吐いてもやせない理由

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過食をして嘔吐している人って多いですよね。

嘔吐することで
「胃がからっぽ」
「カロリーを吸収しない」
って思うようです。

しかし、実際のところ嘔吐してもかなりの量が吸収されています(50~70%くらい?)。

これを結構知らない方が多い。

吐くとカロリーがチャラになるというイメージのようです。

嘔吐をしているとむくみやすい体になります。

嘔吐をやめた時水分を保とうする体になっているので、むくみやすくなり体重増加することがあります。

それを太ったと思いダイエットに走り、過食嘔吐を再開してしまいます。

過食の大きな原因の一つは食べることを我慢することです。

太ると思って食事を我慢する→食べ物をことばかり考える→過食をする→嘔吐→食べ物を我慢する・・・の悪循環。

この悪循環を断つにはまず規則正しい食生活が必要です。

最初は大変ですが、過食の頻度が減ってきます。

そうすると逆にカロリー摂取量は減ってくることが多いのです。

実際に過食嘔吐を長年していた人で体重の増減が激しかった人が、食べたいものを必要な分だけ食べることで、精神的に楽になり体重も安定することを見てきました。

規則正しい食生活をしていくと、少しずつですが自分の体重や体型をうけいれられるようになってきますよ。

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