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強迫性障害の認知行動療法を受けるには?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害に最も有効な治療法は認知行動療法です。
最後までやってもらえれば6割~9割が改善していくと言われています。
仮に多少症状は残っていても日常生活に支障のないレベルまではいきます。

強迫性障害は昔治らないって言われていました。
今でも医療機関で「強迫は治らないから、不安なことを避けて、付き合っていくしかないよ」って言われることもあるみたいです。
実際はそんなことはありません。
認知行動療法が出てきたことにより、改善していく病気の代表格と言われるようになってきました。
もちろん簡単に治るって意味ではないですよ。

しかし、認知行動療法は多くの方が受けたことがありません。
その理由の一つ。
医療機関ですすめられると思っていませんか?
「必要があれば認知行動療法とか、薬以外の方法をすすめてくれるだろう」って考えがち。
普通はそう思いますけどね。
おそらく9割方すすめられることはないです。
日本ではほとんどが薬物療法のみの治療ですから。
また認知行動療法を専門にしている人は少ないです。
一般の方は精神科医や臨床心理士であれば認知行動療法をわかっているだろうと思っている人が多いでしょう。
少数しかいないんです。
このため積極的にすすめられることは稀です。

ですから自分で認知行動療法をやれるところを探さないといけないのです。
認知行動療法は苦痛を伴ったり、練習しなくてはいけないデメリットがあります。
一方で、改善率が高く、再発率が低いというメリットがあります。
「自分の力で何とかしたい」って意欲のある人にはうってつけの方法です。
強迫性障害の人でこれから治療していく人、薬以外の方法を探している人はネットなどで情報を集めて認知行動療法の専門家を探してみましょう。

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