「 2013年11月 」一覧

眠れない人がよくやってしまう間違いは

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

眠れないで悩んでいる人って多いですよね。

眠れない原因はいろいろありますが、心理的な要因としてよくあるのは

「眠ろうとすること」

寝よう、寝ようと考える。

そうすると眠れないことに意識が向きます。

「寝るためにはどうしたらいよいか」
を考えているとどんどん頭がさえてくるのです。

そうすると寝ようと寝ようと考えて・・・という悪循環。

眠れないのに「目を閉じているだけでも休んだことになるだろう」と思って、そのまま寝床にいるともっと眠れなくなるので注意がが必要です。

寝床=眠れない場所と意識がされちゃうのです。

眠れない翌日にソファで寝てしまうとさらに悪循環に。

ソファでは眠れるけれどベッドでは眠れない、となってしまいます。

眠れない時は寝ようとすること一旦中断しましょう。

余計なことを考えないことが一番です。

ベッドから出てできれば別の部屋に行くようにしてください。

読書や音楽をきくなどリラックスできることをしてすごしてください。

そして眠気がきたときに寝床にいくようにしてください。

眠れなければまたベッドから出る、を繰り返しましょう。

決してソファで寝たり、翌日昼寝してはいけません。

こういうことを繰り返していくうちに眠れるようになってきます。

すぐには結果が出ませんので、地道に取り組んでいきましょう。

なかなか眠れないなぁって方はこちらの記事もチェック
・ホットミルクを飲んでも眠れない
・眠れなかった翌日はどのようにすればよいのか
・眠れない時に時計を見てはいけない
・寝だめはウソ

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


連休後の一週間はとてつもなくつらい

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

3連休の人もいましたよね。

お仕事が嫌な人は連休後の勤務がとてつもなく長く感じませんか?

「これから一週間はじまるのかぁ」

って感じで。

あまり考えると心がズッシリと重くなるのであまり考えないようにしましょう。

考えるなといっても考えてしまいますけどね。

とりあえずは
「仕事のことは職場にいってから考える」
をこころがけてください。

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過去のとらわれから脱出する方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

何度かこのブログでも書いていますが、私はカウンセリングで過去のことを質問することは少ないです。

「過去の話をしなくていいんですか?」
と不安に思う患者さんもいるくらいです。

「過去を検討しなくても、良くなります」
とお話しています。

「今の症状は過去の親子関係やトラウマが原因で、その根っこにあるものが癒されなければ、表面的なことを治しても意味がない」
という理屈をどっかでみたことがあるからではないかと。

ネットや本でそのような理屈が書いてあるものが多いですから一般の方が思うのは仕方ありません。

そのような理屈には全く科学的根拠もないし、治療効果も認められていないので私はやりません。

むしろ治療効果が認められているのは「これから何をどうすればよいのか」に焦点を当てた方法です。

患者さんは「効果がある方法」を期待しているハズ。

少なくともまずは現時点で効果が認められている方法を提供していくのが当然だと思っています。

もちろん治療に大切な情報であれば過去の話を聞くことはありますけど。

何度も書いているように大切なのは過去よりも「今」。

傷ついた過去があった人もいるでしょう。

それは変えられません。

しかし、過去に対して「今」どのように感じるかは変えることはできるかもしれません。

癒えることはない傷も「これからは」はマシになってくるかもしれません。

それと
「いいことなんかないかも」
「ずっとこのままなのかな」
と思っている未来は変えられるかもしれません。

過去のことより
これから何をどうしたら幸せになれるのか?
ちょっとでも楽になっていけるのか?
を考えていきましょう。

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強迫性障害とすっきり感

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害は不安障害の分類にはいります。

「鍵がかかっていなくて泥棒がはいったらどうしよう」
「ばい菌がついて病気になったらどうしよう」

いろんな不安というか恐怖感があります。

しかし強迫の人のすべてがこのような恐怖感を抱いているとは限りません。

例えば

・左右対称でないと「なんとなく」気が済まない
・〇〇をしないと「なんとなく」すっきりしたい

など、何か明確な不安・恐怖があるというよりは「すっきり感」を求めているようなものもあります。

こういうケースについても行動療法は有効です。

日常生活に困るようであれば治療していきましょう。

こんな強迫症状もありますよ~という記事はこちら
・強迫性障害の種類について

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