冷静な判断をするには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今回はどんな時に冷静は判断、よいパフォーマンスができるのかということについて。

とある心理学の実験。

7つの数字を見せ覚えてもらうように指示されて、
覚えている時に
・カロリーの高そうなケーキ
・あっさり味のフルーツサラダ
のどちらかを好きな方を選択したもらうと、ケーキの方を選ぶ確率が高くなるそうです。

他にも似たような実験があって、何か我慢させた後に作業をしてもらうと、セルフコントロールができなくなってしまう傾向になる、という結果がでてします。

いろいろ考えて頭の中が忙しい状態の時や無理をしている時なんかは、より直観的・衝動的・表面的な判断をしやすいといわれています。

仕事を忙しくやっている時についついカロリーの高いものを食べやすい、
ダイエットをしていると不機嫌になりやすい、
不安なことを考えている時はは凡ミスをしやすい、
というものが代表例。

睡眠不足の時やアルコールが入っている時と似たようなものです。

論理的・冷静な判断をしたい、と思った時は何か我慢している時や頭の中でグルグル考えている時ではなく、ある程度満たされている状態にしてからにすると良い、ということになるのかもしれません。

色々考えることが多すぎて疲れている時は、きちんと休憩をとってから判断をするとか。

夜に色々考えやすい人は、夜に判断しないで寝て翌日になってから判断するとか。

当たり前といえば当たり前のことですが、重要なことです。

実践できそうなことがあればやってみてください。

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