「 2014年12月 」一覧

ものを捨てられない-収集癖の治療法とは?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

あなたは掃除をしていて、使っていないものをバッサリ捨てられます?
「いつか必要になるのでは」と考え捨てられない。ごみ屋敷のようになっている。
そんな人は強迫性障害かもしれません。

収集癖や溜め込み強迫などと言われています。
たとえば自宅にある雑誌を
「いつか読むのでは」
「2度と読むことができない」
「重要なことが書いてあるかもしれない」

と考え捨てられません。

もちろん雑誌に限らず、さまざまなものに対して
「2度と出会えない」
と思うと捨てられなくなります。

持ち帰ったものをデータに残す人が多く、カメラやパソコンのデータを削除できない。
道においているゴミみたいなものも気になって持ち帰る。
いらない書類、おもちゃ、壊れた物、なんでもとっておきます。
そうしているうちに家中が物であふれかえって、人によっては足の踏み場がないくらいまでなります。

コレクターとの違いは強迫の人は好きで集めているわけではないこと、生活に支障があることです。

収集癖の治療の中心は「自分」で捨てる練習をすること。
誰かが部屋を片付けても無意味です。
また集めだすだけ。

捨てやすいものからで良いので捨てていきましょう。
捨てようとすると「捨てたら2度と会えなくなって後悔するかも」って考えてしまうかもしれません。
「あとで買えば大丈夫」なんて思ってはいけません。
惜しみながら捨てましょう。
周囲の人も「大丈夫だから」なんて安心させてはいけません。
「こりゃ、貴重だ!」なんて言ってあげましょう。

すご~く、嫌な感覚になってくると思います。
そこでがんばって捨てていくと、嫌な感覚に慣れてきます。
そうすると今まで気になっていたものが気にならなくなります。

12月で大掃除する人は良い練習の機会になりますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


批判されたらどう考えれば良いか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

愛の反対は憎しみではなく無関心です
マザーテレサ

ちょっと前のブログでも書きましたが、怒っている人が嫌なのは反論されることでなく流されること。
批判、反論すらされなくなると存在すら否定されたようになるかもしれません。

このブログも批判されることもあります。
治療的に根拠がない、悪影響なこともあるってことがある治療法を書いている記事は特に。
科学的根拠のないことは本当ですが、やはりそういうことをやっている人にとっては指摘されると気になるもの。

その度に私は思います。

「そんなに私のことが気になるのね」
「私の意見に関心があってたまらないのね」

かわいいものです。

き~!っとイライラしたり、にくたらしい~!って感じているときは気になっていること。
おかげでアクセス数も伸びます。

批判っていうのはその人の価値観が見えます。
「自分の意見をきいてくれ~」って。
無視ができないくらい気になっているわけです。

私は自分の意見に誰も耳を傾けてくれないことが一番つらいのです。

そう思うと批判された時の感じ方がちょっと変わっていません?

ちなみに批判されたときは無視することが多いです。
反論するほど愛がありませんので・・・。

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逃げられない場所が苦手!パニックになったら気をつけること

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人で混んでいる場所、逃げられない場所が怖いって人はクリスマスや正月などのイベントは大変です。
混んでいるとこばかりですからね。
逆にいえば治すチャンスでもあります。

今回は混んでいる場所に行った時どうすればよいのか?どんなことに気をつければよいのか?について。

先日、一度見てみたかったプロジェクションマッピングを見てきました。
たまたま抽選であたったため見られました。
私がやるとあたらないでいつも抽選は他人にやってもらいます。

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日曜日であったこともあり、ものすごい人です。
座って見られる席にすわると、もう終わるまで出られません。

パニックの人は怖くありません?
人ごみ、ドキドキ、締め付けられる感じ、息苦しさ、逃げたくても逃げられない状況。
恐怖から逃げることばかり考えてしまう。
せっかくのプロジェクションマッピングに集中できません。

このような時は下手に不安を下げようとしてはいけません。
不安を下げることばかり考えると、体の嫌な感覚に注意が向きやすくなります。
そうするともっと不安は強くなるのです。

