「 2014年10月22日 」一覧

パニック障害で動悸や息苦しさが不安で運動しないは逆効果

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

スポーツの秋ですね。
私は学生時代はずっと体育会系でした。
当時も今もそのように見られませんが・・・。
まぁ、見た目も性格も体育会系っぽくないですからねぇ。

さて、パニック障害の人は運動を避ける傾向があるといわれています。
動悸、息切れが怖くて体を大事にしすぎるから。
パニックになりそうな体の感覚を恐れているのです。

動こうとした時に
「今日は動悸がするからやらない」
「今日は体調がすぐれないからやらない」
って人は要注意。
風邪などの体調不良ではなく、発作をおそれているから動かないって決めていませんか?

動悸や息苦しさを怖がっていると、体に注意が向きやすくなります。
「この感覚はあの時のパニックでは・・・?」と考えます。
不安になるのでできるだけ症状が起こらないように運動を避けます。
そうすると「動悸が起こっていないか」をチェックして、さらに体に注意を向けるようになり悪循環になります。

だからパニックの人は体調をあまり気にしすぎてはいけません。
多少不安でも動悸や息苦しさがある活動をしていきましょう。
動悸などの症状があっても平気になってきます。
そういう意味で運動することをおすすめします。

体を大事にして動きが少なくなるとパニックは良くならないですよ。

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