思いこみは人を幸せにする

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うちのクリニック職員が飼っている猫です。

写真 (4)

よく見るとお腹のところがハートのマークになっているようです。

以前紹介した記事の飼い主さんです。

飼い主さんはハートとかミッキーとかそういうのが好きで、発見するとそういうのに囲まれているような気がして幸せな気分になるみたいです。
「幸せ発見。きっといいことが起こる」と思うそうです。

そういうのを感じ取る能力があるんだなぁ、というのが私の感想。

私は「まぁハートといえばそうかなぁ」程度で終わってしまいます。

いいことが起こる!とポジティブにはなれません。

ちょっと損した気分です。

よく「人は見たいものをみる」と言われています。

心理学的には認知バイアスなんていわれています。

自分のほしいブランドバッグがある人は、街中を歩いているとそのブランドバッグをもっている人を見つけやすくなるかもしれません。
そして「結構持っている人いるなぁ」と思うかもしれません。

「やせたい」と思っている人は、やせている人ばかり目がいって、「私と同世代はみんなスリムだ」と思ってしまうかもしれません。

自分が関心のある方に注意が向くわけです。

簡単に言えば「思いこみ」。

ただ思いこみのすべてが悪いわけではありません。

猫の飼い主さんのように幸せな思いこみもあるわけです。

そう考えると物事を客観的に見ることが人を幸せにするのでないんだなぁって思います。

結婚するとき
「この人となら幸せになれる」
「この人しかいない」
「永遠の愛を誓う」
とか。

まぁ色々意見はあると思いますが、思いこみでは?と思う人も多いのでは?

幸せな思いこみって大事なんで幸せな時は認知行動療法を受けて考え方のクセを見直そう!なんて思わない方がよいのかもしれません。

思いこみが強いなぁって人はこちらの記事の心理テストをやってみてください
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