どうすればよいか?
体の嫌な感覚はとりあえずほっときましょう。
気が狂うことも、おかしくなることも、死ぬことも、コントロールできなくなることもありません。
そうしていくうちに嫌な感覚に慣れてきます。
何回か練習は必要ですが。

そして今起こっていることに注意を向けていきましょう。
プロジェクションマッピングなら、どんな映像なのか、どんな音がするのか、空気の冷たさ・暖かさは、などに細かく注意を向けていきます。よ~く、こまか~く、見たり、聞いたり、感じたりしてみてください。
嫌な感覚から気をそらすことが目的ではありません。
嫌な感覚がありながらも、ほかの感覚を感じとろうとすることが大事。
だから100%集中しなくても大丈夫だとしてみましょう。

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対人恐怖症の人が飲み会で注意するポイントとは?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

対人恐怖症や社交不安障害の人が忘年会で気をつけたいことがあります。
飲み会シーズンで不安になっている人もいますよね。
タイプ別に気をつけてほしい点を挙げてみます。

赤面恐怖症の人、自分の表情や仕草が不快さを与える・自分のことを変に思っていると不安な人。
顔が赤くなるのが不安なので、とりあえず酒飲んで赤くなっちゃえ~!となりがち。
あと店の照明が暗い場所を選ぶ、正面に誰かが座らないような席にすわるなどして表情をごまかす人も。
ごまかしているうちは良くなりません。
そのままの自分を見せてみたらどうなるのかを試してみる必要があります。

・震えが怖い人
お酒を誰かに注ぐ時に震えを気にしがちです。
震えを止めようとしても無駄。もっと震えます。
酒でごまかしていると克服ができません。
思いきって震えながらお酌してみるととっても良くなる可能性があります。

・会話が不安な人
「自分のことをつまんない奴だと思っているに違いない」と思って無理に話そうと思うとドツボにはまります。
日常会話の9割をどーでも良いことです。
「次に何話そう」なんて考えながら話していると逆に会話に集中できません。
無理に面白い話をしようなんて思わなくてよいです。

3つのタイプには共通していることがあります。
人目が気になっているけれど、自分は人を見ていないってこと。
不安で注意が頭の中にいったり視線が下を向いたりしていますから。
そうするとどんどん自分の不安や妄想が広がってきます。
「他人はこんな風に思っているに違いない」って。

注意の方向が頭や緊張ではなく、人を見るなど外にいくと不安を受け流せるようになってきます。

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忘年会で過食症を悪化させないコツ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過食症の人は忘年会が苦手な人が多いです。
いつも避けている食べものが宴会に出ます。
全く食べないわけにもいかないし、食べ過ぎるのを見られるも嫌。

忘年会があったときの過食の悪化を防ぐためのコツについてあげてみます。

・大皿の場合はたくさん皿に入れず、一度食べたらお皿は手放す
どれくらい食べたかわからなくなり、「もういいや」と投げやりになって帰宅してから嘔吐パターンになりやすいです。
ゆっくり目に食べて食べすぎを防ぎましょう。

・時々席を離れる
食べたい衝動がとまらないなぁ、って思ったときはただ我慢するのではなく席を立つと気分転換できるかも。
トイレに行ったり、別の席の人のところに行ってみましょう。

・お酒は飲みすぎない
お酒を飲むと食欲が増すのと、勢いで食べやすくなります。
食べるだけなら良いのですが、帰宅してから後悔して過食嘔吐になりやしです。
飲酒はほどほどに。

・帰宅後に嘔吐はしない
普段食べていないものを食べるので嘔吐したくなります。
難しいかもしれませんが、過食嘔吐しないよう我慢しましょう。
しかし、我慢は難しいので食べられない環境を作ることのほうがやりやすいです。
例えば帰りにコンビに寄らないような道を通る、自宅に食べ物を置かないようにするなど過食ができない工夫をしましょう。
帰宅したらすぐに歯をみがく、寝るなどしてもよいかも。

・翌日に絶食しない
食べ過ぎたから翌日は何も食べないとすると、過食がひどくなりやすいのです。
食事リズムが狂い、空腹と過食嘔吐を繰り返すようになります。
できるだけ翌日も普通の食事にしましょう。

忘年会・正月と過食症の人にとっては難しい季節ですが、工夫しながら乗り切っていきましょう。

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