動けるようになるのではありません。
やる気は動くから出てくるのです。

動くときは気分で決めずに、前日までに予定を決めておいた方が行動する確率が上がりやすいと言われています。
悩んでいる時はその日の気分で何やるか決めようとすると、まずやらないので。

実際にうつ病の人の治療で、少しずつやる気がなくても動いてもらうことで、うつ病が改善していく方法があります。
認知行動療法のやり方の一つ。

ずっと悩んでいることは、考えても解決しないことがほとんど。
解決しないことを解決しようとするから、うつや不安に囚われるのです。
悩むのやめて、まず何かしてみませんか?

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