心理学的に効果的なバレンタインチョコ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日知人のところに営業の女性が来てバレンタインデーということでその事業所全員にチョコをプレゼントしたそうです。

営業の方がチョコを配るというのはよくありますよね。

返報性の原理といって人は何かあげたりしてもらったりすると、恩義を感じて何かを返したくなるという原理が働きます。

何かをしてもらいたいと思えば、まず自分が与えるというやつです。

意図的かどうかは別として営業・販売のテクニックとしてよく使われます(試食・無料サンプルとか)。

しかしこの営業の女性はちょっとひと手間かかってました。

「〇〇さん。いつもありがとうございます。〇〇(営業の方の名前)」
と手書きで一人ひとりに書いてある。

しかも一人ひとり違う絵も。

これは心理学的によくできたプレゼントです。

何かを人に頼むときに手書きでメモや手紙を添えるとお願いを聞いてもらいやすくなる、という心理学的な効果があります。

手間暇かけた印象になるんですね。

実験で効果が確かめられています

名前や絵を一人ひとりに書いていてさらに効果的でしょう。

心理学的になかなかよくできた営業さんのプレゼントだと感心しました。

普通にプレゼントする場合は営業とは違い、意図をもってやるのは抵抗がある人もいるかもしれません。

しかし、相手には喜ばれる可能性が高まります。

こういう人に喜ばれる心理テクニックはどんどん使いましょう。

今年のバレンタインデーのチョコはひと手間かけてみてはいかがでしょうか。

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