自分が醜いと思ってしまう それは心の病気かも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

自分の容姿が異常に気になる。
目、鼻、口、髪型・・・自分は醜いって思ってしまう。
人から「大丈夫だよ」って言われてもやっぱり醜い。
整形行こうかなって考えている。

そんな人は「身体醜形障害(醜形恐怖)」かもしれません。
心の病気の一種です。

自分は醜い。
だから人前に出るときは下を向いたり、マスクをしたり、帽子をかぶったり。
だんだん学校や会社に行けなくなり引きこもりがちになります。
引きこもっても解決しないため、うつっぽくなる人も多いのです。

よくやってしまうこととして以下のことがあります。
・鏡を何度もみる
・人に「醜いかな」「大丈夫かな」と確認する
・心の中で他人の容姿とずっと比較している
・何度も整形をしたがる

特に整形は問題です。
「整形すればこの悩みから解放されるだろう」と考えがち。
しかし、この病気の場合、整形してもよくなることはありません。
それどころか何度も整形を繰り返し、実際に崩れていく人もいます。

身体醜形障害も認知行動療法が有効といわれています。
・考え方のクセを検討する練習
・これまで不安でやっていたもの(整形、マスクをつける)をやめる練習
・不安に向き合う練習
こんな練習をしていくと、徐々に改善していきます。

思い当たる方は早めに治療していきましょう。

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