「 2014年06月 」一覧

「不吉なことが起こる」と不安な人へ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「4」、「9」の数字が苦手ではありませんか?
頭に思い浮かぶと、別の数字を思い浮かべて打ち消そうとしていません?

日本人なら気になる人も多いと思いますが、日常生活に支障をきたすところまでいくと強迫性障害の「縁起強迫」となります。
縁起強迫は「神様」から罰を受けるような感覚なので、恐怖感が強いと言われています。

良くある不吉だなぁと思うきっかけ
・4、9などの数字
・どちらの足から踏み出すか
・神社でお参りした時
・自分がなりたくない人を思い浮かべた時
・事故や事件などが思い浮かんだ時
・時計を見た時

不吉なことを思い浮かんだ時にやってしまう強迫行為
・その時の行動をやり直す
・打ち消す言葉を唱える
・「良い言葉」「良い数字」を思い浮かべる、見直す
・手を洗うなど
・特定の回数を実行する

いわば不吉な考えが「汚れ」みたいなもので、それを「きれいにする」ために強迫行為をしてしまうのです。

治療の方法は「不吉だなと思うことをあえて行い、強迫行為はしない」ことです。
例:
・4と9の数字を書き、生活のいたるところに張り付ける
・神社にいって思いたくないことを思い浮かべる
・苦手なタイミングで動き始める
・わざと苦手なニュースをみる

やっていくと少しずつ不安に慣れていきます。
自分が恐れていることにきちんと直面していくことがコツです。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


意志が弱いって思った時にはどうすれば強くなれるのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

失敗した時「自分を責めないで」という情緒的な言葉かけ。
実はものすごく合理的な言葉なんです。

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不安に対しての練習、勉強、運動。
やろうって目標を立ててもいろんな誘惑に負けて失敗してしまうこともあるもの。

こんな時に
「どうして自分はできないんだ」
「なんて意志が弱いんだ」
と自分に批判的になると、逆効果になるんです。

「どうせやっても無駄」
「もうどうにでもなっていいや」
って、投げやりやすいから。

他人の失敗に対しても同じなんです。
失敗した時に自分からも他人からも攻められたら、そりゃ「もう、どうにでもなれ」「どうせ自分は変わらないんだ」って気分になりますからね。

こんな時に有効な方法は「自分を慰めること」。
「失敗することもあるよね」
「完璧な人間はいないし」
「あまり自分を責めないようにしよう」
って感じ自分に言い聞かせたり、他人に言ったりするのです。

「そんな甘いことしたら反省しないでもっと失敗するのでは」と思いません?

ところが心理学の実験では自分を責めるよりも慰めた場合の方が、その後に目標に向けて動きやすい結果が出ています。

その理由は慰めた方が失敗を受け入れやすいからと言われています。
失敗を受け入れると、経験として活かそうって気にもなるし、他人のアドバイスも聞きやすくなるものです。
だから自分を責めることより、慰めた方が気分も良くなる上に改善もしていくので合理的ですよね。

自分に対しても他人に対しても失敗に寛容になることが、意志を強く持ち続ける(持ち続けてもらう)コツかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


パニックになって気が狂ってしまうと思った時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック発作ってほっといたらどうなると思います?

「死んでしまうのではないか」
「狂ってしまうのではないか」
「自分をコントロールできなくなるのではないか」

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こんな風に思いがちですが、まずこのようになることはありません。

パニック発作は不快ですが、危険なものではないのです。
本来危険でないものに対して「これは危ない!」って誤解してしまいます。
仮に何にもしなくても発作はおさまりますし。
薬を飲まなくても、口に袋をあてなくても。
時間はかかりますけどね。
避けたり、防御しようとすると不安が強くなり、誤解も大きくなるのです。

ただそんなこといっても不安なものは不安です。
頭で理解するよりも実際にどうにもならないことを経験していくと自信がつきます。

「習うより慣れろ」がコツです。

そうすると、パニックを恐れず、自由な生活ができるようになりますよ。

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睡眠とお肌の関係

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

お肌のゴールデンタイムって実は根拠がなかったって知ってました?
22時から2時の間、成長ホルモンが出てるからその時間寝ると肌に良いといったやつ。
女性の方で信じていた人もいるのでは?

その時間帯に成長ホルモンが出るのではなく、眠りはじめの最初の方の深い睡眠の時に成長ホルモンが出ると言われています。

だから無理に22時に寝る必要はないのです。

眠れないのに早く寝ようとすると、寝つきが悪くなります。
寝つきが悪い人はベッドに行く時間は早くしすぎないようにした方が良いのです。

もちろん、夜更かしや睡眠不足・乱れた生活はお肌に良くありませんのでご注意を。

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似たようなものでコラーゲンを口から入れても、塗ってもお肌に関係ないって知っていました?
よかったこちらの記事も参考に
コラーゲンと思い込み
http://www.heartcompany.co.jp/urawasinri2011/12/21/post-0/

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幼少時のことが症状の原因と思ったら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気を治すのに、幼少時のことを掘り返す必要はありません。
そんなことをしなくても改善していくことが科学的に実証されています。

これを言うと「え!そうなんですか?」

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って驚く人もいます。
いろんな情報があるので、正確なことかわからない人が多いのでしょう。

「心の病気は両親との関係が根っこにあるからそれを解消しないと治らない」
ということは絶対ありません。

だから私のカウンセリングではそんなに過去のことは聞きません。
これから何をどうしたらよいかを話し合っていくことがほとんどです。
もちろん「これまでどんな経緯で悪化してきたのか」「どんな生活を送ってきたのか」など症状を理解・改善するのに必要な情報はうかがいますけど。

別に過去の出来事が全く影響ないとは言いませんよ。
しかし、原因は一つではないし、幼少時のことを振り返っても誰かのせいにしてしまうことになりかねません。
下手をすると「両親にあやまってもらわないと、私の病気は治らない」って誤解をしてしまい、ずっと悩むことになります。

過去にしばられているうちはなかなか前に進みません。
「今」、「これから」を変化・充実させることで、過去へのとらわれが減り元気になります。

つまり、過去を振り返ることで「今」が変わってくるのではなく、「今」が変化することで過去への捉えかたも変わってくるのです。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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