「 2015年01月10日 」一覧

パニック障害のためのCT・MRIを克服するポイント

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニックの人がCT・MRIを克服するにはコツがいる
CTやMRIが怖くて、検査が受けられない。
パニック障害の人が多いでしょう。

あの狭い場所でパニックになったらどうしよう・・・。
そんな風に考えてCTやMRIを回避します。

避けていても通常は生活に困らないかもしれませんが、本当に検査が必要な時に困ります。
克服しておいた方がよいです。

パニック障害の人がCTやMRIを克服するポイントについて抑えておきましょう。

CTはどのあたりが怖いと感じるのか?
先日、私もCTをとりました。
レントゲンと一緒にとれるみたいです。

「特に狭いところが怖いとかないですか?」と聞かれました。
怖くないことを告げると、身体を固定して検査が開始です。
しばらく経って思ったこと。
・・・いつ終わるんだ?
何も説明がなかったので不安に。
どれくらいかかるか事前に説明してくれるといいのに。

ここまで読んで、パニックの人は怖くなったでしょう。
まず狭いところで体を固定されることが不安ですよね。
動けないことでパニックになることへの恐れが強まります。

それと病院によって違うと思いますが、私はどれくらいで検査が終わるか知らされませんでした。
どれくらいで終わるか予想がつかないところも不安要素でしょう。

どのようにして克服していけばよいのか?
CTやMRIは克服しようにも、普段練習できません。
基本的にはぶっつけ本番です。

しかし、パニック障害の人でCTが怖い人は日常生活でも怖いところがあるハズです。
電車とか車とか人ごみとか狭くて暗い場所とか。
そこを挑戦していき、ある程度自信がついてきたら挑戦すると良いでしょう。

それと「ドキドキ・息苦しさがあっても大丈夫」を目指すことが必要です。
パニック発作が起こってはいけないと考えているうちは、いつまでたっても克服できません。
「パニック発作が起こらないようにする」のではなく「起こってもやり過ごせるようになる」ことがポイントです。
これができるようになるには、専門家の元でないとちょっと難しいかも。

CTやMRIの本番はやり通しましょう。
途中で逃げ出すともっと怖くなります。

きちんと練習し、勇気をだして挑戦すればだいたい検査は受けられるようになります。
やれるところから挑戦していきましょう。

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