いつまでも悩みっぱなしの人の特徴

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

あーでもない、こーでもない、と考えている時。

私も良く考えますよ。

そんなに悩みってなくなりませんからねぇ。

「これで悩まない」「これでストレスがたまらない」なんて本ってたくさんありますけど、そんなことってありえません。
本のタイトル騙されないようにしましょう。
そこにあなたの求める答えはありません。

悩んでいる時はそういうのにすがりたくなるのもまた人間なのですが。

私たちができることの一つは少しでも役に立つ考え方にもっていくことです。

悩んでいる時ほどほとんど何も役にたっていないことが多くありませんか?

考えても役に立たない時の特徴は・・・

・考えていることが抽象的
「自分は何をやってもダメ」「今後どうなるんだろう」など。

・「なぜ」を考える
原因をさぐってもせいぜい自分か他人を責めるだけ。
「原因がわかったら悩みが解決する」という考え方は心の問題では全く役に立たないところか、考える時間をいたずらに増やすだけ。

・行動より考え込むことを優先
考え込むこと優先している時は、現実に直面することを回避していることが多いもの。
何も決められず結論は先送りになり考える時間がさらに増えます。

ただし、考えることのすべてが悪いわけではありません。

考えることが役にたっている時の特徴は・・・

・考えていることが具体的
「具体的に何が問題なのか」「現在何がおこっているのか」など。

・「どうやったらいいか」を考える
「具体的に何をやるか」など

・考え込むより行動優先
いくら考えても行動に移してからでないと結果はわかりませんからね。

上記の特徴を頭にいれておき、役に立たない考え方に気づいたら早めに役に立つ考え方・行動にもっていきましょう。

考え込んでしまうクセのある人はこちらの記事も参考にしてください
・失敗して落ち込んでいる人へ
・考えるな!感じろ!
・悩み続ける時は

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