心配で眠れない場合の対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

世の中3連休でしたね。

土曜日にあまり休むことがない私は2連休でも連休があるとちょっとうれしい。

患者さんには禁止している夜更かしをついついしてしまいます。

今日、親戚のところに行った時に一つ質問されました。

「連休の後仕事に行きたくないとか、明日やらなきゃいけないことが心配になり眠れない時どうすればよいか?」

似た経験の人は多いと思うので簡単な対処を書いてみようかと。

まず大切なことは
・寝床で明日やることを検討しないこと

寝床=考える場所、にしてしまうと不眠のもとになります。

どうしても考えたいときは、夕方までに検討事項を済ましてどうするかを紙にでも書いておき、思い出しても取り組まないようにしましょう。

何度も思い出されますが、何度も取り組まないようにします。

場合によってはリラクゼーションを組み合わせてもいいでしょう。

では、仕事が嫌いでつらい人はどうしたらよいか?

仕事がなぜ嫌いかにもよりますが「仕事内容が合わない」「人間関係が・・・」という場合、いくら精神科で薬をもらって飲んでもやる気は出ません。

効いたと思っていても、根本的には何も変わっていないハズです。

仕事に対する考え方を変えていったり環境調整など地道な努力が必要になるでしょう。

そうすることで連休後の仕事のやる気のなさはなくなりませんが、不快な時間は幾分減らすことはできるかもしれません。

まぁ、全般的に言えることは不安への対処と同様で
「明日のことは明日考える」
です。

心配事を5分悩んで結論が出ない時は、そのまま考えても解決することはあまりありません。

心配事を解消しようとする解決努力が不安を強くさせます。

解決努力をしないことが、不快さはあるものの心配事を最小限に抑える結果となるのです。

結論:
心配事が浮かんで来たら
「明日にしよう」
にしてみては?

「もっと良い方法ないの?」って声が聞こえてきそうですが・・・良い方法は明日考えましょうよ。

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