「 2013年08月06日 」一覧

失敗したら許してあげましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

運動を毎日する、不安なことに挑戦するなど嫌だなぁと思うことに挑戦して失敗した場合。

「こんなんじゃだめだ。なんて自分はダメなやつなんだ。もっとちゃんとやらなきゃだめじゃないか」
と自分に厳しくします?

それとも
「まぁ、仕方ないか。こういう時もあるさ」
と、失敗した自分を許してあげます?

どっちの方が「次はちゃんとやろう」と考え行動すると思いますか?

心理学の実験では失敗した自分を許した方がやる気を起こさせ、次にちゃんと行動する結果となっています。

自分に厳しくした方が良いように見えますが、確率論的には逆であるということ。

どうやら自分を許してあげた方が罪悪感が少ないので失敗したという事実を認めやすく、なぜ失敗したかを考えやすくなることにより、次の成功につながりやすい、ということらしいのです。

特に自分を責めたあとに
「自分は最低なやつだ」
とやけになってしまうタイプは自分を許すことでうまくいくみたいですね。

だから自分にも他人にも
「ダメなやつだ。反省しろ~」
と責めるのは逆効果になるということ。

反省するにもまずは他人にも自分にも受けれいれてもらってからがいいですよね。

思い当たるふしがある人も多いのでは?

ただし、許してばかりいてず~っと失敗している人は注意してくださいね。

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