悩みの原因を探して考えこんでいませんか?実は無駄かも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

考えてもほとんど意味がない「考え」があります。

「なぜこうなってしまったのだろう」と考えること。

ついつい考えちゃいません?
「なぜ」を投げてかけても、原因がわかることはありません。
わかった!と思ったら多分勘違いです。

心の病気は全部原因が不明なんです。
ホントに。

「脳の病気っていわれたけど・・・」
これはあくまでも仮説です。

「親との関係がって書いている本があるけど・・・」
両親との関係が云々という理論は全く根拠がないのです。
結構知らない人が多いようです。

だから原因を考えても意味がありません。
むしろ解決しない問題を考えている時間が長くなり、もっと悩むようになるかもしれません。

それよりも「どうしたら改善するのか?」と「どうしらたらよいか?」という質問を投げかけるようにしましょう。
具体的に何をどうしていったらよいかを考え、実行に移しましょう。

原因探しをしなくても、心の病気が良くなっていくことがわかっていますから。

「なぜ」よりも「どうしたらよいか」を覚えておきましょう。

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