新年の抱負を実現する6つのステップ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

あけましておめでとうございます。

新年の抱負は考えていますか?
今年何かかなえたいものがあれば抱負を考えましょう。

ただ毎年考えるものの、ついついサボって実行しないってなっていませんか?
そんな人のために心理学的データに基づいた、抱負を実現する可能性を高めるための6つのステップについてご紹介。

新年の抱負を実現する6つのステップ

①「○○しない」ではなく、「○○する」を目標にする
「○○をしない」と考えるともっとしたくなるのもの。
気にしないようにしようと思うともっと気になります。
「○○をしない代わりに○○をする」にしましょう。
何をやればよいか明確になり、変化を起こしやすくなります。
例:休日にダラダラしないようにする→今年は運動してマラソンに出場する

②小さいステップにわける
大きな目標を立てた場合、実現しようと思うと途方に暮れて結局やらないとなりがち。
この場合は小さいステップにわけましょう。
一番最初のステップは9割の確率で出来そうなものを選びましょう
例:フルマラソンに出場する→週に2回、走る

③小さく分けたステップを具体的に考える
小さいステップを考えたら、それを具体的にした方がよいです。
具体的に考えた方が実行する確率が高くなるという心理学のデータがあります。
例:土曜と日曜の9時から○○公園の周りを1周走る

いつ、どこで、誰と、どれくらい、と具体的に考えましょう。

④誰かに宣言・公表する
やることを具体的に考えたら、それを他人に宣言しましょう。
これも実行する確率を高くするデータがあります。

目標を書いた紙を目につくところに貼っておき、自分にも他人にも見せるようにする
ブログやツイッター、フェイスブックにやることを書き込む

他人の目を気にする人には効果テキメンかも!?

⑤サボってしまいそうな時の対処法を考える
いくら目標を立ててもサボりそうになることがあります。
そんな時のために対処法を考えるとよいでしょう。
駄目だった時に何をすればよいか?について考えることも実現する可能性を高めるデータがあります。
例:サボりそうになったら、家族に話して後押ししてもらう

⑥その日の気分で実行するかどうかを決めない
気分で決めると「やらない」となります。
調子が悪いから、天気が悪いから、最近仕事で疲れているから。
いくらでもやらない言い訳が浮かびます。
これを防ぐために前日にはやることを決めておき、気分ではなく計画どおりにやるようにしましょう。

これらのステップは特に有効な人がいます。
それは自分がついつい誘惑に負ける方であると自覚・認めているしている人。
変に自信がある人は、逆に失敗しやすいみたいです。
自信がない、マイナス思考の人の方が実現しやすくなるかも!?

ボチボチ心が穏やかになれるよう、一歩ずつ進んでいきましょう。
今年もよろしくお願いします。

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