「 2013年08月 」一覧

心の病気は休んでいても良くならないことが多い

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気になった時に
「ゆっくり休もう」
と良く言われます。

本当に良くなるの?って思ったことありません?

もちろん身体の疲れは休まないと治りません。

しかし心の疲れは身体を休めるような休み方をしてもとれるとは限らないのです。

悩んでいる時にただただゴロゴロしていると嫌なことばかりが浮かんでもっと疲れてきます。

こういう時はうつや不安があってもちょっと動いてみることが回復につながります。

「そんなやる気がでない」
と思うかもしれません。

やる気が出ない→動かない→うつや不安を考え続ける→不安定になる→やる気が出ない・・・の悪循環にはまります。

この悪循環から抜け出すためにはやっぱり動いていくことが必要です。

何をやればいいかは人によって違いますが
「これくらいなら試してみてもいいか」
「好きだったけど、やらなくなっていた〇〇を、もう一回やってみようか」
「とりあえず散歩にいってみようか」
「とりあえず植木に水でもやってみようか」
などなど、できそうなところから動いてみるといいと思います。

その時にうつや不安がおそってきてもできるだけやることがコツです。

特に強迫性障害やパニック障害、社交不安障害など不安を主としている人は休んでいるだけではあまり治りません。

休養が必要なことがありますが(特に急性期といわれる時期)、1~2ヶ月休んであまり変わらない時は、動いてみましょう。

でもよく「無理せずやすみなさい」と言われているし、本当にそれでうつや不安が良くなるの?って思った人はこちらの記事も参考にしてください。
・うつ病の認知行動療法のおすすめ本ー行動活性化ー
・うつ病と認知行動療法

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


埼玉でパニック障害の認知行動療法を実施

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

埼玉は今日も暑かった・・・。

パニック障害の人はこの暑さが怖い人と思う人がたくさんいます。

埼玉であればこの暑さのなかでパニックを克服しなくては大変です。

パニック障害の人はパニック発作を恐れます。

とても怖いですからね。

知っている人もいると思いますが、パニック発作は危険なものではありません。

ものすご~く不快ですけど。

心臓がバクバク、息苦しさが強くなると
「死んでしまうのでは?」
「おかしくなるのでは?」
と考えてしまいますよね。

しかし、死んでしまうことも、おかしくなることもありません。

薬を使用しなくてもいつかはおさまります。

パニック発作は不快なものですが、危険なものではないのです。

それでも
「理屈ではわかっていてもやっぱり怖い」
となりますよね。

そうなったら危険ではないことを体験してみることが必要です。

理屈であーでもない、こーでもないと考えても、納得はしないと思います。

やっぱり体験を通して「危険なものではない」ということを実感しなくてはいけません。

その体験に仕方を学ぶのが、認知行動療法の一つのやり方です。

発作が起こったときに、気をそらすのではなく、薬を飲むのではなく、避けるのではない方法を学ぶことによって、発作への恐怖感が少なくなっていきます。

夏はパニックの人が苦手な人が多い季節。

引きこもっていても治りません。

治して楽しい夏にしていきましょう。

・パニック障害から脱しましょう
・パニックなって外出を控えてはマズイ
・乗り物が苦手な人がやってはいけないこと

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失敗したら許してあげましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

運動を毎日する、不安なことに挑戦するなど嫌だなぁと思うことに挑戦して失敗した場合。

「こんなんじゃだめだ。なんて自分はダメなやつなんだ。もっとちゃんとやらなきゃだめじゃないか」
と自分に厳しくします?

それとも
「まぁ、仕方ないか。こういう時もあるさ」
と、失敗した自分を許してあげます?

どっちの方が「次はちゃんとやろう」と考え行動すると思いますか?

心理学の実験では失敗した自分を許した方がやる気を起こさせ、次にちゃんと行動する結果となっています。

自分に厳しくした方が良いように見えますが、確率論的には逆であるということ。

どうやら自分を許してあげた方が罪悪感が少ないので失敗したという事実を認めやすく、なぜ失敗したかを考えやすくなることにより、次の成功につながりやすい、ということらしいのです。

特に自分を責めたあとに
「自分は最低なやつだ」
とやけになってしまうタイプは自分を許すことでうまくいくみたいですね。

だから自分にも他人にも
「ダメなやつだ。反省しろ~」
と責めるのは逆効果になるということ。

反省するにもまずは他人にも自分にも受けれいれてもらってからがいいですよね。

思い当たるふしがある人も多いのでは?

ただし、許してばかりいてず~っと失敗している人は注意してくださいね。

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スマホ依存のテスト

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私は夏休み中の携帯電話へのメールがゼロ(迷惑メール以外)。

電話での会話もゼロ。

そもそもスマホをもっているのを忘れてしまう。

夏休み中に限りませんけどね。

よっぽどさみしい奴だと思われそうですが・・・。

用事があるときは会って話すのが好きなのです。

また夏休みはネットから離れた生活をするのもいいものです。

スマホを買ってもあまり使うことがない私ですが、世の中は「スマホ依存」が注目されていますよね。

どれほど自分がネットに依存しているか?の簡単なテストができるサイトがありますのでご紹介します。

ネット依存テストがあるサイトはこちら(久里浜医療センターのサイトにいきます)

私は当然のことながら全く問題ありませんでした。

みなさんはいかがでしたか?

ネットによって実際の対人関係が希薄になったり、生活リズムが崩れたりしていると問題です。

依存度が強い人は、夏休み中だけでもスマホをやめてみませんか?

だいたいの人は数日で慣れると思います。

あんまり年寄りくさいこと言いたくないところですが・・・ネットのつながりも大事ですが、リアルな人間関係のつながりを構築することの方が大事ですよ。

だからこのブログを見るのもほどほどに、となってしまいますが・・・。

そんな人は夏休みが終わってからまた見てください!

ネットを離れてみようかな・・・と思った人は離れる前にこちらの記事も参考にしてください
不安を克服するプチ練習
メールはすれ違いやすい

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お盆の営業日程

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

毎年のことながらお盆時期の営業日時のお知らせです。

お盆は通常通り営業しています。

毎年お盆時期に休みはありません。

カウンセリングも医師の診察もやっています。

いつも土曜日の予約がいっぱいなので、お盆時期が休みだからカウンセリングを受けたい!という方は来てみてください。

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カウンセラーは悩まないのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

こういう仕事をしていると
「カウンセラーの人って悩まないんですよね」
「悩んだとしても解決策がすぐわかるんですよね」
と言われることがあります。

大きな誤解です。

悩みますよ。

どう解決して良いかわからないことだって多々ありますよ。

人間悩みからは逃れられないものです。

がんばったって報われるとは限らない。

何もかもうまくいかない!って思うこともある。

これはカウンセラーだろうがみんな同じ。

心理学のスキルを身に着けていたとしても。

ただ心理学のスキルは悩んだ時に抜け出すためのヒントはくれます。

実行しなきゃいけないので楽なヒントではないことが多いような気がするのですが・・・。

だから「悩まない」を目指すのではなく
「悩んでもなんとかなる」
を目指していくことをおすすめします。

悩んでばかりの人はこちらの記事を参考にしても・・・悩みますけど参考にしてみてくさい
なにもかもうまくいかないと思った時
考えるな!感じろ!
悩み続ける時は

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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