夏休みの宿題をギリギリまでやらないタイプの対処法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

夏休みの宿題は8月31日にやるってタイプでした?
そんな人はついつい「明日から宿題やろう」と思いがちです。
しかし、明日に宿題をやらない→「明日やろう」と考える→やらない、を繰り返し先延ばしにしてしまうのです。

先延ばししてしまうタイプの人はどのようにすればよいのでしょうか。
今回は先延ばしをしないコツについて書いてみました。

①明日やることを具体的に計画を立てる
「明日何をやるか決めよう」とするとだいたいやりません。
やることは決めておきましょう。
心理学の実験では具体的に決めておくと実行する確率が上がると出ています。

②目標設定を現実可能なものにする
宿題を全部明日のうちに!などとすると、まず挫折します。高い目標を立ててはいけません。
90%くらいの確率でできそうな目標設定にしましょう。

③何が実行する上で妨害となるか対策を考える
自分がどんな時に宿題をやらない誘惑に負けやすいか予想しましょう。
予想したらどんな対策ができるか具体的に考えましょう。
これまた心理学の実験でうまくいかない時の予想をして対策を考えておくと実行する確率があがる結果となっています。

④その日の気分で実行するかどうかを決めない
当日で気分でどうするかを決めると「気分が乗らなかったから」「体調が・・・」「天候が・・・」とやらない言い訳を作ってしまいます。
気分に関係なく前日決めたことをやっていきましょう。

まぁ、以上のようなことをしてもやるとは限りません。
ついでにいうと「人に自分がやろうとしていることを話す」をすると効果的です。
多少プレッシャーになりますからね。

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